カナダ・オンタリオ州政府、歯科用医薬品メーカー、 ノボコル・ファーマスーティカル社の事業拡大を支援 〜約7億6,000万円を融資〜
カナダ・オンタリオ州政府は、歯科用医薬品の専門メーカー、ノボコル・ファーマスーティカル・カナダ社(Novocol Pharmaceutical of Canada、本社:オンタリオ州ケンブリッジ、以下ノボコル社)※1のケンブリッジの施設への設備投資を支援することを発表しました。
カナダ・オンタリオ州政府は、歯科用医薬品の専門メーカー、ノボコル・ファーマスーティカル・カナダ社(Novocol Pharmaceutical of Canada、本社:オンタリオ州ケンブリッジ、以下ノボコル社)※1のケンブリッジの施設への設備投資を支援することを発表しました。この支援により、旧式の生産ラインが新しい研究開発センターに転換される予定です。ノボコル社は、世界における競争力を高めるべく、事業の多様化と感染症予防用の製品の開発を進めています。同社は、今後5年間で5,400万カナダドル(約41億400万円)以上を投資する予定で、このうち、州政府が1,000万カナダドル(約7億6,000万円)を融資します。
ノボコル社と、その親会社であるフランスのセプトドントSAS社(Septodont SAS、本社:フランス・パリ、以下セプトドント社)※2は、歯科用麻酔薬の生産における世界的な企業です。ノボコル社は、米国において自社ブランド製品や他社ブランド製品の製造、そしてプライベート・レーベルの製品において大きなシェアを占めています。
オンタリオ州政府のブラッド・デュグイッド(Brad Duguid)経済開発貿易省大臣は「オンタリオ州は、地元の雇用の創出や州経済の強化を確実にする研究開発や、イノベーションに取り組むノボコル社のような企業を支援できることを大変喜ばしく思っています。4万1,500人ものオンタリオ州民がこのライフサイエンス業界で働いていますが、これは、州の経済にとって大変重要な役割を担っています」と、述べています。
また、セプトドント・ノース・アメリカの代表取締役社長ケント・チュウ(Kent Chiu)氏は「ノボコル社がオンタリオ州のケンブリッジに拠点を置き、歯科用注射剤の製造において、世界をリードしてきたという事実と、この業界において、技術を持った社員たちが100年の歴史を築きあげてきたことを大変誇りに思っています。この世界的な経済競争の中、合理化はもはや競争を勝ち抜くための有効な手段ではなくなっており、単に事業の現状維持に必要不可欠なものに過ぎません。最先端の研究開発とイノベーションに対する州政府の支援を受けて、我々は次の段階に進み、地元での雇用を創出することによって、地元に利益を還元し、弊社の事業の成功につなげることができました」と、述べています。
■関連情報
・2010年には、オンタリオ州の製薬業界の輸出額は58億カナダドル(約4,408億円)に上りました。
・2010年、オンタリオ州は北米における海外直接投資先としてカリフォルニア州に次ぐトップにランクされました。同年、オンタリオ州は、合計127件の海外直接投資プロジェクトを誘致し、1万1,200人以上の雇用が創出されました。
・州の税制改革の結果、事業投資にかかる税額が半減され、これによりオンタリオ州の競争力が高まり、ビジネスの成長が促進されています。
・オンタリオ州での事業の成長を支援するプログラムとサービスについての詳細は下記のURLをご参照ください。http://www.ontariocanada.com/ontcan/1medt/en/progserv_main_en.jsp (英文)
※1 ノボコル・ファーマスーティカル・カナダ社(Novocol Pharmaceutical of Canada社)は、1911年に設立されたカナダ・オンタリオ州のケンブリッジを本社とする歯科治療、歯科麻酔薬に特化した世界有数の製薬会社です。
ノボコル社についての詳細は下記のURLをご参照ください。
http://www.novocol.com/home/ (英語)
※2 セプトドントSAS社(Septodont SAS社)は、1932年に設立され、フランスのパリを本社とする現在の歯科医学におけるリーディング・カンパニーです。
Septodont SAS社についての詳細は下記のURLをご参照ください。
http://www.septodont.fr/(仏語)
為替レートは1カナダドル=76円で計算。
■オンタリオ州のライフサイエンス産業について
