アナログ・デバイセズ、プロ用オーディオ向けSHARCプロセッサーを発売
[08/10/06]
提供元:NEWS-ON
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アナログ・デバイセズ、プロ用オーディオ向けSHARC(R)プロセッサ「ADSP−21469」を発表
●ハードウェア・アクセラレータと、オーディオ・アプリケーション・ブースト機能により、従来のSHARC製品に比べ2倍以上の性能を実現する最高性能浮動小数点DSP
●オンチップ・メモリが60%以上も増加
●DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースおよびリンク・ポートを内蔵
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、第4世代SHARC(R) プロセッサ・ファミリーの第一弾製品「ADSP−21469」を発表します。ADSP−21469は、ハードウェア・アクセラレータの機能に加え、増加されたオンチップSRAM、高速DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェース、およびリンク・ポートなど、アプリケーションを最適化する機能を新たに搭載することで、最高450MHz/2700MFLOPSというSHARCプロセッサ・ファミリーとしては最高の性能を実現します。
プロ用デジタル・オーディオ・アプリケーションでは、チャンネル数の増加、サウンド・エフェクトやモデリングの向上、および高いサンプル・レートが求められています。ADIがこのたび投入する新しいSHARCプロセッサADSP−21469は、プロ用オーディオ・システムにおいて、システム開発者がこれまで以上に臨場感のあるサウンドを提供できるように支援する新しいDSPプロセッサです。
■SHARC ADSP−21469について
SHARC ADSP−21469は、スタジオ録音機器、ハイエンド・エフェクト・プロセッサ、業務用オーディオ、モデリング・アプリケーションなどのプロ用オーディオ・アプリケーション向けに最適化されており、初期のSHARCプロセッサに比べ、32ビット浮動小数点の性能が2倍以上となっています。この大幅な性能強化は、FIR(有限インパルス応答)、IIR(無限インパルス応答)、およびFFT(高速フーリエ変換)という広く使用されている信号処理向けハードウェア・アクセラレータの追加により実現しました。
さらに、最高5MビットのオンチップSRAMなどの機能の追加により、プロセッサの性能およびヘッドルームが向上しました。実際には、従来のSHARCプロセッサに比べ性能が60%も向上し、高速で効率的なエフェクト処理が可能となります。
命令コード・サイズの縮小により、アプリケーション・コードを保管するためのオンチップ・メモリに30%の余裕を確保できます。SHARC ADSP−21469は、システム性能のバランスをとるために初めて高速DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースを内蔵した浮動小数点プロセッサの1つです。
ADSP−21469は、演算およびデータの集中処理における高いサンプル・レートと先進的なオーディオ・フォーマットというニーズを満たすリンク・ポートも提供します。これにより、2個のSHARCプロセッサ間でのデータ転送が可能となり、さらにパラレル命令インターフェースを提供することで、プロセッサのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)よりも高速なデータ転送を実現します。
アプリケーション指向プロセッサであるADSP−21469は、前世代のSHARCプロセッサとコード互換になっており、VisualDSP++(R)開発/デバッグ統合環境(IDDE)を含むADIのCROSSCORE(R) ソフトウェアやハードウェア・ツールなどの使いやすい開発ツールを使用しています。
アナログ・デバイセズ社 汎用DSP担当ヴァイス・プレジデント、ジェリー・マクガイヤ(Jerry McGuire)は、次のように述べています。「オーディオ機器の開発者にとって、SHARCという浮動小数点プロセッサは、ハイエンド・オーディオと同義語になっています。今回、当社は、第4世代SHARCプロセッサの提供により、開発者がさらに進化したオーディオ製品を生み出すのを支援します。お客様は、処理、データ転送、およびデコーディング機能をできる限り拡張したい、と常に望んでいます。ADSP−21469は、市場投入までの時間の短縮と、システム・コストの削減を可能とするアプリケーション最適化プロセッサで、新しいレベルの性能と新たな可能性をお客様に提供します」
■価格と供給について
SHARC ADSP−21469は、2009年第1四半期にサンプル出荷の予定です。
SHARC ADSP−21469の単価は1,000個受注時で31.50ドルです(米国における参考価格です)。詳細については、ウェブサイト www.analog.com/jp/2146x をご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※SHARC、CROSSCORE、およびVisualDSP++はアナログ・デバイセズ社の登録商標です。ここに挙げたその他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。
