神奈川県災害ボランティアネットワーク 岩手県遠野市に神奈川県の被災地活動施設の設置 〜宮城県へのボランティアバス運行も 今後は石巻市内へ〜
「神奈川災害ボランティアネットワーク(以下KSVN)」は、「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」の一環として、岩手県遠野市内に被災地活動拠点施設「かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(愛称:かながわ金太郎ハウス)」を設置し、7月24日に開所することになりました。
「神奈川災害ボランティアネットワーク(以下KSVN)」は、3月11日に発生した東日本大震災での被災地支援ボランティア活動を支援することを目的に、神奈川県、神奈川県社会福祉協議会と協働で「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」を設立、運営しています。このステーション事業の一環として、この度神奈川県が、被災した岩手県沿岸部で復興支援のボランティア活動をサポートするため、岩手県遠野市内に被災地活動拠点施設「かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(愛称:かながわ金太郎ハウス)」を設置し、7月24日に開所することになりました。 このような施設の開設は、都道府県では初めての試みです。岩手県内の被災地は関東地区から遠く現地での宿泊がままならないなど、必ずしも支援活動を十分行うことができないとの難点がありましたが、ボランティア活動の拠点を遠野に設けることで長期滞在型の活動も可能になり、活動内容や範囲を広げることができると期待されます。“かながわ金太郎ハウス”の運営を遠野市社会福祉協議会と協働で行うことで、より現地密着型の支援活動を行ってまいります。
未だ地震や津被の傷跡が多く残り、様々な支援を求めている被災地での支援活動拠点を設けたことで、より多くのボランティア参加者が継続的にじっくりと腰を据えて支援参加が行えるようになると期待しています。
*“かながわ金太郎ハウス”の詳細は添付のPDF資料をご覧ください。
“かながわ金太郎ハウス”開所に先駆け、6月には神奈川県と社団法人神奈川県バス協会はボランティアバスの運行協定(8月末までに100台運行予定)を締結し、宮城県や岩手県などの被災地へのボランティアバスの安定的な運行をおこなっています。宮城県内のボランテイアバスはこれまで東松島市内を中心に派遣してきましたがこれから石巻市内への派遣を考えています
石巻市は、漁業のまちとして石巻港や石巻漁港が整備され、2005年(平成17年)、1市6町合併により人口16万人(平成23年2月末日)の県内第2の都市で、避難者数は、宮城県内33,207人のうち、市町村別で第1位の8,776人に上っていました(5月11日公表)。 こうした状況の中、石巻市立湊小学校の避難所には今なお171人(7月13日現在)が避難しているほど被害が厳しい状況で、避難所内のボランティアセンターと連携して支援活動を行うことになりました。主な活動内容は家屋や側溝の泥出し作業などです。この避難所では、パキスタン人を中心とした愛知県の人道支援団体ヒューマニティ・ファースト日本支部(本部:英国ロンドン)や、中国人留学生のグループが炊き出しをおこなったり、東京など日本国内在住の様々な国の外国人(ドイツ人、フランス人など)のグループが泥出しなどの支援活動をおこなっています。
また、岩手県へも、山田町に週2便運行しておりましたが、7月24日からは遠野行きへと変更いたします。また参加費も1人4,000円と低料金になり、個人でも団体でも申し込みが可能です。詳細はKSVNのホームページ(http://ksvn.jp/)にてご覧いただけます。
※「神奈川災害ボランティアネットワーク」とは
1995年の阪神淡路大震災の教訓を神奈川に生かそうと、97年4月に設立。平時においては地域の防災・減災の取り組みや市民同士の顔の見える関係の構築、災害時においては被災者支援と災害ボランティアセンターの運営、被災地へのボランティアバスの運行、ボランティアコーディネーター等の養成などに取り組むネットワーク型団体。県内各地の災害ボランティアネットワーク等のボランティア団体等が運営団体として参加。
