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CSR、SiRFprimaAutoによるAutomotive Gradeの車載インフォテインメントおよびナビゲーションプラットフォームを発表し、新分野に進出

マルチ・ロケーション・プラットフォームにより、ワイヤレス・コネクティビティの統合を迅速化、コスト効率の高い、優れた車載インフォテインメント・システムの市場投入に要する開発期間の短縮化を実現
CSR plc(英国ケンブリッジ、ロンドン証券取引所 略号:CSR.L以下、「CSR」)は本日、CSR初のAutomotive GradeのSoC製品であるマルチ・ロケーション・プラットフォーム「SiRFprimaAuto」を発表しました。本製品は、主要自動車電子部品OEMの厳密な品質、相互接続性、信頼性などの要求を満たす、特別に開発された画期的なコネクティビティ・インフォテインメント・ソリューションです。AEC-Q100認定SiRFprimaAuto SoCは、GPS/GNSSを内蔵しており、高い評価を受けているCSRの車載グレード・ワイヤレスコネクティビティ・ソリューションが統合されたユニークな製品です。また、本製品は、CSR Synergyコネクティビティ・ホストソフトウェア、および「製品のソフトウェア設計、デバッギング、テストに要するコストの削減」、「位置情報性能の向上」、「コネクティビティ統合の迅速化」を実現するSiRFDRive/デッドレコニング・ソフトウェアを搭載しています。

CSR、オートモーティブ マーケティングディレクター、Lars Boerydのコメント:
「車載向けの品質と高度な相互接続性を確保したワイヤレス・コネクティビティの統合は、統合化に要する時間やこれらのテクノロジを動作させる高性能なソフトウェアの開発に伴う余分なコストにより、システムインテグレータにとって課題となっていました。CSRは、自動車の分野で長年にわたって厳密にテストしてきた、統合化された独自コネクティビティ・コンポーネントにより、同プロセスの簡素化を実現します。コネクティビティ・コンポーネントは、Linux、Windows CE、Android 向けのSiRFprimaAuto BSPに搭載されています。Bluetoothハンズフリーおよびコンタクト・シンク機能は、現在ではほとんどの車載インフォテインメント製品ラインに搭載されている主要の機能です。音楽に対応した携帯電話の出現は、A2DPを通じたBluetoothストリーミングを可能にしており、CDに代わる車中で音楽を楽しむ代表的な方法となりました」

パイオニア株式会社、常務執行役員、カーエレクトロニクス事業担当、黒崎正謙氏のコメント:
「当社は、CSRのシステムプラットフォームにより、自動車メーカーとアフターマーケット向けに機能豊富なインダッシュ・ナビゲーションやエンターテイメント・システムを非常に競争力の高い価格で迅速に開発することができます。CSRは、自動車産業において必要な条件を満たすための優れたサポートに加え、より高度に統合化されたプラットフォーム・ソリューションを提供してくれました」

SiRFprimaAutoソフトウェアプラットフォームは、CSR Synergyを統合しているため、A2DP、 HFP、PBAP、SPP、AVRCP、DUN、MAP、HIDなどすべてのBluetoothオートモティブ・プロファイルをサポートしています。また、SiRFprimaAutoは、アコースティック・エコー・キャンセレーション、ノイズ低減、音声認識、テキスト・トゥ・スピーチなどその他の高度な機能をサポートしています。

CSR、Automotive/PNDビジネスユニットSVP、Ahmet Alpdemirのコメント:
「CSRは、SiRFprimaAutoによって、当社の車載製品群を強化し、自動車市場へのビジネスとコミットメントを強化するだけでなく、『更に優れたユーザ体験』、『顧客による競争力の高い製品開発』の実現をサポートする統合化されたプラットフォームの提供に注力しています。SiRFprimaAutoは、業界をリードする自動車メーカーや主要サプライヤ向けの車載コンポーネント製品群の最新製品です」

CSRのSiRFprimaAutoプラットフォーム向け車載対応接続製品群は、GRF3iプラスGPSフロントエンドラジオ、CSRの画期的なデバイスの1つであるBlueCore6-ROMおよびBluetooth v2.1+EDRに完全準拠した製品を搭載しています。SiRFprimaAutoプラットフォームは、今後市場に投入されるWi-FiなどのCSR車載コネクティビティ・ソリューション群のサポートを目的に設計されています。

