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中堅企業を投資対象とする世界最大規模のプライベート・エクイティ・ファームのリバーサイドカンパニー、日本の高精度水晶発振器メーカー ナカの全株式を取得

中堅企業の成長を目的とした世界最大規模のプライベート・エクイティ・ファームであるリバーサイドカンパニーは、神奈川県の高精度水晶発振器メーカー、(株)ナカ アンド カンパニーの株式を100%取得したと発表
2010年6月1日

中堅企業を投資対象とする世界最大規模の
プライベート・エクイティ・ファームのリバーサイドカンパニー、
日本の高精度水晶発振器メーカー ナカの全株式を取得

中堅企業の成長を目的とした世界最大規模のプライベート・エクイティ・ファームであるリバーサイドカンパニー(以下、「リバーサイド」)は、本日、神奈川県の高精度水晶発振器メーカー、株式会社ナカ アンド カンパニー(以下、「ナカ」)の株式を100%取得したと発表しました。ナカは、1GHz超の高周波水晶発振器や業界水準を超える低位相ノイズで知られる水晶発振器メーカーであり、リバーサイドは、会長でオーナーの黒岩孝一氏から5月20日に同社の全株式を買い取りました。本件は、リバーサイドにとってアジア太平洋地域で五件目(追加買収を含む)の事業買収となり、今後さらに投資活動を本格化させていく予定です。

これまで世界中で22年間にわたり230件の投資実績をあげてきたリバーサイドは、世界の大手企業と比較しても品質・信頼性・特性の面で優位性があり、世界的に成長著しいモバイル通信のインフラ分野でさらなる成長余地があるナカを魅力的な投資対象と判断し、一方、さらなる成長戦略を模索するナカにとってリバーサイドがもつ中堅企業育成のノウハウを活用して今後の事業展開を図ることがナカの将来性をさらに高めると判断しました。

リバーサイドカンパニーのマネージングパートナーのスチュアート・バクスターは、ナカへの投資について次のようにコメントしています。「ナカのように素晴らしい技術を持つ会社に投資の機会を得て大変慶んでいます。同社の優れた技術・製品は世界市場でも需要を喚起するものと見込まれます。ナカが強みを発揮するモバイル通信インフラ市場は今後もさらなる成長を続けます。ナカは、次世代通信技術であるLTEでも強みを発揮するでしょう。リバーサイドは、グローバル・マーケティングを中心に同社を支援し、世界で活躍する企業になってもらいたいと考えています。」

ナカの品村綱二社長は、リバーサイドの出資を受け入れたことについて次のようにコメントしています。「リバーサイドと組むことで、ナカの将来展望がさらに明るくなりました。当社は、この数年、急速に拡大してきましたが、リバーサイドの持つ事業支援能力や国際展開力がナカの発展をさらに加速してくれると期待しています。」

今回のナカの事業買収では、リバーサイドカンパニーの日本におけるアドバイザー会社である株式会社リバーサイド・パートナーズの共同代表である中野淳文と森時彦、アソシエイトの若下博章がアドバイスを行いました。本案件の発掘には、同社シニアアドバイザーの平山雅彦が関わりました。

ナカは、低位相ノイズ(VCXO)の水晶発振器のトップメーカーで、水晶の選別から加工・アナログ回路の設計・品質保証までユニークなノウハウを持ち、世界最大級の企業と比較しても品質・信頼性・特性の面で優位な水晶発振器を開発・生産することが出来、業界では高周波数・低位相ノイズの製品で知られています。同社は、1979年に創業され、これまで放送機器用やレーダー、医療用画像診断装置など高品質の発振器を必要とする多品種少量分野で展開してきました。最近では、モバイル通信の発達で市場が拡大している基地局間のマイクロ波通信機器に採用され、開発途上国など世界市場での需要増を背景に急速に成長しています。

リバーサイドは、グループ会社も含め、今年開設したメルボルンのオフィスを含め世界19都市に拠点を有しており、アジアの他の地域において新たなオフィスの開設を計画しています。バクスターは、リバーサイドの今後のアジア地域での展開について次のように語っています。「年初来リバーサイド・アジア・ファンドは投資活動を活発化しており、ナカへの投資を加えるとプラットフォーム投資先は昨年比で倍になります。日本でも潜在的な成長力を秘めた魅力的な中堅企業が多数あり、さらに投資活動を加速させていく予定です。『中堅企業を大きく育て上げること』で定評のある世界最大のプライベート・エクイティ・ファームとしてリバーサイド・ブランドをアジア太平洋地域に浸透させていきたいと考えています。」


リバーサイドカンパニーについて

リバーサイドカンパニーは、中堅企業に特化したプライベート・エクイティ・ファームとしては世界最大規模で、最も経験豊富なプライベート・エクイティ・ファームです。リバーサイドは、優れた中堅企業に投資し、投資先経営陣と共に追加買収や事業変革を実現し、成長を促すことで企業価値を高めます。1988年に創設以来、リバーサイドは230社に投資し、その累積投資額は50億ドルに達します。現在は、欧米を中心に73社を傘下に有し、売上総額は33億ドル、EBITDA総額は5億600万ドルで、13,000人(2009年6月時点)の従業員を擁しています。リバーサイドには、30億ドルを超える豊富な資産があり、グループ会社も含め、世界19都市(ニューヨーク、クリーブランド、ダラス、サンフランシスコ、アトランタ、シカゴ、ロサンゼルス、ブダペスト、ミュンヘン、プラハ、ワルシャワ、アムステルダム、ブリュッセル、マドリード、東京、ストックホルム、ソウル、香港、メルボルン)に180名のプロフェッショナルを抱え、また金融機関との長年の良好な関係から短期間にディールをまとめる力を持っています。

 トムソン・ベンチャー・エコノミックス社によると、リバーサイドの9つのファンドの中で、すでに投資を終えている7つのファンドすべてが、利回りベースで業界の上位25%に入る高い実績(2009年12月31日時点)をあげており、投資家には、世界有数の年金・大学基金やファンド・オブ・ファンズ、保険会社、銀行などが多く含まれます。さらに詳細は以下のサイトを参照ください。
( www.riversidecompany.com or http://www.riversidecompany.com/jp/index.html )

ナカ アンド カンパニー

1979年に設立された高精度水晶発振器メーカーです。高い特性を実現できるUMタイプの振動子を使用した水晶発振器ではリーダー企業であり、その優れた低位相ノイズ特性は業界水準を超えています。ナカの水晶発振器は、広い電圧周波数制御域を誇り、温度特性にも優れています。業界初の1GHz超の高周波発振器も商業生産しており、各種計測機器・レーダー・放送機器用・医療用画像診断装置などで着実に実績をあげてきました。多品種少量生産の優れた生産技術を有し、大手企業も追従できない優れた製品特性と信頼性を実現してきました。最近は、高い信頼性を必要とする基地局間マイクロ波通信機器などに採用されたことから業績を拡大しています。

さらに詳細は以下のサイトを参照ください。 http://www.nakaco.co.jp/index.html 




【本件に関するお問い合わせ先】

Graham P. Hearns
Director of Communications
The Riverside Company
216.535.2221
ghearns@riversidecompany.com

株式会社リバーサイド・パートナーズ
代表パートナー 森時彦
03-5408-1230
tmori@riversidecompany.com




《関連URL》
http://www.nakaco.co.jp/index.html
http://www.riversidecompany.com/jp/index.html
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