資源枯渇の近未来シミュレーションゲームのクラッキングについて〜G Data
G Dataは、セキュリティラボで収集された2011年12月度のコンピュータ・マルウェア動向情報の分析を行い、その結果、資源枯渇した近未来をシミュレーションした新作ゲームソフト「ANNO 2070」をクラッキングするdllファイルが、早くも10位にランクインしたことを報告します。
G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フランク・ハイスラー他)は、セキュリティラボにおいて収集された2011年12月度のコンピュータ・マルウェア動向情報の分析を行いました。その結果、資源枯渇した近未来をシミュレーションした新作ゲームソフト「ANNO 2070」をクラッキングするdllファイルが、早くも10位にランクインしたことを報告します。
G Dataセキュリティラボの集計データによれば、2011年12月度に、上位を占めたマルウェア(=拡散の度合いが高かったマルウェア種)は以下のとおりでした。
≪2011年12月度マルウェア活動上位10種≫
1 Exploit.CplLnk.Gen 1.69% やや上昇 (11月2位)
2 Trojan.Wimad.Gen.1 0.96% 上昇 (11月6位)
3 Java.Exploit.CVE-2010-0840.E 0.95% やや下降 (11月1位)
4 Win32:DNSChanger-VJ [Trj] 0.86% 同 (11月4位)
5 Worm.Autorun.VHG 0.83% やや上昇 (11月3位)
6 Trojan.AutorunINF.Gen 0.68% やや下降 (11月5位)
7 Trojan.IFrame.YX 0.66 % 新
8 Application.Keygen.BG 0.46% 同 (11月8位)
9 Java.Trojan.Downloader.OpenConnection.AI 0.39% やや下降 (11月7位)
10 Gen:Variant.Kazy.45847 0.34% 新
注:「新」は先月の上位10になかったもの。「やや上昇」は先月より1-2位上昇、「同」は先月と同位、「やや下降」は先月より1-2位下降、「下降」は先月より3位以上の下降
12月のマルウェア動向は、基本的には11月と同様に、脆弱性を狙った攻撃、USBメモリからの侵入、ファイル共有ネットワーク関連の攻撃が主で、大きな変動は見られませんでした。
しかし、このうち、12月度に10位に新たにランクインされた「Gen:Variant.Kazy.45847」は、solidcore32.dllという名の.dllファイルで、コンピューターゲーム「ANNO 2070」をクラックするのに使用されます。個人情報を盗み出すなどの機能をもったマルウェアではありませんが、潜在的に望まれていないプログラムである「PUP」に属することから、G Dataならびに主要ウイルス対策ソフトはこれを「悪意あるファイル」として検知します。
「ANNO 2070」は、日本でも「創世記」というタイトルで人気を博してきた都市建設シミュレーションのシリーズ最新作で、Windows XP以上で動作するコンピュータゲームソフトです。本作では資源枯渇した近未来を舞台としており、はやくも上位マルウェアにランクインするほど、欧米を中心に人気が高まっているようです。なお、1月27日には、日本語版マニュアル付英語版も発売されます(発売元:ズー、販売元:イーフロンティア:http://game.e-frontier.co.jp/anno/2070_en/)ので、くれぐれも商用ソフトの購入や利用は、正規の方法をとるよう、お勧めします。
*上位10種のマルウェアの詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://www.gdata.co.jp/press/
ジーデータソフトウェアとは
G Data Softwareは、1985年に創業し、1987年に世界最初の個人向けウイルス対策ソフトを発売した、ドイツのセキュリティソフトウェア会社です。 EUを中心に、個人向け・法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、フィッシング対策、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。その結果G Dataのセキュリティ製品群は、マルウェアやフィッシング詐欺サイトを常に高検出することに定評があり、過去5年間以上にわたって、第三者機関・雑誌における受賞獲得数は他社の追随を許しません。2011年にはアンドロイド端末向けのセキュリティアプリも発売しました。
*本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0042 東京都千代田区神田東松下町48 ヤマダビル6F
窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
G Dataセキュリティラボの集計データによれば、2011年12月度に、上位を占めたマルウェア(=拡散の度合いが高かったマルウェア種)は以下のとおりでした。
≪2011年12月度マルウェア活動上位10種≫
1 Exploit.CplLnk.Gen 1.69% やや上昇 (11月2位)
2 Trojan.Wimad.Gen.1 0.96% 上昇 (11月6位)
3 Java.Exploit.CVE-2010-0840.E 0.95% やや下降 (11月1位)
4 Win32:DNSChanger-VJ [Trj] 0.86% 同 (11月4位)
5 Worm.Autorun.VHG 0.83% やや上昇 (11月3位)
6 Trojan.AutorunINF.Gen 0.68% やや下降 (11月5位)
7 Trojan.IFrame.YX 0.66 % 新
8 Application.Keygen.BG 0.46% 同 (11月8位)
9 Java.Trojan.Downloader.OpenConnection.AI 0.39% やや下降 (11月7位)
10 Gen:Variant.Kazy.45847 0.34% 新
注:「新」は先月の上位10になかったもの。「やや上昇」は先月より1-2位上昇、「同」は先月と同位、「やや下降」は先月より1-2位下降、「下降」は先月より3位以上の下降
12月のマルウェア動向は、基本的には11月と同様に、脆弱性を狙った攻撃、USBメモリからの侵入、ファイル共有ネットワーク関連の攻撃が主で、大きな変動は見られませんでした。
しかし、このうち、12月度に10位に新たにランクインされた「Gen:Variant.Kazy.45847」は、solidcore32.dllという名の.dllファイルで、コンピューターゲーム「ANNO 2070」をクラックするのに使用されます。個人情報を盗み出すなどの機能をもったマルウェアではありませんが、潜在的に望まれていないプログラムである「PUP」に属することから、G Dataならびに主要ウイルス対策ソフトはこれを「悪意あるファイル」として検知します。
「ANNO 2070」は、日本でも「創世記」というタイトルで人気を博してきた都市建設シミュレーションのシリーズ最新作で、Windows XP以上で動作するコンピュータゲームソフトです。本作では資源枯渇した近未来を舞台としており、はやくも上位マルウェアにランクインするほど、欧米を中心に人気が高まっているようです。なお、1月27日には、日本語版マニュアル付英語版も発売されます(発売元:ズー、販売元:イーフロンティア:http://game.e-frontier.co.jp/anno/2070_en/)ので、くれぐれも商用ソフトの購入や利用は、正規の方法をとるよう、お勧めします。
*上位10種のマルウェアの詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://www.gdata.co.jp/press/
ジーデータソフトウェアとは
G Data Softwareは、1985年に創業し、1987年に世界最初の個人向けウイルス対策ソフトを発売した、ドイツのセキュリティソフトウェア会社です。 EUを中心に、個人向け・法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、フィッシング対策、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。その結果G Dataのセキュリティ製品群は、マルウェアやフィッシング詐欺サイトを常に高検出することに定評があり、過去5年間以上にわたって、第三者機関・雑誌における受賞獲得数は他社の追随を許しません。2011年にはアンドロイド端末向けのセキュリティアプリも発売しました。
*本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0042 東京都千代田区神田東松下町48 ヤマダビル6F
窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/