【マーケティングリサーチ結果】大手企業の商品企画の課題は、仮説構築力。先の見えない時代にマーケター必須のスキル
株式会社マーケティング研究協会が実施した『商品企画に関するアンケート調査』によると、新商品企画に割く業務ウエィトが、思いの他少ない比率であったことが判明した。
株式会社マーケティング研究協会(東京都千代田区 代表:水上晴規)が実施した『商品企画に関するアンケート調査』によると、新商品企画に割く業務ウエィトが、思いの他少ない比率であったことが判明した。
景気停滞局面において、まだまだ前向きの積極的な業務に転換できていない実態が明らかになった。その中で商品企画業務におけるトピックスとして行動観察調査、仮設構築力など、次代を切り開くマーケティングの方向性を見出した。
マーケティング研究協会では、大手国内企業がどのように商品企画開発を行っているのか、 実態を把握することを目的とし「商品企画開発に関するアンケート」を実施した。
● 調査方法:郵送法
● 調査回答数:190サンプル
● 調査回収期間:2010年4月〜2010年5月
調査結果の概要はマーケティング研究協会のホームページで閲覧可能
http://www.marken.co.jp/report2010.shtml
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1.景気低迷下、新商品の企画に割く時間を確保できていない状況が明らかに
・商品企画開発業務における新商品開発のウェイトは、BtoC企業、BtoB企業ともに「全業務の25%未満」との回答が最も多く40%。
・既存商品のリニューアル業務が多く、時間とエネルギーのかかる割に不確実性の高い新商品の企画業務は、後回しにされているのではないかと考えられる。
2.企画担当者が課題としていることは、潜在ニーズの抽出
・新商品を企画する際に課題として感じているのは、顧客の潜在ニーズをいかに抽出するかが69%と最も多かった。
・BtoC企業、BtoB企業ともに同項目がトップであり、供給過剰の中で顧客の購買の動機付けを与える要素が見出しにくい状況が垣間見られた。
3.潜在ニーズの抽出において注目されている手法は行動観察
・定性調査の中で最も関心が高いのは「行動観察」で全体の46%。
・アンケート調査などの定量調査の限界は、想定している課題しか検証できず、新たな発見が得にくいことがデメリットとして挙げられる。
・観察調査などによって企業側の想定していないニーズの発見が、差別化の切り口として注目されている
4.国内市場の低迷により、シニア市場や海外市場に注目が集まっている
・BtoC企業の73%がシニア市場に注目している。一方BtoB企業では61%が海外市場を注目市場として捉えている。国内市場の閉塞感から、海外に救いを求めている状況が窺える。
・停滞している国内市場においては、量的魅力と質的魅力を兼ね備えたシニア市場が高いポイントを示している。
5.商品企画において着目すべきスキルはFactに裏打ちされた仮説の設定
・自社のマーケティングスタッフのスキルとして、重要であると考えているが、スタッフの習熟度は低い、課題となるスキルとして「仮説構築力」が見出された。
・リサーチ結果を考察することができず、仮説を立案することができない。結果としてマーケティング課題を設定できないという負のスパイラルに陥ってしまう現象が類推される。
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★上記の基本分析に加え、「商品企画開発アンケートレポート」では、マーケティング先進企業の商品企画のポイントについて分析している。
調査結果の概要はマーケティング研究協会のホームページで閲覧可能
http://www.marken.co.jp/report2010.shtml
<問い合わせ>
マーケティング研究協会 (マーケティングデザイン部)
http://www.marken.co.jp/
102-0083東京都千代田区麹町5-3-3 麹町KSスクエア6階
tel03-5213-3221
景気停滞局面において、まだまだ前向きの積極的な業務に転換できていない実態が明らかになった。その中で商品企画業務におけるトピックスとして行動観察調査、仮設構築力など、次代を切り開くマーケティングの方向性を見出した。
マーケティング研究協会では、大手国内企業がどのように商品企画開発を行っているのか、 実態を把握することを目的とし「商品企画開発に関するアンケート」を実施した。
● 調査方法:郵送法
● 調査回答数:190サンプル
● 調査回収期間:2010年4月〜2010年5月
調査結果の概要はマーケティング研究協会のホームページで閲覧可能
http://www.marken.co.jp/report2010.shtml
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1.景気低迷下、新商品の企画に割く時間を確保できていない状況が明らかに
・商品企画開発業務における新商品開発のウェイトは、BtoC企業、BtoB企業ともに「全業務の25%未満」との回答が最も多く40%。
・既存商品のリニューアル業務が多く、時間とエネルギーのかかる割に不確実性の高い新商品の企画業務は、後回しにされているのではないかと考えられる。
2.企画担当者が課題としていることは、潜在ニーズの抽出
・新商品を企画する際に課題として感じているのは、顧客の潜在ニーズをいかに抽出するかが69%と最も多かった。
・BtoC企業、BtoB企業ともに同項目がトップであり、供給過剰の中で顧客の購買の動機付けを与える要素が見出しにくい状況が垣間見られた。
3.潜在ニーズの抽出において注目されている手法は行動観察
・定性調査の中で最も関心が高いのは「行動観察」で全体の46%。
・アンケート調査などの定量調査の限界は、想定している課題しか検証できず、新たな発見が得にくいことがデメリットとして挙げられる。
・観察調査などによって企業側の想定していないニーズの発見が、差別化の切り口として注目されている
4.国内市場の低迷により、シニア市場や海外市場に注目が集まっている
・BtoC企業の73%がシニア市場に注目している。一方BtoB企業では61%が海外市場を注目市場として捉えている。国内市場の閉塞感から、海外に救いを求めている状況が窺える。
・停滞している国内市場においては、量的魅力と質的魅力を兼ね備えたシニア市場が高いポイントを示している。
5.商品企画において着目すべきスキルはFactに裏打ちされた仮説の設定
・自社のマーケティングスタッフのスキルとして、重要であると考えているが、スタッフの習熟度は低い、課題となるスキルとして「仮説構築力」が見出された。
・リサーチ結果を考察することができず、仮説を立案することができない。結果としてマーケティング課題を設定できないという負のスパイラルに陥ってしまう現象が類推される。
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★上記の基本分析に加え、「商品企画開発アンケートレポート」では、マーケティング先進企業の商品企画のポイントについて分析している。
調査結果の概要はマーケティング研究協会のホームページで閲覧可能
http://www.marken.co.jp/report2010.shtml
<問い合わせ>
マーケティング研究協会 (マーケティングデザイン部)
http://www.marken.co.jp/
102-0083東京都千代田区麹町5-3-3 麹町KSスクエア6階
tel03-5213-3221