※「かながわ東日本大震災ボランティアステーション」とは
2011年3月11日に起きた「東日本大震災」の発生により、県内に設置された一時避難所に滞在される被災者の方々を市民の共助でささえること、また被災地支援をさらに強化する目的で、同年4月11日に神奈川県と神奈川県社会福祉協議会、神奈川災害ボランティアネットワークの3者の協働により立上げ。現在、1,600名以上のボランティア登録者がおり、延べ1,000人以上を被災地支援ボランティアとして被災地に派遣しています。
◆本件に関するご取材・写真・資料等のお問い合わせ先:
神奈川災害ボランティアネットワーク
かながわ東日本大震災ボランティアステーション 広報担当
045-312-1121 (内線:4141、4142)、pr@ksvn.jp
http://ksvn.jp/
未だ地震や津被の傷跡が多く残り、様々な支援を求めている被災地での支援活動拠点を設けたことで、より多くのボランティア参加者が継続的にじっくりと腰を据えて支援参加が行えるようになると期待しています。
*“かながわ金太郎ハウス”の詳細は添付のPDF資料をご覧ください。
“かながわ金太郎ハウス”開所に先駆け、6月には神奈川県と社団法人神奈川県バス協会はボランティアバスの運行協定(8月末までに100台運行予定)を締結し、宮城県や岩手県などの被災地へのボランティアバスの安定的な運行をおこなっています。宮城県内のボランテイアバスはこれまで東松島市内を中心に派遣してきましたがこれから石巻市内への派遣を考えています
石巻市は、漁業のまちとして石巻港や石巻漁港が整備され、2005年(平成17年)、1市6町合併により人口16万人(平成23年2月末日)の県内第2の都市で、避難者数は、宮城県内33,207人のうち、市町村別で第1位の8,776人に上っていました(5月11日公表)。 こうした状況の中、石巻市立湊小学校の避難所には今なお171人(7月13日現在)が避難しているほど被害が厳しい状況で、避難所内のボランティアセンターと連携して支援活動を行うことになりました。主な活動内容は家屋や側溝の泥出し作業などです。この避難所では、パキスタン人を中心とした愛知県の人道支援団体ヒューマニティ・ファースト日本支部(本部:英国ロンドン)や、中国人留学生のグループが炊き出しをおこなったり、東京など日本国内在住の様々な国の外国人(ドイツ人、フランス人など)のグループが泥出しなどの支援活動をおこなっています。
また、岩手県へも、山田町に週2便運行しておりましたが、7月24日からは遠野行きへと変更いたします。また参加費も1人4,000円と低料金になり、個人でも団体でも申し込みが可能です。詳細はKSVNのホームページ(http://ksvn.jp/)にてご覧いただけます。
※「神奈川災害ボランティアネットワーク」とは
1995年の阪神淡路大震災の教訓を神奈川に生かそうと、97年4月に設立。平時においては地域の防災・減災の取り組みや市民同士の顔の見える関係の構築、災害時においては被災者支援と災害ボランティアセンターの運営、被災地へのボランティアバスの運行、ボランティアコーディネーター等の養成などに取り組むネットワーク型団体。県内各地の災害ボランティアネットワーク等のボランティア団体等が運営団体として参加。
※「かながわ東日本大震災ボランティアステーション」とは
2011年3月11日に起きた「東日本大震災」の発生により、県内に設置された一時避難所に滞在される被災者の方々を市民の共助でささえること、また被災地支援をさらに強化する目的で、同年4月11日に神奈川県と神奈川県社会福祉協議会、神奈川災害ボランティアネットワークの3者の協働により立上げ。現在、1,600名以上のボランティア登録者がおり、延べ1,000人以上を被災地支援ボランティアとして被災地に派遣しています。
◆本件に関するご取材・写真・資料等のお問い合わせ先:
神奈川災害ボランティアネットワーク
かながわ東日本大震災ボランティアステーション 広報担当
045-312-1121 (内線:4141、4142)、pr@ksvn.jp
http://ksvn.jp/