世界初!粒子法CAEソフトウェア「Particleworks」GPU対応版リリース!!
東京大学発ベンチャー、プロメテック・ソフトウェア株式会社(本社:東京都文京区本郷、資本金2億161万円、代表取締役社長:花田孔明)は、2011年3月1日、世界で初めてのGPU対応版粒子法CAEソフトウェア「Particleworks(パーティクルワークス)Ver2.5」を発売いたします。
東京大学発ベンチャー、プロメテック・ソフトウェア株式会社(本社:東京都文京区本郷、資本金2億161万円、代表取締役社長:花田孔明、以下プロメテック)は、2011年3月1日、世界で初めてのGPU対応版(※注1)粒子法(※注2)CAEソフトウェア「Particleworks(パーティクルワークス)Ver2.5」を発売いたします。
これまでプロメテックは粒子法を活用し、自動車業界や素材業界において、流体および高粘性流動解析市場にフォーカスした事業展開を進めてきました。特に、従来はシミュレーションが難しかった「かき混ぜる」現象と「スロッシング・水はね」などの飛沫が飛び散る現象について非常に高い評価を得ています。現在はさらに、「液体と固体・気体の混ざった流れ」、例えば「噴霧・塗布・スラリー流」などの新たなニーズに挑戦しています。
「Particleworks」は、プロメテック創業者の一人である越塚誠一教授(東京大学大学院工学系研究科)が考案した粒子法(MPS法)を基盤として、プロメテックが独自に開発した粒子法解析ソフトウェアです。世界初の汎用粒子法CAEソフトウェアを目指し、昨年11月のリリース以降、すでに国内の自動車および素材系各社を中心とする大手製造業各社へ着実にライセンス導入が進んでいます。また現在は、取引先各社においてGPUによる演算高速化の評価が開始されています。プロメテックは今回の「Particleworks Ver2.5」(GPU対応版)のリリースで、エヌビディア社製GPUを搭載したパーソナルスーパーコンピュータとの組み合わせにより、計算量が膨大な粒子法シミュレーションの飛躍的な向上を実現しました。
【GPUコンピューティングによる超高速化を実現】
粒子法をGPU演算することにより、4コアCPUに比べて約4.7倍〜9.3倍の高速化を実現しました。(当社製品比)
【提供価格】4コアCPU+1GPU版 684万円より(アカデミック版:95万円)
※2011年3月末までGPUマシン込みで700万円のキャンペーンを実施します。
※上記価格はいずれも税別です。
【「Particleworks Ver 2.5」製品発表および利用者による事例発表】
「Prometech Techno Forum 2010秋」
【フォーラム説明】
東京大学で培ったGPU演算技術を含めた超高速演算の実用化とCAE技術とを融合した技術革新に向けて、産業界の皆様へ情報を発信することを目的に本フォーラムを開催いたします。今回は、粒子法の考案者である東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授 越塚誠一先生よりMPS法とGPUコンピューティングの融合がもたらすCAE業界へのインパクト等をお話ししていただきます。また、産業界からは粒子法適応の報告に加え、粒子法(MPS法)とGPU演算を融合した技術に対する期待について、一部実計算結果を交えてご講演いただきます。
【開催概要】
■名称 Prometech Techno Forum 2010秋
■日時 2010年11月29日(月) 13:00〜19:00
■会場 東京大学(本郷キャンパス)武田ホール
〒113-0032 東京都文京区弥生2-11-16 武田先端知ビル5階
■アクセス 東京メトロ千代田線 「根津駅」 1番出口徒歩5分
東京メトロ南北線 「東大前駅」 1番出口徒歩10分
■参加費 無料
■定員 200名
■お申込み方法 下記URLよりお申込みください。
※プレス・メディア席もご用意しております。
http://www.prometech.co.jp/seminar/2010/10/1129ptf-2010.html
■協賛(出展)
NVIDIA JAPAN / 株式会社エルザジャパン
サイバネットシステム株式会社
株式会社構造計画研究所
G-DEP 日本GPUコンピューティングパートナーシップ
【プログラム】 ※プログラムは予告なく変更されることがあります。
ご挨拶 東京大学 産学連携本部長 教授 影山和郎 先生
基調講演a NVIDIA(エヌビディア) HPC Applications and Industry Development Stan Posey 様
