ビルベリーエキスが有害な光や紫外線から目を守ることが明らかに!
株式会社わかさ生活は、岐阜薬科大学 原英彰教授(岐阜市)との共同研究で、『ビルベリーエキスには光や紫外線による目の障害を軽減する効果があること』が明らかになり、2011年7月9日 第57回 日本薬学会 東海支部 総会(名古屋)にて発表いたします。
株式会社わかさ生活(本社:京都市、代表取締役:角谷建耀知)は、ブルーベリーサプリメントの原材料、ビルベリーの機能性研究を続けて参りました。この度、岐阜薬科大学 原英彰教授(岐阜市)との共同研究で、『ビルベリーエキスには光や紫外線による目の障害を軽減する効果があること』が明らかになり、2011年7月9日 第57回 日本薬学会 東海支部 総会(名古屋)にて発表いたします。この研究結果を多くの方に知っていただき、健康に役立てていただければ幸いです。
私たち現代人の目は、照明やテレビ、パソコンなど、日夜多くの光を浴びています。また、夏場の強い太陽光は紫外線の影響も無視できません。これら過剰な光は網膜色素変性症、黄斑変性症などの眼疾患を引き起こす原因の1つと考えられています。
弊社と岐阜薬科大学は、光や紫外線による網膜の障害に着目し、網膜細胞に対して長時間の光、または紫外線を照射し、細胞障害を引き起こす実験を行いました。研究では、ビルベリーエキスを加えることで光や紫外線が引き起こす細胞障害を抑え(図1)、生存率を改善できることが分かりました(図2a)。
理由として、光や紫外線は活性酸素を発生させ、それが網膜に障害を与えます。研究ではビルベリーにより活性酸素が減少することがわかりました。(図2b)。活性酸素が減少したことにより、網膜へのダメージが抑えられたと考えられています。
本研究の結果から、ビルベリーが過剰な光や紫外線で起こる網膜の障害を防ぐことが分かりました。
白内障や緑内障に加え、網膜色素変性症や黄斑変性症の発症リスク軽減に繋がることが期待されます。
【研究背景】
1. 光や紫外線のストレスと眼疾患
私たち現代人の目は、夜間照明の発達やパソコン、テレビ、携帯電話の普及により日夜を問わず多くの光を浴びるようになりました。また、夏場強くなる日差しに対し、紫外線からの目のケアを意識される方はそう多くありません。これら過剰な光や紫外線は、様々な目の疾患を引き起こす原因とされています。例えば、網膜色素変性症や黄斑変性症など、目の光を感受する網膜で起きる疾患です。
網膜色素変性症は国内における失明原因の第3位、黄斑変性症は第4位に挙げられています(1位 緑内障:20.7%、2位 糖尿病網膜症:19.0%、3位 網膜色素変性症:13.7%、4位 黄斑変性症9.1%、『2006年厚生労働省調査 成人の失明原因』より)。
2. ビルベリーと目の健康
ビルベリー(Vaccinium myrtillus L.)は野生種ブルーベリーと呼ばれ、一般栽培のブルーベリーに比べ青紫色天然色素『アントシアニン』を多く含む果実です。アントシアニンはポリフェノールの一種で非常に高い抗酸化作用をもつため、健康によい成分として注目を浴びています。ビルベリーの豊富なアントシアニンは、私たちが光を認識するうえで重要な網膜の“ロドプシン”を再合成するはたらきや、視力低下、眼精疲労の軽減、あるいは白内障、緑内障など眼疾患の予防に有効であることがこれまで報告されています。このような背景から、これまで私たちは岐阜薬科大学 原英彰教授とビルベリーの機能性について共同研究を行ない、糖尿病網膜症や黄斑変性症、緑内障の予防、また他にも胃潰瘍の予防効果を明らかにしてきました。この度、新たに生活環境からの目の健康維持の観点から、光や紫外線によるストレスに対するビルベリーの有効性評価に着目し、長時間の蛍光灯の光や紫外線が網膜細胞に及ぼす影響、そしてビルベリーの網膜保護効果を調べました。
【研究方法】
本研究では網膜の細胞を用いて試験しました。細胞に24時間の白色光(蛍光灯の光)、または一定量の紫外線(UV-A)を照射することで細胞に障害を与えました。更に、白色光や紫外線によって引き起こされる細胞障害では細胞内で活性酸素が発生し、細胞自身を障害することから、光照射後の活性酸素量を測定しました。また、細胞死に関わるMAPキナーゼの変動を調べました。以上、光や紫外線の照射で引き起こされる細胞の障害に対し、ビルベリーエキスを事前に添加することによる抑制効果を調べました。
【参考ページ】
・『わかさ生活企業サイト』:http://company.wakasa.jp/
・本研究の詳細、その他の研究結果については、わかさ生活企業サイト内、
『わかさ生活研究所/研究発表』;http://company.wakasa.jp/concept/labo.phpをご覧ください。
・アントシアニンの詳しいはたらきについては、
