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　今年9月、紀伊半島に上陸した台風12号により、龍神温泉では施設等の被害は少なかったものの、村外からの主要道路が山崩れなどにより不通となりました。
　道路の復旧は、早期に行われ、龍神温泉は通常どおり営業を開始いたしましたが、台風による被害のため、多くの観光客が、「龍神温泉はまだ営業していないのでは」と思っています。
　
　そこで、龍神温泉の施設（旅館6館、立ち寄り湯１施設）が協力し、龍神温泉初となる宿の女将、宿主人が一堂に会したポスターを作成しました。
　龍神温泉は、紀州徳川家に保護された温泉でもあり、江戸時代に出版された当時の旅のガイドといえる「紀伊国名所図会」にも紹介されています。そこには、当時の温泉の風景に宿の屋号が記されており、龍神温泉の宿は、それぞれに歴史と文化のある宿です。

　ポスターの趣旨としては、歴史ある温泉・宿が「台風被害はあったものの、いつもどおりの変わらぬおもてなしをしております。」という強いメッセージを、龍神温泉が一丸となって発信し、今まで以上に多くの方々に龍神温泉を楽しんでいただきたいとの思いで作成しています。
　さらに、ポスターにある「龍神温泉.jp」では、復旧工事による道路の通行止めなどが多くあることから、道路情報を強化し、臨時アクセスページを設け、日々最新の道路アクセス情報を発信しています。龍神温泉へのお越しの際は「龍神温泉.jp」をご覧いただき、道路情報を確認の上、お越しいただきたいと思います。
　このポスターの掲示場所としては、和歌山県内始め、京阪神、東京、名古屋方面へ総数1000枚の掲示を予定です。

　龍神温泉では、これから紅葉の季節を迎え、年内でも最も美しい季節となります。和歌山最高峰龍神岳の麓を通る「高野龍神スカイライン」も10月21日に復旧し、龍神岳、護摩壇山山頂周辺のブナの紅葉も見頃になります。
　このポスターを通じて台風による風評を拭い、龍神温泉全体を盛り上げ、一人でも多くの方に、紅葉が旬となる龍神温泉に足を延ばしてもらいたいと考えています。

・「龍神温泉.jp」：平成２３年３月から「龍神温泉」のホームページを立ち上げ、龍神温泉・龍神村の魅力（温泉・村の食・むらびと）などを紹介し、ブログ「龍神村新聞」では、ガイドブックには掲載されない、龍神村・周辺地域の小ネタを日々取り上げ掲載しています。

・この企画は和歌山県からの委託事業「ふるさと資源を核とした山村・都市交流推進事業」の一環として実施しています。

【お問い合わせ先】　財団法人龍神村開発公社ふるさと事業部　電話：0739-79-0090 　担当:幸田、長田