オンタリオ州は、インスリンの発見や、初の小児用髄膜炎ワクチンの開発、抗体被覆ステント(人工血管)、バイオ人工角膜や世界初の人工肘関節など、ライフサイエンス分野において優れた発見と革新の歴史を有しています。同州では、約850社のライフサイエンス関連企業に4万人以上が就労しており、年間収益は140億カナダドル(約1兆640億円)を超えます。アストラゼネカ、バイエル、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ファイザー、アグファ・ヘルスケア、GEメディカル・システムズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン・メディカルプロダクツ、シーメンス、アムジェン、ジェンザイムやサノフィパスツールなどの主要製薬企業が同州に進出しています。
■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの37%、人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。
約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。2010年の日本の対オンタリオ州の輸入額は10億6,000万カナダドル、同輸出額は、91億6,000万カナダドルとなっています。
詳細は、「インベスト・イン・オンタリオ」日本語サイトhttp://www.investinontario.com/Japan 、「Ontario Exports」http://www.ontarioexports.com をご覧ください。
オンタリオ州政府サイト: http://www.gov.on.ca/
オンタリオ州政府経済開発貿易省(Ministry of Economic Development and Trade)サイト:
http://www.InvestinOntario.com
■オンタリオ州政府在日事務所について
オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年6月、オンタリオ州政府経済開発貿易省(Ministry of Economic Development and Trade)によって、開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。
URL: http://www.sse.gov.on.ca/medt/investinontario/jp/Pages/ontario_and_japan.aspx
オンタリオ州の投資情報に関するお問合せ
オンタリオ州政府在日事務所(カナダ大使館内)
ロバート・アルマー(Robert Ulmer)、澤木(さわき)
Tel: 03-5412-6450 FAX: 03-5412-6250
E-mail: robert.ulmer@international.gc.ca
プレスリリースに関するお問合せ
カナダ・オンタリオ州政府経済開発貿易省 日本広報窓口
株式会社トークス
森田、中村、松本
Tel: 03-3261-7715 FAX: 03-3261-7174
東京都千代田区九段南4-8-8 日本YWCA会館5F
E-mail: ontario@pr-tocs.co.jp
ノボコル社と、その親会社であるフランスのセプトドントSAS社(Septodont SAS、本社:フランス・パリ、以下セプトドント社)※2は、歯科用麻酔薬の生産における世界的な企業です。ノボコル社は、米国において自社ブランド製品や他社ブランド製品の製造、そしてプライベート・レーベルの製品において大きなシェアを占めています。
オンタリオ州政府のブラッド・デュグイッド(Brad Duguid)経済開発貿易省大臣は「オンタリオ州は、地元の雇用の創出や州経済の強化を確実にする研究開発や、イノベーションに取り組むノボコル社のような企業を支援できることを大変喜ばしく思っています。4万1,500人ものオンタリオ州民がこのライフサイエンス業界で働いていますが、これは、州の経済にとって大変重要な役割を担っています」と、述べています。
また、セプトドント・ノース・アメリカの代表取締役社長ケント・チュウ(Kent Chiu)氏は「ノボコル社がオンタリオ州のケンブリッジに拠点を置き、歯科用注射剤の製造において、世界をリードしてきたという事実と、この業界において、技術を持った社員たちが100年の歴史を築きあげてきたことを大変誇りに思っています。この世界的な経済競争の中、合理化はもはや競争を勝ち抜くための有効な手段ではなくなっており、単に事業の現状維持に必要不可欠なものに過ぎません。最先端の研究開発とイノベーションに対する州政府の支援を受けて、我々は次の段階に進み、地元での雇用を創出することによって、地元に利益を還元し、弊社の事業の成功につなげることができました」と、述べています。
■関連情報
・2010年には、オンタリオ州の製薬業界の輸出額は58億カナダドル(約4,408億円)に上りました。