『アントシアニン研究室』;http://aomurasaki.wakasa.jp/をご覧ください。
本件に関するお問い合せ先
TEL:075-213-8229, FAX:075-213-8877
e-mail:koho@blueberryeye.co.jp
〒600-8008 京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22
担当:わかさ生活 広報課 青木 美奈、藤本 寛
私たち現代人の目は、照明やテレビ、パソコンなど、日夜多くの光を浴びています。また、夏場の強い太陽光は紫外線の影響も無視できません。これら過剰な光は網膜色素変性症、黄斑変性症などの眼疾患を引き起こす原因の1つと考えられています。
弊社と岐阜薬科大学は、光や紫外線による網膜の障害に着目し、網膜細胞に対して長時間の光、または紫外線を照射し、細胞障害を引き起こす実験を行いました。研究では、ビルベリーエキスを加えることで光や紫外線が引き起こす細胞障害を抑え(図1)、生存率を改善できることが分かりました(図2a)。
理由として、光や紫外線は活性酸素を発生させ、それが網膜に障害を与えます。研究ではビルベリーにより活性酸素が減少することがわかりました。(図2b)。活性酸素が減少したことにより、網膜へのダメージが抑えられたと考えられています。
本研究の結果から、ビルベリーが過剰な光や紫外線で起こる網膜の障害を防ぐことが分かりました。
白内障や緑内障に加え、網膜色素変性症や黄斑変性症の発症リスク軽減に繋がることが期待されます。
【研究背景】
1. 光や紫外線のストレスと眼疾患
私たち現代人の目は、夜間照明の発達やパソコン、テレビ、携帯電話の普及により日夜を問わず多くの光を浴びるようになりました。また、夏場強くなる日差しに対し、紫外線からの目のケアを意識される方はそう多くありません。これら過剰な光や紫外線は、様々な目の疾患を引き起こす原因とされています。例えば、網膜色素変性症や黄斑変性症など、目の光を感受する網膜で起きる疾患です。
網膜色素変性症は国内における失明原因の第3位、黄斑変性症は第4位に挙げられています(1位 緑内障:20.7%、2位 糖尿病網膜症:19.0%、3位 網膜色素変性症:13.7%、4位 黄斑変性症9.1%、『2006年厚生労働省調査 成人の失明原因』より)。
2. ビルベリーと目の健康
ビルベリー(Vaccinium myrtillus L.)は野生種ブルーベリーと呼ばれ、一般栽培のブルーベリーに比べ青紫色天然色素『アントシアニン』を多く含む果実です。アントシアニンはポリフェノールの一種で非常に高い抗酸化作用をもつため、健康によい成分として注目を浴びています。ビルベリーの豊富なアントシアニンは、私たちが光を認識するうえで重要な網膜の“ロドプシン”を再合成するはたらきや、視力低下、眼精疲労の軽減、あるいは白内障、緑内障など眼疾患の予防に有効であることがこれまで報告されています。このような背景から、これまで私たちは岐阜薬科大学 原英彰教授とビルベリーの機能性について共同研究を行ない、糖尿病網膜症や黄斑変性症、緑内障の予防、また他にも胃潰瘍の予防効果を明らかにしてきました。この度、新たに生活環境からの目の健康維持の観点から、光や紫外線によるストレスに対するビルベリーの有効性評価に着目し、長時間の蛍光灯の光や紫外線が網膜細胞に及ぼす影響、そしてビルベリーの網膜保護効果を調べました。
【研究方法】
本研究では網膜の細胞を用いて試験しました。細胞に24時間の白色光(蛍光灯の光)、または一定量の紫外線(UV-A)を照射することで細胞に障害を与えました。更に、白色光や紫外線によって引き起こされる細胞障害では細胞内で活性酸素が発生し、細胞自身を障害することから、光照射後の活性酸素量を測定しました。また、細胞死に関わるMAPキナーゼの変動を調べました。以上、光や紫外線の照射で引き起こされる細胞の障害に対し、ビルベリーエキスを事前に添加することによる抑制効果を調べました。
【参考ページ】
・『わかさ生活企業サイト』:http://company.wakasa.jp/
・本研究の詳細、その他の研究結果については、わかさ生活企業サイト内、
『わかさ生活研究所/研究発表』;http://company.wakasa.jp/concept/labo.phpをご覧ください。
・アントシアニンの詳しいはたらきについては、
『アントシアニン研究室』;http://aomurasaki.wakasa.jp/をご覧ください。
本件に関するお問い合せ先
TEL:075-213-8229, FAX:075-213-8877
e-mail:koho@blueberryeye.co.jp
〒600-8008 京都市下京区四条烏丸長刀鉾町22
担当:わかさ生活 広報課 青木 美奈、藤本 寛