アナログ・デバイセズ、HDオーディオ・ビデオ機器向けディープ・カラーHDMIトランスミッタを発表
[08/12/16]
提供元:NEWS-ON
提供元:NEWS-ON
アナログ・デバイセズ、オンチップCECを集積した
ディープ・カラーHDMIトランスミッタ「ADV7510」を発表
〜ソフトウェア・ドライバの提供により、
認証プロセスの高速化と基板面積の20%削減を実現〜
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は本日、高精細(HD)オーディオ/ビデオ機器向けに、CEC(民生機器制御)コントローラとバッファを集積した、業界初のディープ・カラーHDMI(TM)(High−Definition Multimedia Interface(TM):高精細マルチメディア・インターフェース)トランスミッタ「ADV7510」を発表しました。CECを内蔵したディープ・カラーHDMIトランスミッタ ADV7510は、ADIのAdvantiv(R)アドバンストTVソリューション群に加わった最新製品です。
ADV7510は、オーディオ/ビデオ・レシーバ(AVR)、Blu−ray(TM)DVDプレーヤ、高性能セット・トップ・ボックス、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、コンピュータやビデオ・ゲーム機の部品点数と設計の複雑さを低減するだけでなく、市場投入までの期間も短縮します。また、競合製品と違い、外付けCECコントローラが不要なので、集積したオンチップ・コントローラがCECやHDMI認証プロセスを高速化し、基板面積の20%削減を可能にします。ADV7510は、ADIのフィールド・テスト済みのソフトウェア・ドライバやHDMI認証試験のプリテストのサポートにより、市場投入までの期間をより一層短縮できます。
アナログ・デバイセズ社アドバンストTVセグメントのディレクタ、ビル・バックレン(Bill Bucklen)は次のように述べています。「CECは現在のエンターテインメント・システムにおいて不可欠な機能です。外付けCECマイクロコントローラが不要なADV7510によって、設計者は通常必要となる互換性実証のためのフィールド・テストなしに、実証済みの高性能AV機器を提供することができます。さらに、12ビットのディープ・カラー動作と1080p接続性を備えていることから、高性能AV機器も実現します。これらの機能はすべて、高性能のシングルチップ・ソリューションで提供され、開発や製造コストを低減します」
■HDTVビデオ画質を向上させるディープ・カラー
ADV7510は、最高解像度1080pまでのHDTV設計にHDMIディープ・カラー機能を組み込み、CECを集積した業界初のトランスミッタです。ディープ・カラー機能により、ビデオ機器の表示可能色数を増やし、何百万もの色をディスプレイ機器上に表示することができるので、画像の色調や輝度の変化をよりスムーズにし、実物をほぼ忠実に再現します。色の深みも各8ビットから12ビットに増やしており、色の鮮やかさと、映像配信や表示の精度を飛躍的に高めます。また、x.v.Colorもサポートすることで、利用可能な色の範囲を広げ、デジタル・ビデオ・コンテンツの再生時に、最も写実的なイメージを実現します。
■強化された機能によりシステム設計の簡素化を実現
ADV7510は、ADIの集積CECコントローラとソフトウェア・ドライバによるサポートにより、HDMI規格を用いたシステムと多数のオーディオやビデオ・コンポーネント間のシームレスな接続性を保証します。ADV7510は、オンチップHDCP(高帯域幅デジタル・コンテンツ保護)処理機能を内蔵しているので、不正コピーを防止するHDMIリピータ・アプリケーション機能による、遅滞のないHDCP認証も実現します。さらに、EDID(拡張表示識別データ)読込用のI2C(インター集積回路)マスターや、I2CとHPD(ホット・プラグ・ディテクト)をサポートする5V耐圧のI/Oポートも内蔵しており、さらなるシステム・コストの低減が可能です。
■接続性とオーディオ規格に対するサポートについて
ADV7510は、LPCM(リニア・パルス・コード変調)すなわちDolby(R)Digital、DTS(R)やTHX(R)などの圧縮オーディオ用のS/PDIFインターフェースや、8チャンネルI2Sオーディオをサポートすることで、ステレオまたは768kHzまでの7.1チャンネル・サラウンド・サウンド・オーディオを実現します。さらに、8チャンネルまでのDSD(ダイレクト・ストリーム・オーディオ)も提供し、最新の高精細オーディオ規格をサポートします。
ADV7510は、ADIのその他のアドバンストTVシグナル・チェーン用部品と互換性があり、10ビット分解能のA/Dコンバータ4チャンネル、マルチフォーマットSD(標準解像度)TV対応のビデオ・デコーダおよび2入力のHDMIレシーバやSD/HDアナログ・コンポーネント・ビデオ・デジタイザまでを内蔵した「ADV7441A」、ビデオ・エンコーダ「ADV7390−93」、そしてイコライザ内蔵のHDMI/DVIスイッチとバッファ「AD8190/1/2/5/6/7A/7B」などの製品と互換性があります。
■供給と価格について
