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ハイチのコレラ100日目〜休んでいる暇はない〜 〜CAREは手が届きにくい農村地域への対応を拡大、募金の継続を必要としています〜

ハイチ大地震から1年が経った今、さらなる衛生問題としてコレラの蔓延がその復興の妨げとなっています。
発生を確認してから100日目にあたる29日土曜日に向け、現状と課題についてご報告します。
ハイチのコレラ100日目〜休んでいる暇はない〜
〜CAREは手が届きにくい農村地域への対応を拡大、募金の継続を必要としています〜
(2011年1月28日ハイチ共和国、ポルトプランス) 

コレラの発生が最初に確認されてから100日経過した今日も、CAREは死亡率が非常に高く、アクセスの難しい農村地域への緊急支援を拡大し、継続しています。人道支援機関も同じく大規模な衛生サービスの提供を再開始し、これによる水の配給と公衆衛生サービスは、ハイチのいくつかの地域で病気の感染拡大の抑止に貢献しています。

最初のコレラが正式に確認されたのは10月22日で、1月29日土曜日がそれから100日経過した事になります。ハイチの保健省による最新の統計では、これまで合計19万4,000の感染者と3,889人の死亡者が報告されています。

「しかし、実際の数字はさらに高いと予測しなければなりません。」とCAREハイチ事務局長のBeat Rohrは言います。「この統計にも関わらず、また技術的にも簡単に予防と治療ができるはずであるのに、死亡率は依然非常に高いままです。休む暇はありません。私たちは努力を倍にしなければなりませんが、そのためには資金も必要です。」

村落地域では患者が適切に命に繋がる治療を受けるのが難しく、死亡率がはるかに高くなっています。国連人道問題調整事務所(以下、OCHA)の報告によると、村落地域での死亡率はハイチ全土の死亡率2パーセントよりはるかに高くなっています。

良い兆候は地震の影響を受けた地域にあるキャンプが比較的安定していることです。水の配給、公衆衛生サービス、そしてCAREによる衛生サービスの継続と、他多くの人道支援者による努力により感染の拡大は抑制され、死亡率の低下に貢献しています。「しかし祝っている暇はありません。」とRohrは言います。「逆に、この地震の影響を受けた地域の例は衛生促進と清潔な水は感染拡大への予防の鍵であると証明されました。これらのサービスを農村地域で拡大させる必要があります。コレラ対策はハイチにおける長期的チャレンジになりました。」

CAREは今日まで、ボランティアと公共イベントを通し、42万人以上に衛生サービスを提供してきました。CAREチームは地震の影響を受けた5万人に水と衛生サービスの提供を続けます。人道機関は北(Haut Artibonteとnorthwest)、西(LéogâneとCarrefour)、そして南東(Grande Anse)に住む最も影響の受けやすい地域に集中し活動しています。CAREは合計1,000万ドル(約8億3,000万円)の支援金確保を目標として掲げていますが、そのうち40パーセントしか確保できていません。

<お問い合わせ先>
公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
広報担当 玉水まで
TEL:03-5950-1335 FAX:03-5950-1375 E-mail:info@careintjp.org


※写真:Arnaudにあるヘルスセンターでは、この二ヶ月で118人のコレラ感染者と6人の死者を確認しました。(C) Sabine Wilke/CARE
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