●ハードウェア・アクセラレータと、オーディオ・アプリケーション・ブースト機能により、従来のSHARC製品に比べ2倍以上の性能を実現する最高性能浮動小数点DSP
●オンチップ・メモリが60%以上も増加
●DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースおよびリンク・ポートを内蔵
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、第4世代SHARC(R) プロセッサ・ファミリーの第一弾製品「ADSP−21469」を発表します。ADSP−21469は、ハードウェア・アクセラレータの機能に加え、増加されたオンチップSRAM、高速DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェース、およびリンク・ポートなど、アプリケーションを最適化する機能を新たに搭載することで、最高450MHz/2700MFLOPSというSHARCプロセッサ・ファミリーとしては最高の性能を実現します。
プロ用デジタル・オーディオ・アプリケーションでは、チャンネル数の増加、サウンド・エフェクトやモデリングの向上、および高いサンプル・レートが求められています。ADIがこのたび投入する新しいSHARCプロセッサADSP−21469は、プロ用オーディオ・システムにおいて、システム開発者がこれまで以上に臨場感のあるサウンドを提供できるように支援する新しいDSPプロセッサです。
■SHARC ADSP−21469について
SHARC ADSP−21469は、スタジオ録音機器、ハイエンド・エフェクト・プロセッサ、業務用オーディオ、モデリング・アプリケーションなどのプロ用オーディオ・アプリケーション向けに最適化されており、初期のSHARCプロセッサに比べ、32ビット浮動小数点の性能が2倍以上となっています。この大幅な性能強化は、FIR(有限インパルス応答)、IIR(無限インパルス応答)、およびFFT(高速フーリエ変換)という広く使用されている信号処理向けハードウェア・アクセラレータの追加により実現しました。
さらに、最高5MビットのオンチップSRAMなどの機能の追加により、プロセッサの性能およびヘッドルームが向上しました。実際には、従来のSHARCプロセッサに比べ性能が60%も向上し、高速で効率的なエフェクト処理が可能となります。
命令コード・サイズの縮小により、アプリケーション・コードを保管するためのオンチップ・メモリに30%の余裕を確保できます。SHARC ADSP−21469は、システム性能のバランスをとるために初めて高速DDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースを内蔵した浮動小数点プロセッサの1つです。
ADSP−21469は、演算およびデータの集中処理における高いサンプル・レートと先進的なオーディオ・フォーマットというニーズを満たすリンク・ポートも提供します。これにより、2個のSHARCプロセッサ間でのデータ転送が可能となり、さらにパラレル命令インターフェースを提供することで、プロセッサのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)よりも高速なデータ転送を実現します。
アプリケーション指向プロセッサであるADSP−21469は、前世代のSHARCプロセッサとコード互換になっており、VisualDSP++(R)開発/デバッグ統合環境(IDDE)を含むADIのCROSSCORE(R) ソフトウェアやハードウェア・ツールなどの使いやすい開発ツールを使用しています。
アナログ・デバイセズ社 汎用DSP担当ヴァイス・プレジデント、ジェリー・マクガイヤ(Jerry McGuire)は、次のように述べています。「オーディオ機器の開発者にとって、SHARCという浮動小数点プロセッサは、ハイエンド・オーディオと同義語になっています。今回、当社は、第4世代SHARCプロセッサの提供により、開発者がさらに進化したオーディオ製品を生み出すのを支援します。お客様は、処理、データ転送、およびデコーディング機能をできる限り拡張したい、と常に望んでいます。ADSP−21469は、市場投入までの時間の短縮と、システム・コストの削減を可能とするアプリケーション最適化プロセッサで、新しいレベルの性能と新たな可能性をお客様に提供します」
■価格と供給について
SHARC ADSP−21469は、2009年第1四半期にサンプル出荷の予定です。
SHARC ADSP−21469の単価は1,000個受注時で31.50ドルです(米国における参考価格です)。詳細については、ウェブサイト www.analog.com/jp/2146x をご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※SHARC、CROSSCORE、およびVisualDSP++はアナログ・デバイセズ社の登録商標です。ここに挙げたその他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。