・2010年、オンタリオ州は北米における海外直接投資先としてカリフォルニア州に次ぐトップにランクされました。同年、オンタリオ州は、合計127件の海外直接投資プロジェクトを誘致し、1万1,200人以上の雇用が創出されました。
・州の税制改革の結果、事業投資にかかる税額が半減され、これによりオンタリオ州の競争力が高まり、ビジネスの成長が促進されています。
・オンタリオ州での事業の成長を支援するプログラムとサービスについての詳細は下記のURLをご参照ください。http://www.ontariocanada.com/ontcan/1medt/en/progserv_main_en.jsp (英文)
※1 ノボコル・ファーマスーティカル・カナダ社(Novocol Pharmaceutical of Canada社)は、1911年に設立されたカナダ・オンタリオ州のケンブリッジを本社とする歯科治療、歯科麻酔薬に特化した世界有数の製薬会社です。
ノボコル社についての詳細は下記のURLをご参照ください。
http://www.novocol.com/home/ (英語)
※2 セプトドントSAS社(Septodont SAS社)は、1932年に設立され、フランスのパリを本社とする現在の歯科医学におけるリーディング・カンパニーです。
Septodont SAS社についての詳細は下記のURLをご参照ください。
http://www.septodont.fr/(仏語)
為替レートは1カナダドル=76円で計算。
■オンタリオ州のライフサイエンス産業について
オンタリオ州は、インスリンの発見や、初の小児用髄膜炎ワクチンの開発、抗体被覆ステント(人工血管)、バイオ人工角膜や世界初の人工肘関節など、ライフサイエンス分野において優れた発見と革新の歴史を有しています。同州では、約850社のライフサイエンス関連企業に4万人以上が就労しており、年間収益は140億カナダドル(約1兆640億円)を超えます。アストラゼネカ、バイエル、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ファイザー、アグファ・ヘルスケア、GEメディカル・システムズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン・メディカルプロダクツ、シーメンス、アムジェン、ジェンザイムやサノフィパスツールなどの主要製薬企業が同州に進出しています。
■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの37%、人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。
約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。2010年の日本の対オンタリオ州の輸入額は10億6,000万カナダドル、同輸出額は、91億6,000万カナダドルとなっています。
詳細は、「インベスト・イン・オンタリオ」日本語サイトhttp://www.investinontario.com/Japan 、「Ontario Exports」http://www.ontarioexports.com をご覧ください。
オンタリオ州政府サイト: http://www.gov.on.ca/
オンタリオ州政府経済開発貿易省(Ministry of Economic Development and Trade)サイト:
http://www.InvestinOntario.com
■オンタリオ州政府在日事務所について
オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年6月、オンタリオ州政府経済開発貿易省(Ministry of Economic Development and Trade)によって、開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。
URL: http://www.sse.gov.on.ca/medt/investinontario/jp/Pages/ontario_and_japan.aspx
オンタリオ州の投資情報に関するお問合せ
オンタリオ州政府在日事務所(カナダ大使館内)
ロバート・アルマー(Robert Ulmer)、澤木(さわき)
Tel: 03-5412-6450 FAX: 03-5412-6250
E-mail: robert.ulmer@international.gc.ca
プレスリリースに関するお問合せ
カナダ・オンタリオ州政府経済開発貿易省 日本広報窓口
株式会社トークス
森田、中村、松本
Tel: 03-3261-7715 FAX: 03-3261-7174
東京都千代田区九段南4-8-8 日本YWCA会館5F
E-mail: ontario@pr-tocs.co.jp