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建物一体型太陽光発電の設置容量は2016年までに2.4GWに

報道関係者 各位
ニュースリリース


2010/10/15
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟


株式会社グローバルインフォメーションは米国の市場調査会社Pike Researchが発行した報告書「Building Integrated Photovoltaics BIPV and BAPV: Market Issues, Technology Issues, Key Industry Players, and Global Market Forecasts (建物一体型太陽光発電:BIPVおよびBAPV(市場の課題、技術課題、業界参入企業、および世界市場予測))」の販売を開始しました。

歴史的に建物一体型太陽光発電(BIPV)はソーラーモジュールやパネルがコスト高であり、住宅や商業施設の屋根だけでなく、ビルの壁や窓、その他の場所に設置することが非常に困難なため、ニッチ市場に追いやられてきました。さらに、見た目も重視しながらBIPV製品をつくることには限界がありました。しかし同レポートでは、BIPVおよび建物据付型太陽光発電(BAPV)市場は、2010年初頭から変化し、設置容量は215メガワット(MW)だった2009年当時と比較すると、2016年までに10倍以上の24ギガワット(GW)近くに達すると予測されています。こうした拡大によって、2016年までに卸売市場の年間収益は40億米ドルになるとみられています。

「ワットあたりのコストが急激に下がることによって、今後数年でBIPVとBAPVの設置が大きく伸びるでしょう。さらに新規の高効率CIGS技術を用いたパネルと屋根板が新たに市場に参入したことによって、ルーフトップへの設置が非常に簡単になりつつあります。同時に、建物の壁面やアトリウム、ルーフトップに結晶シリコンモジュール、薄膜タイルや屋根板を使うことで見た目もよくなります。」とシニアアナリストDave Cavanaugh氏は語っています。

また同氏は、イタリアや日本、フランス、英国、カナダのオンタリオ州などがBIPV/BAPVに対する固定価格買い取り制度を新たに制度化しており、米国も2011年初頭には奨励策を導入する見込みだと語っています。他にもBIPV/BAPVの導入を促進する要因として、結晶シリコンモジュールやフレキシブル薄膜パネル、屋根板の双方における効率化や、BIPV/BAPVソーラー製品のサプライチェーンの拡大、ルーフトップ設置方法の簡易化とともに、住宅や商業施設の所有者が『環境対応型』のシステムの導入を望んでいることなどがあげられます。

本レポートでは、広がりつつある世界のBIPV、BAPV市場を、需要牽引因子や経済性、技術的課題、業界参入企業の概要などを含めた包括的内容で提供しています。また、地域別、技術別の設置容量に関するベースケースシナリオ、上方修正シナリオとともに、2016年までの卸売市場収益予測なども掲載しています。

【市場調査レポート】
建物一体型太陽光発電:BIPVおよびBAPV(市場の課題、技術課題、業界参入企業、および世界市場予測)
Building Integrated Photovoltaics BIPV and BAPV: Market Issues, Technology Issues, Key Industry Players, and Global Market Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike134250-glob-bipv-bapv.html
出版日: 2010/09
発行: Pike Research

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

                                以 上
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