「GPU Trends and Benefits for CAE Software」
講演 プロメテック・ソフトウェア株式会社 執行役員 川上 浩
「粒子法(MPS法)実用化元年 GPUでシミュレーションの常識が変わる時」
講演 株式会社IHI 基盤研究所 解析技術部 研究員 倉田 隼次 様
主任研究員 市東 素明 様
「MPS法における圧力振動の抑制手法」
講演 三菱化学株式会社 四日市事業所 開発研究所 生産技術室 鳥越 実 様
「粒子法の化学プロセス反応器への適用」
講演 株式会社日本製鋼所 広島製作所 樹脂加工機械部
樹脂加工機械開発G 課長 富山 秀樹 様
「粒子法による樹脂流動解析とGPU演算の適用性」
基調講演b 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授 越塚 誠一 先生
「GPUを用いた粒子法シミュレーションの可能性」
懇親会 軽食・お飲物をご用意しております(無料)。
(※注1)
【GPGPUについて】
CADやゲームなどの分野で使用されていた3Dグラフィックス専用のチップ(GPU)を、流体・金融工学といった数値計算にも汎用利用しようとする研究が進められています。2004年ごろから、GPUの1TFLOPSにも及ぶ高い処理性能に注目が集まり、数値計算分野でアルゴリズムの研究開発が行なわれCPUに比べて数十から数百倍にも及ぶ高速化アルゴリズムの研究成果が多数報告されています。また、2009年以降リリースされた、Mac OS X Snow Leopard、Windows 7などでは、GPGPU用の機能として、OpenCL、DirectX 11 Compute Shaderなどが標準でサポートされており、アプリケーションの次世代テクノロジーの1つとして期待されています。本年、エヌビディア社製GPU(Tesla M2050)を搭載した中国の「天河1号」が世界最速スパコンと認定される見通しもあり、現在大きな注目を集めている研究領域となります。
【GPU対応版Particleworks】
現バージョン(Particleworks Ver 2.1)では圧力・粘性計算の一部の機能のみGPU化(=GPUオプション)していますが、Particleworks Ver 2.5は、速度勾配計算等ほぼ全ての処理がGPU対応となっています。これにより、CPU比2.0倍を上限としていたVer2.1のGPUオプションに対し、GPU対応版であるVer 2.5では飛躍的なパフォーマンスの向上を実現しています。
(※注2)
【粒子法(MPS法)について】
流体シミュレーションの手法として従来から利用されてきた代表的なものに、有限要素法、有限差分法、有限体積法、境界要素法などがあります。これらの手法はメッシュ(計算格子)で解析領域を区切り、メッシュの節点に物理量を格納します。粒子法は、メッシュの代わりに計算点=粒子を用いる新しい技術で以下のような特徴を持ちます。
・解析モデルを形状データに等間隔に配置した粒子として簡単に作成することができる。
・粒子同士の位置関係は固定されないため、大変形に対応できる。
・自由表面は粒子の位置によって簡単に取り出すことができる。
そのため、自由表面の追跡が課題となる流体解析や、大変形を伴なう超弾性体解析、破断の起きる構造体の解析などに適しています。
尚、粒子法の代表的な手法としては、SPH(Smoothing Particle Hydrodynamics)法、MPS(Moving Particle Simulation)法、DEMなどがあります。プロメテックの基盤技術であるMPS法は、東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が独自に開発した新しい手法で、粒子間相互作用モデルを使って流体の計算を行います。特に非圧縮流体の解析において定性的に精度の良い結果を示し、激しい水面の変化や飛沫の発生、水塊の分裂・合体も安定的に解くことができます。
【プロメテック・ソフトウェア株式会社について】
プロメテックは、粒子法によるシミュレーションとCGの融合技術の事業化を目指して、東京大学生産技術研究所の研究員であった藤澤智光と、同大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が2004年10月に設立した東京大学発ベンチャーです。設立母体である東京大学ほか諸大学との密接な産学連携体制を有し、常に最新の大学の研究成果を取り入れて、産業界に製品やソリューションとして提供しています。事業内容は、製造業・原子力産業向けのCAE解析技術の提供や、映像制作向けのミドルウェアの提供などです。
