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株式会社インタレップ、携帯型GPS搭載放射線測定ロガーを開発

株式会社インタレップは、GM(ガイガーミューラー)管を採用し放射線量と共に測定地点の位置情報を内蔵したメモリカードに保存できる携帯型GPS搭載放射線測定ロガーを開発し、企業・団体向けにOEM販売を開始したことを発表いたします。
株式会社インタレップ(本社:東京都豊島区・代表取締役:村田貴志
URL:http://www.inter-rep.co.jp/)は、GM(ガイガーミューラー)
管を採用し放射線量と共に測定地点の位置情報を内蔵したメモリカー
ドに保存できる携帯型GPS搭載放射線測定ロガーを開発し、企業・団
体向けにOEM販売を開始したことを発表いたします。

2011年3月以降、日本国内において放射線に対する関心は高まってお
り、今後も各所で放射線と向き合っていかなければならない状況にあ
ります。そうした中、放射線量測定の機会は否応なく増えていますが
これまで放射線測定器が非常に限られた市場であったために、十分に
ニーズに応えられる状況には至っておりません。

今回、当社が開発した携帯型GPS搭載放射線測定ロガーは、GM(ガイ
ガーミューラー)管を採用し放射線量と共にGPS(全地球測位システ
ム)衛星から測位した測定地点の位置情報を内蔵したメモリカードに
保存します。そのため、測定結果をメモやパソコンなどで転記する必
要がなく、データを正確かつ簡単に収集することができます。
本体には液晶ディスプレイを搭載し、バッテリ駆動により持ち歩いて
利用することも容易です。また、記録したデータはメモリカードや無
線通信によりパソコンやスマートフォンに転送することができ、地図
ソフトやWebサービスなどと連携して測定データをグラフィカルに表
示することが可能です。

当社では、この携帯型GPS搭載放射線測定ロガーを企業・団体向けに
モジュールもしくは半製品の形で提供していきます。すでにパート
ナー企業と共に量産に向けた部材の調達や生産体制の構築も始めてお
り、早期に一定数量の供給も可能になっています。特に世界的に生産
数量が限られているGM管に関しても年間数万個の単位で確保していま
す。自社設計のため仕様や基板サイズの変更にも柔軟に対応でき、出
荷前の調整に相当する校正作業についてもご要望に応えられるよう準
備を進めております。
販売先としては、一般消費者向けに放射線測定器を販売もしくは貸与
を希望するメーカー様、放射線量の数値提供を行う環境サービス事業
者様、その他放射線量の把握が必要となる各種事業者様、自治体を始
めとする各団体様などを想定しています。

なお、希望される企業、団体様には検証やカスタマイズの検討などの
用途にご利用頂けるサンプルキットを販売いたします。サンプル価格
は1セット5万円(税別)となります。

インタレップでは2012年1月よりデジタル家電を始めとした電子機器
の企画から設計開発、量産までの支援サービスを提供しており、企業
様からの受託開発を進める一方で、今後も独自性のある製品開発を進
めていく予定です。

<GPS搭載放射線測定ロガー(試作モデル)の特長>
《GM(ガイガーミューラー)管を採用し安定した測定結果》
GM管はβ線とγ線の両方を検出することができ、簡易線量計に多く採
用されているフォトダイオードなどを使ったシンチレーション方式と
比較して高感度かつ安定的に測定することができます。当社では、そ
の構造からオーディオ分野で培った真空管のノウハウを活用すること
で、GM管が必要とする電圧を制御し放射線量のより安定した測定を可
能にしました。

《GPSを搭載し測定地点の位置情報と共に記録》
試作モデルはGPS(全地球測位システム)を搭載しており、GPS衛星か
らの電波を受信できる環境では放射線量と共に測定地点の位置情報を
記録することができます。記録したデータはKMLフォーマットに変換
しメモリカード保存、パソコンやスマートフォンに転送することで
Google EarthなどKMLフォーマットに対応した地図ソフトやWebサービ
スと連携して測定データをグラフィカルに表示することが可能です。
なお、当製品を採用される企業様のご要望に応じて、アメリカ以外の
人工衛星を利用した測位システムへの対応、記録フォーマットの変更
も可能となっております。

《メモリカードとUSBに対応》
試作モデルは記録媒体としてmicroSDカードが利用できるようカード
スロットを搭載しています。測定データはmicroSDカードに直接書き
込まれるため、特別な操作も必要とせずにデータの収集が可能です。
USBポートも搭載しており、microSDカードを外してパソコンに読み込
ませることはもちろん、USBケーブルでパソコンと接続するとmicroSD
カードがマスストレージとして認識され、直接記録されたファイルを
操作することができます。

《持ち運びやすい小型軽量設計》
試作モデルの基板サイズは130 x 55mmとGM管のサイズがありながら十
分に小型となっています。電源として単3型ニッケル水素充電池2本を
想定し、136 x 71 x 22mmのケースに収まるように設計しています。
なお、筐体のデザインやサイズは当製品を採用される企業様のご要望
に応じて変更することができ、既により小型のGM管に対応した基板
(60 x 61mm)も設計済みです。

《液晶ディスプレイを搭載し各種情報を表示》
試作モデルはモノクロ液晶ディスプレイ(160x100Pixel)を搭載して
おり、測定データを始めとする各種情報を表示し、その場で確認する
こともできます。
なお、表示内容やデザイン、ディスプレイサイズは当製品を採用され
る企業様のご要望に応じて変更することができます。


《無線通信規格に対応》
試作モデルは短距離無線規格ZigBeeにオプション対応しており、測定
データを無線で送信することもでき、農地や工場、中間貯蔵施設など
ある程度の広さを持った施設内に複数個設置してセンサー端末として
活用することも可能になっています。
なお、BluetoothやWiFiなど他の無線通信規格にもカスタマイズで対
応可能です。

なお、製品画像などは以下の広報窓口までご要望ください。

------------------------------------------------
株式会社インタレップ
広報窓口(press@inter-rep.co.jp)
宮腰

東京都豊島区東池袋1-15-10 池袋ビル5F
TEL 03−6915−2735(代表)
FAX 03−6915−2736
http://www.inter-rep.co.jp
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