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ハイブリッドアートラボ〜デジタルものづくりで若いクリエーターと市民を応援する新しいアートプロジェクトを開催(府中市美術館)

デジタル映像表現で誰もが高度な表現力を獲得した様な革新的現象が、ものづくりの世界でも起きています。
PCを用い誰もがリアルな造形をすることが最先端では可能な今、逸早くその造形に取組むアーティストを迎え、若いクリエーターや市民とアートものづくりを実践する、アートプログラムを府中市美術館で開催します。

ハイブリッドアートラボ / Hybrid Art Laboratory
府中市美術館公開制作事業

○ 報道資料

● 会 期 平成23 年9 月17 日(土)〜11 月23 日(水・祝)
● 会 場 府中市美術館公開制作室 東京都府中市浅間町1-3
京王線府中駅より「ちゅうバス(多磨町行き)」「京王バス(武蔵小金井駅行き)」にて7 分
JR中央線武蔵小金井駅より「京王バス(府中駅行き)」にて15 分
地図URL = http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/access/

● 主 催 府中市美術館
● 企画協力 ハイブリッドアートラボ
制作監督:久保田晃弘 / 企画担当:岡田智博 / 会場構成:新野圭二郎

● 協 力 多摩美術大学 情報デザイン学科・絵画学科版画専攻、FabLab Japan、クリエイティブクラスター、ほか各者

● 掲載ホームページ 府中市美術館http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/kokai_hybridartlab/
ハイブリッドアートラボ公式サイト http://hybridartlab.org/

● 本プロジェクトに関する問い合わせ先
電子メール info@hybridartlab.org 携帯電話 080-7002-8807 ハイブリッドアートラボ(岡田)

● 企画概要
 身のまわりのデジタル機器を用いたものづくり(デジタルファブリケーション)が広く普及し始める中、コンピュータグラフィックスやデジタル映像が美術のかたちを大きく変貌させたように、美術造形そのものに大きな変貌がこれから起こりうる状況がみえつつあります。
このような大きな変化を前に、デジタルファブリケーションによる造形表現に取り組み始めた、先駆的な作家を公開制作に迎え、多摩地区を中心に活動する新進作家や市民による「クルー」とともに、新たな造形とものづくりの可能性を実践して行く制作プログラムです。
 会期中、美術館にテンポラリーなラボが誕生、デジタルファブリケーションを実現するカッティングマシーンや3D プリンタを用意します。身の回りのデジタル機器を用いることで、ひとりひとりの創作と美術制作を拡張する可能性を実感することが出来る、新しいタイプの公開制作です。

○ 実施内容
1. デジタルファブリケーションによるオープンな公開制作の実施
〜若手アーティストや市民がデジタルものづくりによる創作を行なうラボが誕生〜
府中市美術館公開制作室に、デジタルファブリケーション機器を並べた制作工房「ハイブリットアートラボ」を公開制作期間中に開設、実際に機器を用いた作品制作を、メディアアーティストの久保田晃弘(多摩美術大学教授)を中心とした、作家グループが行ないます。
作家グループは、本公開制作の「クルー」として公募、審査と活用講習を経た「クルー」たちが、新しい造形による作品制作に
挑みます。作品制作の成果は、随時、公開制作室前に設えたケースを通じて鑑賞できるようにします。

※ クルーの公募は、美術館WEB サイト http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/kokai_hybridartlab/ ならびにハイブリッドアートラボ公式サイト http://hybridartlab.org/ を通じてお伝えします。

2. 市民が新しい造形を体験できるワークショップ
デジタルファブリケーションによる新しい造形を市民が制作体験できるワークショップを、多摩地区から生まれた若手作家による「クルー」と久保田晃弘によって実施します。

□ プログラム

(ア) 編みぐるみでスマートフォンケースをつくろう(携帯電話も可)=力石咲(ハイパーニットクリエーター)9 月25 日(日)開催

(イ) CASA(傘)で小物入れをつくろう!=HOUKO(デザイナー)10 月10 日(月・祝)

(ウ) (ほぼ)なんでも作るワークショップ!(ただし美しいもの)=久保田晃弘(メディアアーティスト) + FabWorks 11 月13 日(日)

参加方法は、美術館WEB サイト
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/kokai_hybridartlab/ を通じてお伝えします。

3. デジタルファブリケーションによる造形イノベーションを提起するトークプログラム

新たな造形分野であるデジタルファブリケーションが、もたらす可能性を、同分野に取り組む先駆者と、多摩地区にゆかりのあ
る造形分野におけるリーダーが語り合うトークプログラムを開催します。
(各回予約不要)

オープニングシンポジウム
「デジタルファブリケーションの先駆者たちが語る可能性」
9 月19 日(月・祝)14:00〜16:30 参加費=無料
出演:田中浩也(FabLab Japan)、松井茂(詩人)、久保田晃弘(メディアアーティスト)
司会:岡田智博(アートプロデューサー)
※ 閉館後17:00 から関係者を対象にレセプション(創作室) 参加費=500 円

アーティストトーク
「デジタルファブリケーションがもたらす美とものづくりの可能性」
10 月30 日(日)14:00〜16:00 参加費=無料
出演:久保田晃弘(メディアアーティスト)、岡田智博(アートプロデューサー)、井出洋一郎(当館館長) ほか
司会:武居利史(当館学芸員)

ハイブリッドアート誕生!成果発表会
11 月23 日(水)14:00〜16:00 参加費=無料
久保田晃弘(メディア・アーティスト)、クルーのみなさん

○ ラボディレクター紹介 久保田晃弘(くぼたあきひろ)
1988 年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。数値流体力学、人工物工学(設計科学)に関する研究を経て、1998 年から多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース教授。現在は、衛星芸術、バイオアート、デジタルファブリケーション、ソーシャルマテリアル、自作楽器によるサウンドパフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中。
クルーでもある、多摩地区で先端的な美術をおさめた若手作家が、デジタルファブリケーションで新たな作品を創作します。また、ワークショップでデジタルものづくりをみなさんとシェアします。
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