【報道機関お問い合わせ先】
経営企画部:鈴木
E-mail: web@prometech.co.jp Tel:03-5842-4082 URL:http://www.prometech.co.jp
これまでプロメテックは粒子法を活用し、自動車業界や素材業界において、流体および高粘性流動解析市場にフォーカスした事業展開を進めてきました。特に、従来はシミュレーションが難しかった「かき混ぜる」現象と「スロッシング・水はね」などの飛沫が飛び散る現象について非常に高い評価を得ています。現在はさらに、「液体と固体・気体の混ざった流れ」、例えば「噴霧・塗布・スラリー流」などの新たなニーズに挑戦しています。
「Particleworks」は、プロメテック創業者の一人である越塚誠一教授(東京大学大学院工学系研究科)が考案した粒子法(MPS法)を基盤として、プロメテックが独自に開発した粒子法解析ソフトウェアです。世界初の汎用粒子法CAEソフトウェアを目指し、昨年11月のリリース以降、すでに国内の自動車および素材系各社を中心とする大手製造業各社へ着実にライセンス導入が進んでいます。また現在は、取引先各社においてGPUによる演算高速化の評価が開始されています。プロメテックは今回の「Particleworks Ver2.5」(GPU対応版)のリリースで、エヌビディア社製GPUを搭載したパーソナルスーパーコンピュータとの組み合わせにより、計算量が膨大な粒子法シミュレーションの飛躍的な向上を実現しました。
【GPUコンピューティングによる超高速化を実現】
粒子法をGPU演算することにより、4コアCPUに比べて約4.7倍〜9.3倍の高速化を実現しました。(当社製品比)
【提供価格】4コアCPU+1GPU版 684万円より(アカデミック版:95万円)
※2011年3月末までGPUマシン込みで700万円のキャンペーンを実施します。
※上記価格はいずれも税別です。
【「Particleworks Ver 2.5」製品発表および利用者による事例発表】
「Prometech Techno Forum 2010秋」
【フォーラム説明】
東京大学で培ったGPU演算技術を含めた超高速演算の実用化とCAE技術とを融合した技術革新に向けて、産業界の皆様へ情報を発信することを目的に本フォーラムを開催いたします。今回は、粒子法の考案者である東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授 越塚誠一先生よりMPS法とGPUコンピューティングの融合がもたらすCAE業界へのインパクト等をお話ししていただきます。また、産業界からは粒子法適応の報告に加え、粒子法(MPS法)とGPU演算を融合した技術に対する期待について、一部実計算結果を交えてご講演いただきます。
【開催概要】
■名称 Prometech Techno Forum 2010秋
■日時 2010年11月29日(月) 13:00〜19:00
■会場 東京大学(本郷キャンパス)武田ホール
〒113-0032 東京都文京区弥生2-11-16 武田先端知ビル5階
■アクセス 東京メトロ千代田線 「根津駅」 1番出口徒歩5分
東京メトロ南北線 「東大前駅」 1番出口徒歩10分
■参加費 無料
■定員 200名
■お申込み方法 下記URLよりお申込みください。
※プレス・メディア席もご用意しております。
http://www.prometech.co.jp/seminar/2010/10/1129ptf-2010.html
■協賛(出展)
NVIDIA JAPAN / 株式会社エルザジャパン
サイバネットシステム株式会社
株式会社構造計画研究所
G-DEP 日本GPUコンピューティングパートナーシップ
【プログラム】 ※プログラムは予告なく変更されることがあります。
ご挨拶 東京大学 産学連携本部長 教授 影山和郎 先生
基調講演a NVIDIA(エヌビディア) HPC Applications and Industry Development Stan Posey 様
「GPU Trends and Benefits for CAE Software」
講演 プロメテック・ソフトウェア株式会社 執行役員 川上 浩
「粒子法(MPS法)実用化元年 GPUでシミュレーションの常識が変わる時」
講演 株式会社IHI 基盤研究所 解析技術部 研究員 倉田 隼次 様
