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作業遠隔支援システム『Remote Guideware』のスマートフォン対応版をリリース

バーチャル空間と現実世界をつなぐ画期的な機能の体感展示を10月に実施
株式会社構造計画研究所本社:東京都中野区、代表取締役社長 CEO:服部正太)は、作業遠隔支援システム『Remote Guidewareリモートガイドウェア)』のスマートフォン対応版を9月にリリースし、紹介セミナーと次世代型コミュニケーションの体感展示を実施いたします。
『Remote Guideware』は通信技術と拡張現実AR:Augmented Reality)技術を活用し、遠隔地の現場とのコミュニケーションを支援するシステムです。建物やエレベーター、遊興施設、設備プラント機器の点検業務など専門家や資格保有者が現地にいないと解決しなかった問題に対し、当社ではこれまでRemote Guidewareを使った解決策を多く提案してまいりました。
今回の東日本大震災を踏まえ、日常運用時での利用のみならず、復旧対応時においても現場との迅速なコミュニケーションに役立ち、復旧現場からより手軽に情報伝達を行うためのシステムとして、この度、Remote Guidewareスマートフォン対応版をリリースいたします。
施設の点検業務のみならず、近年、経営面から注目が集まっている災害時の事業継続性への対応としても役立つものとなっています。さらに、熟練者や技術者とのコミュニケーションを通じて、現場で直面した課題に対して、解決に至った経過を記録することで、次の世代の技術伝承にもつながります。

●スマートフォン対応版について
従来のパソコンでの使用も可能ですが、スマートフォンやタブレットPC などAndroid2.2 以上のOS を使用した端末で使用可能になりました。携帯端末を利用することで、現場で入手した情報を即座に関係者と共有できます。また、操作も片手で簡単に行えるようになりました。
インターネットやWi-Fi、WiMAX、3G回線HSDPA / HSUPA)等の無線ネットワーク環境の上で、現場の映像や音を文書やスケッチ画などと重ね合わせるAR 技術を利用することにより、専門家のいない遠隔地でもリアルタイムの点検・確認作業を可能にしています。

■ Remote Guidewareの特長と主な機能
・画像を使ったコミュニケーション機能
 静止画や動画をスマートフォンやPC を使ってリアルタイムに送受信可能です。現時点では、3G 回線HSDPA / HSUPA)環境のもとで、このような情報の送受信が可能な数少ない製品の一つです。

・デジタル情報表示機能
 受送信する静止画、動画に重ねて、文書や図面などを表示したり、付箋、文字、図形を描画したりして、双方の意思確認をすることができます。

・メッセージ伝達機能
 簡易なメッセージのやりとりを行うことができます。災害時にトラフィックが大量に発生した場合でも、緊急時の連絡手段として活用できます。

・デジタル情報の取り出しと保存機能
 端末を通して行った全てのコミュニケーションを記録し、履歴として保存することができます。

・カスタマイズ対応
 基幹システムとの連携や画面変更、専用フォーマットへの帳票出力など、ご要望に応じたカスタマイズが可能です。

■体感展示について
Remote Guidewareを使った次世代型コミュニケーションとして、様々なセンサーデバイスやCADソフトウェアとのデータ連携を実現した体感展示を『KKE Vision 2011』にて実施します。
具体的には、遠隔地のセンサーから得られる建物の振動や部屋の温度、湿度、照度や世帯ごとの電力量などのデータをリアルタイムに取得し、Remote Guidewareを通じて省エネ診断するデモンストレーションや、建物の3次元CADモデル上で操作したウォークスルー映像を現場の作業者へ配信し、点検個所と経路のイメージを伝える展示を行います。

 KKE Vision 2011
 日時 :2011年10月12日-14日
 会場 :ヒルトン東京西新宿)
 費用 :無料
 お申込みWebサイト
 http://kv2011.kke.jp

現在、これらのデモンストレーションをもとに、各種デバイスやクラウドサービスからRemote Guidewareの機能を利用可能とするAPIApplication Program Interface)を開発中です。
今後、構造計画研究所のAR技術を応用し、スマートフォンやセンサー機器から得られる『現実空間』のデータとコンピュータ上の『仮想空間』のデータとを重ね合わせた次世代型のコミュニケーションを実現する計画です。

■紹介セミナーについて
下記の日程にてスマートフォン対応版の紹介セミナーを実施いたします。
 予防保全・災害対策セミナー
 日時 :2011年9月30日
 会場 :構造計画研究所 本所新館 B1F レクチャールーム
 費用 :無料
 お申込みWebサイト
 https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/469

■復興支援のための無償版ご提供について
構造計画研究所では、『Remote Guideware』の簡易版で、クラウド環境で稼働するSmart Guideware(スマート・ガイドウェア)を、東日本大震災後の2011年4月から無償提供してまいりましたが、この度、引き続きこの無償サービスを継続することを決定いたしました。今回の震災で露呈したように、被災状況に関する情報の不完全さと不正確さは、企業の経営的な判断を遅らせ、的確な意思決定を阻害することにつながります。今後の防災対策における復旧支援サービスの情報収集のため、本無償サービスをご利用いただくことも可能です。以下のWebサイトにてお申し込みを受け付けております。

 Smart Guideware 無償サービスのご提供
 お申込みWebサイト
 http://www4.kke.co.jp/guideware/index.html
※ライセンス数には限りがございますため、お早目にお申込みください。

■構造計画研究所について
構造計画研究所は1959年の設立から現在まで、ネットワーク、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至る様々な分野で、最新のITを駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供してきました。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しています。構造計画研究所の詳細情報はwebサイトhttp://www.kke.co.jp をご覧ください。

※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナーから発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
・セミナー内容、参加申し込みに関する窓口
株式会社構造計画研究所 デザイン工学部 井野昭夫
TEL: 03-5342-1132 FAX: 03-5342-1232 e-mail: a_ino@kke.co.jp
・報道メディア関係窓口
株式会社構造計画研究所 広報担当 金弘宗、石橋敬久
TEL: 03-5342-1006 FAX:03-5342-1053 e-mail:kkeinfo@kke.co.jp

《関連URL》
http://www.kke.co.jp
http://www4.kke.co.jp/guideware/index.html
https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/469
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