CSRは、SiRFprimaAutoとの併用を目的に開発されたSiRFDRive/デッドレコニングテクノロジの最新版を本日発表しました。SiRFprimaAuto向けSiRFDRiveソリューションは、CSRのGPSの専門技術を活用し、GPSレシーバ、オドメータ・スピード・パルス、加速度計、ジャイロセンサからのデータを収集する高度に集積化されたシステムであり、ポータブルおよびインストールされたインフォテインメント・システムに対して確かな精度を提供します。

自動車産業市場調査会社iSuppliのAutomotive Research Practice, Principal AnalystのEgil Juliussen博士によると、2009年度のアフターマーケット向け車載BluetoothとOEMの売上は2,900万ユニットであり、今後コンポーネントテクノロジを提供するCSRなどの主要サプライヤが成長を牽引し、2015年までには著しく増加する傾向にあると予測されています。

SiRFprimaAutoは、高性能GPS/Galileo位置情報エンジン、高速ARM11 CPU、ハードウェア加速型2D/3Dグラフィックスおよび豊富なマルチメディア機能を搭載し、広範囲にわたる周辺装置をサポートしているため、コネクティビティの無限の可能性を容易に引き出すコネクティビティ・コンポーネントを統合した強力なプラットフォームを提供します。

SiRFDRiveテクノロジにより、SiRFprimaAutoを実装したナビゲーションシステムは、人口密度の高い都市ビル、トンネル、駐車場においても精度の高い位置情報の提供を可能にします。SiRFDRiveテクノロジは、CSRのSiRFInstantFix fast-start synthetic ephemerisソフトウェアオプションを搭載しており、自動車産業において業界で最も早く、最も正確な位置情報を備えたSiRFprimaAutoを提供します。

車載用エレクトロニクスは、典型的なコンシューマ・エレクトロニクス・デバイスに比べ、より厳しい状況で稼働しています。そのため、車載(TT4421-A) SiRFprimaAutoデバイスは、厳しい自動車品質および信頼性基準を満たすため、より厳格なAEC-Q100 認定プロセスと製造、組立、テストの開発プロセスを完了しています。本デバイスは、0.65ミリメートルのBGAパッケージで提供されます。本デバイスに搭載されたデフォルトで2-MHz帯域幅のCSR GRF3i+ GPS RF Radioのデュアルレンジ IFバンドフィルタは、電気的ノイズの多い車両環境でよく見られるnear-band RFインターフェイスに対する耐性を向上させ、GPS信号受信と性能を維持しながら車載プラットフォームの容易な統合化を実現します。

在庫と価格
CSR SynergyコネクティビティソフトウェアおよびSiRFDRive/デッドレコニングテクノロジ対応の車載 SiRFprimaAuto (TT4421-A) 多機能位置プラットフォームは、現在量産が可能な状態です。価格および詳細情報についてはCSR代理店までお問い合わせください。

CSRについて:
CSRは、多機能コネクティビティとロケーション・プラットフォームを開発・提供するリーディング企業です。CSRのテクノロジ・ポートフォリオには、完全統合型ラジオ、ベースバンド、マイクロコントローラ・エレメントを含むシリコン・プラットフォームの開発を可能にする、Bluetooth、GPS、FM、Wi-Fi(IEEE802.11)、UWB、NFC、その他のコネクティビティ技術が含まれます。CSRのConnectivity Centreは、複合的なワイヤレス・コネクティビティと位置情報検出処理技術とを合理的に統合することで、主なモバイルデバイスにおけるユーザ体験を向上させるよう設計されています。CSRのロケーション・プラットフォームは、量産向けコンスーマ・モバイル・デバイスおよび汎用アプリケーション用のワイヤレス・コネクティビティおよびマルチメディア機能によって補完されています。

主要なコンスーマ製品開発企業は、携帯電話、カーナビ、テレマティクス・システム、ポータブルナビ(PND)、ワイヤレス・ヘッドセット、モバイル・コンピュータ、モバイル・インターネット・デバイス、GPS対応リクリエーション・デバイス、デジタルカメラ、携帯ゲーム機器、その他の幅広い個人用・商用トラッキング・アプリケーションなど、幅広いコンスーマ・モバイル・デバイスにCSRの技術を採用しています。

*本文に記載されたすべてのブランド名とその商品名はそれぞれ帰属者の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com
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