東証第1部上場企業の2011年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査
民間調査機関の (財) 労務行政研究所では,東証第1部上場企業132社を対象に2011年夏季賞与(ボーナス)の妥結水準を調査した。これによると,全産業平均金額は68万8146円,同一企業でみた昨夏の妥結実績と比較すると,額で4万1364円,対前年同期比で6.4%の増加と,2年連続でプラスとなった。
< 調査結果の概要 >
民間調査機関の (財) 労務行政研究所(理事長:矢田敏雄 東京都港区東麻布1−4−2)では,東証第1部上場企業132社を対象に,今年の賃上げと同時期に交渉・決定している,2011年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準を調査・集計した(2011年4月15日現在)。
調査結果によると,まず金額は,上記132社の全産業平均で68万8146円,同一企業でみた昨夏の妥結実績(64万6782円)と比較すると,額で4万1364円,対前年同期比で6.4%の増加となっている。2年ぶりにプラスの伸びに転じた昨2010年(同時期における集計で,対前年同期比2.4%増)から2年連続のアップであり,伸び率が5%を超えるのは,2005年(同5.2%増)以降,実に6年ぶりとなる。
産業別の妥結水準をみると,製造業(101社)の支給水準は69万2386円で,同一企業による対前年同期比は8.1%増,非製造業(31社)については67万4330円,同1.2%増と,昨年同様,製造業・非製造業ともにプラスの伸びを示した。
また,支給月数の平均としては,集計社数124社の平均で2.25カ月,同一企業で比較した場合,前年同期(2.10カ月)を0.15カ月上回った。支給月数の分布状況をみると,「2.5カ月台」が17.7%と最も多く,これに「2.0カ月台」が10.5%で続いている。
■ 調査・集計要領
(1)集計対象・集計社数:対象は,東証第1部上場企業(4月1日現在で1687社)のうち,原則として労働組合が主要な単産に加盟している企業。持株会社が東証第1部上場企業の場合,その主要子会社は集計対象とした。このうち,今年の賃上げ交渉と同時期に2011年の賞与・一時金を決定している企業で,当研究所が結果を把握し得た132社(月数集計は124社)を集計。
(2)集計対象範囲と集計方法:集計対象範囲は原則,組合員1人当たり平均(一部の年齢ポイント,標準労働者,全従業員平均による妥結額も集計に含む)。集計に当たっては,各社の1人当たり平均を単純に足し上げて集計社数で除した(単純平均)。
(3)集計時点:2011年4月15日(調査時期:2011年3月16日〜4月15日)
⇒詳細は添付資料(PDFファイル)をご参照ください。
■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
(財) 労務行政研究所『労政時報』編集部 担当:三宅 敦久 編集部直通TEL:03−3585−1300
●本プレスリリースは厚生労働省記者クラブのほか,クラブ加盟社以外の媒体にもご案内申し上げております。
また,本調査結果の詳細は,当研究所編集の『労政時報』第3797号(11. 5.13)にて紹介いたします。
○財団法人 労務行政研究所の概要
◆設立:1930年7月
◆理事長:矢田敏雄
◆事業内容:1)人事労務の専門情報誌『労政時報』をはじめとした定期刊行物の編集
2)人事・労務管理に関する調査研究
3)労働関係実務図書の編集
4)コンサルティング,セミナー・研究会等の開催
◆住所:〒106-0044 東京都港区東麻布1−4−2
民間調査機関の (財) 労務行政研究所(理事長:矢田敏雄 東京都港区東麻布1−4−2)では,東証第1部上場企業132社を対象に,今年の賃上げと同時期に交渉・決定している,2011年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準を調査・集計した(2011年4月15日現在)。
調査結果によると,まず金額は,上記132社の全産業平均で68万8146円,同一企業でみた昨夏の妥結実績(64万6782円)と比較すると,額で4万1364円,対前年同期比で6.4%の増加となっている。2年ぶりにプラスの伸びに転じた昨2010年(同時期における集計で,対前年同期比2.4%増)から2年連続のアップであり,伸び率が5%を超えるのは,2005年(同5.2%増)以降,実に6年ぶりとなる。
産業別の妥結水準をみると,製造業(101社)の支給水準は69万2386円で,同一企業による対前年同期比は8.1%増,非製造業(31社)については67万4330円,同1.2%増と,昨年同様,製造業・非製造業ともにプラスの伸びを示した。
また,支給月数の平均としては,集計社数124社の平均で2.25カ月,同一企業で比較した場合,前年同期(2.10カ月)を0.15カ月上回った。支給月数の分布状況をみると,「2.5カ月台」が17.7%と最も多く,これに「2.0カ月台」が10.5%で続いている。
■ 調査・集計要領
(1)集計対象・集計社数:対象は,東証第1部上場企業(4月1日現在で1687社)のうち,原則として労働組合が主要な単産に加盟している企業。持株会社が東証第1部上場企業の場合,その主要子会社は集計対象とした。このうち,今年の賃上げ交渉と同時期に2011年の賞与・一時金を決定している企業で,当研究所が結果を把握し得た132社(月数集計は124社)を集計。
(2)集計対象範囲と集計方法:集計対象範囲は原則,組合員1人当たり平均(一部の年齢ポイント,標準労働者,全従業員平均による妥結額も集計に含む)。集計に当たっては,各社の1人当たり平均を単純に足し上げて集計社数で除した(単純平均)。
(3)集計時点:2011年4月15日(調査時期:2011年3月16日〜4月15日)
⇒詳細は添付資料(PDFファイル)をご参照ください。
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(財) 労務行政研究所『労政時報』編集部 担当:三宅 敦久 編集部直通TEL:03−3585−1300
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また,本調査結果の詳細は,当研究所編集の『労政時報』第3797号(11. 5.13)にて紹介いたします。
○財団法人 労務行政研究所の概要
◆設立:1930年7月
◆理事長:矢田敏雄
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3)労働関係実務図書の編集
4)コンサルティング,セミナー・研究会等の開催
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