ADV7510ディープ・カラーHDMIトランスミッタは現在量産出荷中です。ADV7510は先進的なCMOSプロセスで製造され、14mm×14mmの100ピンLQFP(低背クワッド・フラット・パック)で供給しています。温度仕様は−25℃から+85℃の範囲となっています。ADV7510の単価は、1,000個受注時で7.59ドルです(米国における参考価格)。詳細情報については、ウェブサイトhttp://www.analog.com/jp/ADV7510をご覧下さい。
■ADIのHDMIプリテスト・ラボについて
ADIは、東京(日本)、北京(中国)、台北(台湾)、ノースキャロライナ州グリーンスボロ(米国)でHDMIプリテスト・ラボを展開しています。お客様は、HDMI認証試験に提出する前に、このラボでそれぞれの機器の性能を評価することができます。ADIはHDMIプリテスト・ラボを展開することで、お客様の機器がすべてのHDMI認証試験仕様への要求に適合することを保証し、お客様の市場投入期間の短縮と試験費用の削減に貢献しています。ADIのHDMI技術は、公認のHDMI認証試験センターにおける認証試験に合格し、認証されています。
■ADIのAdvantiv(R)アドバンストTVソリューション群について
ADIのAdvantivアドバンストTVソリューションは、世界中の主要な民生用電子機器メーカーに採用されています。音質や画質にこだわりをもつユーザは、Advantivソリューションが搭載された最新機器を用いることで、いつでも、どこでも、臨場感のある映像や音声を楽しめるようになります。ADIのAdvantivアドバンストTVソリューション製品群は、薄型高精細テレビ(HDTV)、Blu−ray(TM)ディスク・プレーヤ、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、オーディオ/ビデオ・レシーバ(AVR)、デジタル・スチル・カメラ(DSC)や、HDビデオ・カメラなど、HDホーム・エンターテインメント・システムを構築できます。そして、AdvantivアドバンストTVソリューションは、広範な製品群で構成されており、高性能な機能と多様な特長を、あらゆる民生用電子機器のユーザに見合う価格帯で提供します。AdvantivアドバンストTVソリューション群に関する詳細情報については、ウェブサイトwww.analog.com/jp/advantivを
ご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※Advantivはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。
その他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。
*製品画像は、関連資料を参照してください。
<お問い合わせ先>
アナログ・デバイセズ株式会社
デジタル・コンスーマ&コンピューティング・セグメント・グループ
電話:03−5402−8665
ディープ・カラーHDMIトランスミッタ「ADV7510」を発表
〜ソフトウェア・ドライバの提供により、
認証プロセスの高速化と基板面積の20%削減を実現〜
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は本日、高精細(HD)オーディオ/ビデオ機器向けに、CEC(民生機器制御)コントローラとバッファを集積した、業界初のディープ・カラーHDMI(TM)(High−Definition Multimedia Interface(TM):高精細マルチメディア・インターフェース)トランスミッタ「ADV7510」を発表しました。CECを内蔵したディープ・カラーHDMIトランスミッタ ADV7510は、ADIのAdvantiv(R)アドバンストTVソリューション群に加わった最新製品です。
ADV7510は、オーディオ/ビデオ・レシーバ(AVR)、Blu−ray(TM)DVDプレーヤ、高性能セット・トップ・ボックス、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、コンピュータやビデオ・ゲーム機の部品点数と設計の複雑さを低減するだけでなく、市場投入までの期間も短縮します。また、競合製品と違い、外付けCECコントローラが不要なので、集積したオンチップ・コントローラがCECやHDMI認証プロセスを高速化し、基板面積の20%削減を可能にします。ADV7510は、ADIのフィールド・テスト済みのソフトウェア・ドライバやHDMI認証試験のプリテストのサポートにより、市場投入までの期間をより一層短縮できます。
アナログ・デバイセズ社アドバンストTVセグメントのディレクタ、ビル・バックレン(Bill Bucklen)は次のように述べています。「CECは現在のエンターテインメント・システムにおいて不可欠な機能です。外付けCECマイクロコントローラが不要なADV7510によって、設計者は通常必要となる互換性実証のためのフィールド・テストなしに、実証済みの高性能AV機器を提供することができます。さらに、12ビットのディープ・カラー動作と1080p接続性を備えていることから、高性能AV機器も実現します。これらの機能はすべて、高性能のシングルチップ・ソリューションで提供され、開発や製造コストを低減します」
■HDTVビデオ画質を向上させるディープ・カラー