主任研究員 市東 素明 様
「MPS法における圧力振動の抑制手法」
講演 三菱化学株式会社 四日市事業所 開発研究所 生産技術室 鳥越 実 様
「粒子法の化学プロセス反応器への適用」
講演 株式会社日本製鋼所 広島製作所 樹脂加工機械部
樹脂加工機械開発G 課長 富山 秀樹 様
「粒子法による樹脂流動解析とGPU演算の適用性」
基調講演b 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授 越塚 誠一 先生
「GPUを用いた粒子法シミュレーションの可能性」
懇親会 軽食・お飲物をご用意しております(無料)。
(※注1)
【GPGPUについて】
CADやゲームなどの分野で使用されていた3Dグラフィックス専用のチップ(GPU)を、流体・金融工学といった数値計算にも汎用利用しようとする研究が進められています。2004年ごろから、GPUの1TFLOPSにも及ぶ高い処理性能に注目が集まり、数値計算分野でアルゴリズムの研究開発が行なわれCPUに比べて数十から数百倍にも及ぶ高速化アルゴリズムの研究成果が多数報告されています。また、2009年以降リリースされた、Mac OS X Snow Leopard、Windows 7などでは、GPGPU用の機能として、OpenCL、DirectX 11 Compute Shaderなどが標準でサポートされており、アプリケーションの次世代テクノロジーの1つとして期待されています。本年、エヌビディア社製GPU(Tesla M2050)を搭載した中国の「天河1号」が世界最速スパコンと認定される見通しもあり、現在大きな注目を集めている研究領域となります。
【GPU対応版Particleworks】
現バージョン(Particleworks Ver 2.1)では圧力・粘性計算の一部の機能のみGPU化(=GPUオプション)していますが、Particleworks Ver 2.5は、速度勾配計算等ほぼ全ての処理がGPU対応となっています。これにより、CPU比2.0倍を上限としていたVer2.1のGPUオプションに対し、GPU対応版であるVer 2.5では飛躍的なパフォーマンスの向上を実現しています。
(※注2)
【粒子法(MPS法)について】
流体シミュレーションの手法として従来から利用されてきた代表的なものに、有限要素法、有限差分法、有限体積法、境界要素法などがあります。これらの手法はメッシュ(計算格子)で解析領域を区切り、メッシュの節点に物理量を格納します。粒子法は、メッシュの代わりに計算点=粒子を用いる新しい技術で以下のような特徴を持ちます。
・解析モデルを形状データに等間隔に配置した粒子として簡単に作成することができる。
・粒子同士の位置関係は固定されないため、大変形に対応できる。
・自由表面は粒子の位置によって簡単に取り出すことができる。
そのため、自由表面の追跡が課題となる流体解析や、大変形を伴なう超弾性体解析、破断の起きる構造体の解析などに適しています。
尚、粒子法の代表的な手法としては、SPH(Smoothing Particle Hydrodynamics)法、MPS(Moving Particle Simulation)法、DEMなどがあります。プロメテックの基盤技術であるMPS法は、東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が独自に開発した新しい手法で、粒子間相互作用モデルを使って流体の計算を行います。特に非圧縮流体の解析において定性的に精度の良い結果を示し、激しい水面の変化や飛沫の発生、水塊の分裂・合体も安定的に解くことができます。
【プロメテック・ソフトウェア株式会社について】
プロメテックは、粒子法によるシミュレーションとCGの融合技術の事業化を目指して、東京大学生産技術研究所の研究員であった藤澤智光と、同大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が2004年10月に設立した東京大学発ベンチャーです。設立母体である東京大学ほか諸大学との密接な産学連携体制を有し、常に最新の大学の研究成果を取り入れて、産業界に製品やソリューションとして提供しています。事業内容は、製造業・原子力産業向けのCAE解析技術の提供や、映像制作向けのミドルウェアの提供などです。
【報道機関お問い合わせ先】
経営企画部:鈴木
E-mail: web@prometech.co.jp Tel:03-5842-4082 URL:http://www.prometech.co.jp