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東日本大震災被災地の中学校に「英語ペンマンシップ(アルファベット練習帳)」を無償配布!『東日本大震災被災地の子ども達に花苗を届けよう』プロジェクトも開始

NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(所在地:茨城県つくば市 代表小野村哲)は、東日本大震災被災地域の学校に「英語ペンマンシップ(アルファベット練習帳)」を無償提供することを決定。配布を希望をする中学校等を募る。被災地域の学校に花苗を送る計画も進め、賛同する個人や企業・団体からの支援を求めている。

報道機関各位
プレスリリース
2011年5月10日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所
理事長 小野村 哲

・東日本大震災被災地の中学校に「英語ペンマンシップ(アルファベット練習帳)」を無償配布 −英語学習におけるつまずきを、回避・軽減し、学力の伸長につなげるために−

・『東日本大震災被災地の子ども達に花苗を届けよう』プロジェクトも開始 −被災地域の学校を花でいっぱいに−  http://rise.gr.jp/


 NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(所在地:茨城県つくば市 代表 小野村哲)は、東日本大震災被災地域の学校に、「英語ペンマンシップ(アルファベット練習帳)」を無償で提供することとした。初回は、2,000冊。配布を希望をする中学校等を募る。
 あわせて、宮城県東松島市内を手始めに、被災地域の学校に花苗を送る計画も進めており、これらの事業に賛同する個人や企業・団体等からの支援を求めている。

■概要

 「英語ペンマンシップ」に関して、対象は、今回の震災で甚大な被害を受けた地域の中学校や不登校生徒の支援施設。希望は学校または施設単位とし、生徒数+2冊まで無償で送付する。
 同教材は、「リヴォルヴ学校教育研究所」が独自に開発したもので、アルファベットの練習だけでなく、「読むこと」「書くこと」基礎力を養い、学習につまずきやすい子ども達の困難を回避・軽減できる内容となっている。
 「花苗」に関して、対象は、同じく今回の震災で甚大な被害を受けた地域の小・中学校。200円×在籍児童・生徒数を目安とし、被災状況によっては、用土やプランター等の購入にも応じる。宮城県東松島市内の学校を手始めに事業を開始するが、地域経済の活性化のため、苗は同市内にて購入する。

■事業の背景等 詳細

 NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(所在地:茨城県つくば市 代表 小野村哲)は、これまで東日本大震災被災児童生徒の学用品支援にあたってきた。同法人が運営する不登校児童生徒のための教室「ライズ学園」の子ども達の発案によるもので、これまでに、岩手、宮城、福島、茨城各県の小中学校等に、筆記用具やノート、下敷き、マスクや通学用傘、長靴など30,000点以上をお届けしている。
 被災地の学校からは、「とりあえず必要なものはそろった」との声も聞かれる一方で、「大学ノートはあっても、英語4線ノートは不足している」「ワークなどの補助教材はまったくない」という学校も多い。そこで当法人では、被災地域の中学校に、在庫としてある「英語ペンマンシップ(アルファベット練習帳)」(http://rise.gr.jp/manaby/revolve_kyouzai#eigo)2,000冊をすべて無償で提供することとした。国立特別支援教育総合研究所のWebサイトでも紹介される同教材は、苦手を回避、軽減するとともに、得意を伸ばすとして全国各地で利用されている。

 NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所では、今年1月、全国の市町村教育委員会等に「読み書き困難の疑似体験」(小冊子及びCD-ROM)を配布するなど、「発達性ディスレクシア(読み書き障害)」への理解と支援方法の普及に取り組んできた。レオナルド・ダ・ヴィンチなど、歴史上の著名人にも読み書きに困難を抱えていた人が少なくないことが知られている。同法人の教室に通った生徒の中か
らは、小学校の段階で学習につまずきながら、最難関国立大学への進学を果たした生徒もいる。
 日本国内では、「発達性ディスレクシア」についてまだよく理解されておらず、気づかれぬままに「できない子」「やる気のない子」として放置されてしまうことが多いが、入門期に適切な支援があれば、その困難を回避、軽減することもできる。ひらがなでは、その困難の顕在化率は1〜2%ともいわれるが、英語については10%〜15%以上になるという研究報告もある。

 現場では、「ペンマンシップやワークを用意したいが、保護者から教材費を集められる状況にはない」「プリントを作りたくても、紙やインクが不足している」という。英語4線ノートの代わりに、「大学ノートで済ませる」という先生もいるが、特に入門期には4線ノートを使ってきちんと指導することが重要であり、b / d と p / q を同じ位置に書いたり、r と l を同じ大きさに書いたりする生徒は、その後の学習でつまずくことが多くなる。

 ノートといっても、マス目の大きさなど種類は多岐に及ぶ。数をまとめて購入すれば、また独自の工夫を盛り込んだものを印刷製本すれば、コストを抑えてより多くの子ども達の手もとに届けることができる。「今あるノートを使い終わったあとが心配」との声もあり、当法人では今後も長く支援を継続させるため、個人や企業等からの支援も募っている。

 また、宮城県東松島市内を手始めに、被災地域の学校に花苗を送る計画も進めている。同市立宮戸小学校では、花とともに野菜を育てる。同校の先生によれば、「毎年秋には、子ども達が育てた野菜を地域の人といっしょに調理し、収穫祭を行っていた。子ども達が楽しみにしていた行事の一つだが、今年は予算の目途が立たずあきらめていた」とのこと。
 本事業は、4月初旬、文房具等を届けるために福島・宮城の小学校等を訪れた当法人代表が、先生方と直接話をする中から生まれたもの。東松島市内には園芸農家も多いが、「注文がほとんどキャンセルされそうだ」と語る方もいる。当法人では、花苗を被災地域で購入し、子ども達の手で植えてもらうことで、わずかながらも心をいやし、地域活性化の手伝いができればと考えている。


【NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所とは】
 不登校児童生徒のための「ライズ学園」の運営を通じて学校教育のあり方を模索するとともに、教育に関するセミナー・ワークショップの開催、学校支援、教材開発・販売を行っている。
 これまでの支援活動の詳細は、Webページ上で公開している。


【本件の連絡先】
 NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所
 担当者 松井 由佳
 Tel 029-856-8143  FAX 029-896-4035
 e-mail : rise@cure.ocn.ne.jp URL : http://rise.gr.jp/
 〒305-0051 茨城県つくば市二の宮4-3-2 二の宮コーポC101
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