ADV7510は、最高解像度1080pまでのHDTV設計にHDMIディープ・カラー機能を組み込み、CECを集積した業界初のトランスミッタです。ディープ・カラー機能により、ビデオ機器の表示可能色数を増やし、何百万もの色をディスプレイ機器上に表示することができるので、画像の色調や輝度の変化をよりスムーズにし、実物をほぼ忠実に再現します。色の深みも各8ビットから12ビットに増やしており、色の鮮やかさと、映像配信や表示の精度を飛躍的に高めます。また、x.v.Colorもサポートすることで、利用可能な色の範囲を広げ、デジタル・ビデオ・コンテンツの再生時に、最も写実的なイメージを実現します。
■強化された機能によりシステム設計の簡素化を実現
ADV7510は、ADIの集積CECコントローラとソフトウェア・ドライバによるサポートにより、HDMI規格を用いたシステムと多数のオーディオやビデオ・コンポーネント間のシームレスな接続性を保証します。ADV7510は、オンチップHDCP(高帯域幅デジタル・コンテンツ保護)処理機能を内蔵しているので、不正コピーを防止するHDMIリピータ・アプリケーション機能による、遅滞のないHDCP認証も実現します。さらに、EDID(拡張表示識別データ)読込用のI2C(インター集積回路)マスターや、I2CとHPD(ホット・プラグ・ディテクト)をサポートする5V耐圧のI/Oポートも内蔵しており、さらなるシステム・コストの低減が可能です。
■接続性とオーディオ規格に対するサポートについて
ADV7510は、LPCM(リニア・パルス・コード変調)すなわちDolby(R)Digital、DTS(R)やTHX(R)などの圧縮オーディオ用のS/PDIFインターフェースや、8チャンネルI2Sオーディオをサポートすることで、ステレオまたは768kHzまでの7.1チャンネル・サラウンド・サウンド・オーディオを実現します。さらに、8チャンネルまでのDSD(ダイレクト・ストリーム・オーディオ)も提供し、最新の高精細オーディオ規格をサポートします。
ADV7510は、ADIのその他のアドバンストTVシグナル・チェーン用部品と互換性があり、10ビット分解能のA/Dコンバータ4チャンネル、マルチフォーマットSD(標準解像度)TV対応のビデオ・デコーダおよび2入力のHDMIレシーバやSD/HDアナログ・コンポーネント・ビデオ・デジタイザまでを内蔵した「ADV7441A」、ビデオ・エンコーダ「ADV7390−93」、そしてイコライザ内蔵のHDMI/DVIスイッチとバッファ「AD8190/1/2/5/6/7A/7B」などの製品と互換性があります。
■供給と価格について
ADV7510ディープ・カラーHDMIトランスミッタは現在量産出荷中です。ADV7510は先進的なCMOSプロセスで製造され、14mm×14mmの100ピンLQFP(低背クワッド・フラット・パック)で供給しています。温度仕様は−25℃から+85℃の範囲となっています。ADV7510の単価は、1,000個受注時で7.59ドルです(米国における参考価格)。詳細情報については、ウェブサイトhttp://www.analog.com/jp/ADV7510をご覧下さい。
■ADIのHDMIプリテスト・ラボについて
ADIは、東京(日本)、北京(中国)、台北(台湾)、ノースキャロライナ州グリーンスボロ(米国)でHDMIプリテスト・ラボを展開しています。お客様は、HDMI認証試験に提出する前に、このラボでそれぞれの機器の性能を評価することができます。ADIはHDMIプリテスト・ラボを展開することで、お客様の機器がすべてのHDMI認証試験仕様への要求に適合することを保証し、お客様の市場投入期間の短縮と試験費用の削減に貢献しています。ADIのHDMI技術は、公認のHDMI認証試験センターにおける認証試験に合格し、認証されています。
■ADIのAdvantiv(R)アドバンストTVソリューション群について
ADIのAdvantivアドバンストTVソリューションは、世界中の主要な民生用電子機器メーカーに採用されています。音質や画質にこだわりをもつユーザは、Advantivソリューションが搭載された最新機器を用いることで、いつでも、どこでも、臨場感のある映像や音声を楽しめるようになります。ADIのAdvantivアドバンストTVソリューション製品群は、薄型高精細テレビ(HDTV)、Blu−ray(TM)ディスク・プレーヤ、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、オーディオ/ビデオ・レシーバ(AVR)、デジタル・スチル・カメラ(DSC)や、HDビデオ・カメラなど、HDホーム・エンターテインメント・システムを構築できます。そして、AdvantivアドバンストTVソリューションは、広範な製品群で構成されており、高性能な機能と多様な特長を、あらゆる民生用電子機器のユーザに見合う価格帯で提供します。AdvantivアドバンストTVソリューション群に関する詳細情報については、ウェブサイトwww.analog.com/jp/advantivを
ご覧下さい。
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ−:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
※Advantivはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。
その他の商標はすべてそれぞれの所有者の財産です。
*製品画像は、関連資料を参照してください。
<お問い合わせ先>
アナログ・デバイセズ株式会社
デジタル・コンスーマ&コンピューティング・セグメント・グループ
電話:03−5402−8665