シンポジウム「プレホスピタルから考える救急医療の新たな試み@札幌」のご案内
当法人が、救急医療の課題の解決に向けて、総務省の委託事業として活動してきた『階層別トリアージ運用事業』について、2月2日に札幌にてシンポジウム形式での成果発表会を実施します。医療関係者や医療行政関係者、及び救急医療に関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
当法人では、総務省の地域ICT利活用広域連携事業における委託により、家庭、救急相談コールセンター、救急車、医療施設等、救急搬送の各階層において、適切なトリアージの判断と各階層間の情報連携、医療リソース活用の最適化を目指し『階層別トリアージ運用事業』を推進しております。本事業は、北海道札幌市と岐阜県の6市の既存の取り組みを連携し、より高度化したモデルを目指すものです。
本事業につきまして、来る平成23年2月2日に、札幌にてシンポジウム形式の成果発表会を行う運びとなりました。
医療政策や消防政策に関わる自治体関係者や医療関係者の皆様はもちろんのこと、救急医療に関してご関心をお持ちの一般の方にも、是非ご来場いただきたく案内申し上げます。
(1)札幌市における「電話トリアージ」の活用事例
「トリアージ」とは災害発生時等、医療者が不足している場面において緊急度の高い順に治療の順序を決め、傷病者の救命に最大の効率を上げるための技術です。
既に札幌市で実施されている「産婦人科救急電話相談」サービスのように、電話によるトリアージによって不要な救急搬送要請、慢性的な救急医の不足によるたらいまわしや過度の負担といった「医療の質の低下」を軽減する策としても活用がなされています。
(2)本事業の取組み
本事業では、各階層で実施するトリアージ判断の精度を高めるために、既存のコールセンターにて蓄積された問診と緊急度判定の技術(プロトコール)を再整備し、下記のようなICTシステム構築活動を行ってまいりました。
・セルフトリアージシステム:家庭でスマートフォンを使い、緊急度の判定を行う
・トリアージ判定支援システム:コールセンターで対応情報の整理、救急車・医療設備への伝達を円滑にする。
また、岐阜における患者情報管理のための医療カード運営の仕組みを高度化すべく、医療カードの読取り用新端末の開発や、岐阜と札幌のシステム連携の仕組み作りを行いました。
(3)シンポジウムの概要
本シンポジウムでは、階層別トリアージ運用事業と開発成果の発表や、本連携事業の舞台となった札幌市、岐阜県各市の個々の行政における取組み紹介とともに、地域医療の課題について、行政、大学、医療機関の三者によるパネルディスカッションを予定しております。
パネリストとしては、救急医療及び周産期医療分野で精力的に活動されている、札幌医科大学 浅井教授、岐阜大学 小倉教授、北海道大学病院産婦人科病棟医長 山田准教授や、札幌と岐阜以外の行政からも、地域救急医療に対し先進的な取り組みを行っている東京都、横浜市の医療政策担当を予定しています。
トリアージの活用と救急医療を取り巻く環境、医療リソース最適化について理解を深めて頂き、地域医療の質の向上に寄与していくことを目指し、発表会後半にはご来場の皆様との意見交換会も企画しております。是非、ご参加のほど、お願い申し上げます。
記
1.イベント表題:プレホスピタルから考える 救急医療の新たな試み
〜地域ICT利活用広域連携事業『階層別トリアージ運用事業』成果発表会〜
2.日程:平成23年2月2日 第一部 14:00〜17:20 第二部 18:00〜19:00
3.会場:センチュリーロイヤルホテル札幌 白鳥の間 20F
http://www.cr-hotel.com/
住所 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西5丁目
4.入場料:無料
(第二部の意見交換会は飲食代として¥3,000を頂戴いたします。)
5.プログラム
14:00〜 基調講演、札幌市の救急医療政策
岐阜県の救急医療への取組、
札幌岐阜連携、トリアージ関連システムの紹介(デモ等)
15:50〜 パネルディスカッション
「プレホスピタルから考える救急医療」
18:00〜 第二部 意見交換会(飲食あり 会費¥3,000)
以上
参加のお申込みは、事務局まで、FAXまたはメールにてお願いいたします。
