2015年には13億ドルに拡大すると予想される薄膜太陽電池基板とカプセル化技術の市場
[10/11/01]
提供元:NEWS-ON
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報道関係者 各位
ニュースリリース
2010/11/01
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の調査会社NanoMarketsが発行した報告書「Encapsulation and Flexible Substrates for Thin-Film Photovoltaics (薄膜太陽電池向けカプセル化・フレキシブル基板市場)」の販売を開始しました。
同調査レポートによると、薄膜太陽電池(TFPV)で使用される基板やカプセル化素材の市場では、今後もガラスが支配的な地位を維持するものの、金属箔やプラスチック、セラミック、複合材料といった新しい素材の重要性も急速に高まるといいます。こうした新素材の利用を促す主な要因になると見られているのが、柔軟性に富む太陽電池支持基板の必要性(ロールツーロール(R2R)プロセスの採用により太陽電池パネルのコストを削減するため)と、「本質的に柔軟な製品:とりわけ建物一体型太陽光発電(BIPV)で使用される製品」の普及です。
TFPV基板/カプセル化技術の市場規模は、2015年に13億ドル、2017年には18億ドルに達すると予想されています。NanoMarketsによると、最先端のカプセル化システムのなかには、開発が困難で高コストになってしまうものもある一方、経済的な合理性を実現できそうな分野も生まれており、その顕著な例がCIGS(Copper Indium Gallium DiSelenide)太陽電池だといいます。
一方、この調査レポートでは、全体的な市場シェアの落ち込みは避けられないものの、ガラスメーカーにも浮上のチャンスはあると指摘しています。新たに開発されたフレキシブルガラスなら、R2Rプロセスを使用する成長著しいTFPV市場に参入することができるからです。また、「電気事業者レベル」の高性能TFPVパネルの分野では、カプセル化用途と基板用途の両方で今後もガラスが支配的な地位を維持する見通しです。
とはいえNanoMarketsは、低コストで耐熱性に優れたプラスチックや同じく低コストの二価元素カプセル化システムなど、BIPVやモバイル太陽光発電製品の重要な実現技術になると思われる新たな素材を捜し求める動きがTFPV市場のなかで続いていると見ています。なお、これらの新素材は、フレキシブルディスプレイやフレキシブル照明など、太陽光発電以外の分野でも将来広く利用される可能性があります。
【市場調査レポート】
薄膜太陽電池向けカプセル化・フレキシブル基板市場
Encapsulation and Flexible Substrates for Thin-Film Photovoltaics
http://www.gii.co.jp/report/nan133415-thin-film-photovoltaics.html
出版日: 2010/10
発行: NanoMarkets
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
以 上
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2010/11/01
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の調査会社NanoMarketsが発行した報告書「Encapsulation and Flexible Substrates for Thin-Film Photovoltaics (薄膜太陽電池向けカプセル化・フレキシブル基板市場)」の販売を開始しました。
同調査レポートによると、薄膜太陽電池(TFPV)で使用される基板やカプセル化素材の市場では、今後もガラスが支配的な地位を維持するものの、金属箔やプラスチック、セラミック、複合材料といった新しい素材の重要性も急速に高まるといいます。こうした新素材の利用を促す主な要因になると見られているのが、柔軟性に富む太陽電池支持基板の必要性(ロールツーロール(R2R)プロセスの採用により太陽電池パネルのコストを削減するため)と、「本質的に柔軟な製品:とりわけ建物一体型太陽光発電(BIPV)で使用される製品」の普及です。
TFPV基板/カプセル化技術の市場規模は、2015年に13億ドル、2017年には18億ドルに達すると予想されています。NanoMarketsによると、最先端のカプセル化システムのなかには、開発が困難で高コストになってしまうものもある一方、経済的な合理性を実現できそうな分野も生まれており、その顕著な例がCIGS(Copper Indium Gallium DiSelenide)太陽電池だといいます。
一方、この調査レポートでは、全体的な市場シェアの落ち込みは避けられないものの、ガラスメーカーにも浮上のチャンスはあると指摘しています。新たに開発されたフレキシブルガラスなら、R2Rプロセスを使用する成長著しいTFPV市場に参入することができるからです。また、「電気事業者レベル」の高性能TFPVパネルの分野では、カプセル化用途と基板用途の両方で今後もガラスが支配的な地位を維持する見通しです。
とはいえNanoMarketsは、低コストで耐熱性に優れたプラスチックや同じく低コストの二価元素カプセル化システムなど、BIPVやモバイル太陽光発電製品の重要な実現技術になると思われる新たな素材を捜し求める動きがTFPV市場のなかで続いていると見ています。なお、これらの新素材は、フレキシブルディスプレイやフレキシブル照明など、太陽光発電以外の分野でも将来広く利用される可能性があります。
【市場調査レポート】
薄膜太陽電池向けカプセル化・フレキシブル基板市場
Encapsulation and Flexible Substrates for Thin-Film Photovoltaics
http://www.gii.co.jp/report/nan133415-thin-film-photovoltaics.html
出版日: 2010/10
発行: NanoMarkets
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
以 上