※事前の申し込みがなくとも、当日の参加は可能ですが、ご入場案内をスムーズに行うためにも、事前にお申込みをいただければ幸いです。
<本リリースへのお問い合わせ先>
特定非営利活動法人 岐阜救急災害医療研究開発機構
住所:501−1194 岐阜市柳戸1−1
担当:事務局 早矢仕(はやし)
(FAX:058-230-6451 TEL:058-230-6447 E-MAIL:hayasi@gemsis.jp)
本事業につきまして、来る平成23年2月2日に、札幌にてシンポジウム形式の成果発表会を行う運びとなりました。
医療政策や消防政策に関わる自治体関係者や医療関係者の皆様はもちろんのこと、救急医療に関してご関心をお持ちの一般の方にも、是非ご来場いただきたく案内申し上げます。
(1)札幌市における「電話トリアージ」の活用事例
「トリアージ」とは災害発生時等、医療者が不足している場面において緊急度の高い順に治療の順序を決め、傷病者の救命に最大の効率を上げるための技術です。
既に札幌市で実施されている「産婦人科救急電話相談」サービスのように、電話によるトリアージによって不要な救急搬送要請、慢性的な救急医の不足によるたらいまわしや過度の負担といった「医療の質の低下」を軽減する策としても活用がなされています。
(2)本事業の取組み
本事業では、各階層で実施するトリアージ判断の精度を高めるために、既存のコールセンターにて蓄積された問診と緊急度判定の技術(プロトコール)を再整備し、下記のようなICTシステム構築活動を行ってまいりました。
・セルフトリアージシステム:家庭でスマートフォンを使い、緊急度の判定を行う
・トリアージ判定支援システム:コールセンターで対応情報の整理、救急車・医療設備への伝達を円滑にする。
また、岐阜における患者情報管理のための医療カード運営の仕組みを高度化すべく、医療カードの読取り用新端末の開発や、岐阜と札幌のシステム連携の仕組み作りを行いました。
(3)シンポジウムの概要
本シンポジウムでは、階層別トリアージ運用事業と開発成果の発表や、本連携事業の舞台となった札幌市、岐阜県各市の個々の行政における取組み紹介とともに、地域医療の課題について、行政、大学、医療機関の三者によるパネルディスカッションを予定しております。
パネリストとしては、救急医療及び周産期医療分野で精力的に活動されている、札幌医科大学 浅井教授、岐阜大学 小倉教授、北海道大学病院産婦人科病棟医長 山田准教授や、札幌と岐阜以外の行政からも、地域救急医療に対し先進的な取り組みを行っている東京都、横浜市の医療政策担当を予定しています。
トリアージの活用と救急医療を取り巻く環境、医療リソース最適化について理解を深めて頂き、地域医療の質の向上に寄与していくことを目指し、発表会後半にはご来場の皆様との意見交換会も企画しております。是非、ご参加のほど、お願い申し上げます。
記
1.イベント表題:プレホスピタルから考える 救急医療の新たな試み
〜地域ICT利活用広域連携事業『階層別トリアージ運用事業』成果発表会〜
2.日程:平成23年2月2日 第一部 14:00〜17:20 第二部 18:00〜19:00
3.会場:センチュリーロイヤルホテル札幌 白鳥の間 20F
http://www.cr-hotel.com/
住所 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西5丁目
4.入場料:無料
(第二部の意見交換会は飲食代として¥3,000を頂戴いたします。)
5.プログラム
14:00〜 基調講演、札幌市の救急医療政策
岐阜県の救急医療への取組、
札幌岐阜連携、トリアージ関連システムの紹介(デモ等)
15:50〜 パネルディスカッション
「プレホスピタルから考える救急医療」
18:00〜 第二部 意見交換会(飲食あり 会費¥3,000)
以上
参加のお申込みは、事務局まで、FAXまたはメールにてお願いいたします。
※事前の申し込みがなくとも、当日の参加は可能ですが、ご入場案内をスムーズに行うためにも、事前にお申込みをいただければ幸いです。
<本リリースへのお問い合わせ先>
特定非営利活動法人 岐阜救急災害医療研究開発機構
住所:501−1194 岐阜市柳戸1−1
担当:事務局 早矢仕(はやし)
(FAX:058-230-6451 TEL:058-230-6447 E-MAIL:hayasi@gemsis.jp)