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世界的市場が勢いを増す中、米国の椎体形成術市場は成長が緩やか

報道関係者 各位
ニュースリリース


2011/06/14
株式会社グローバルインフォメーション
代表取締役社長 小野 悟


米国の2015年までの低侵襲性脊椎圧迫骨折(MIVCF)治療市場の成長は平均以下であると予測されています。

株式会社グローバルインフォメーションは、医療技術市場情報に関する世界的権威であるカナダの調査会社Millennium Research Groupが発行した報告書「Global Markets for Minimally Invasive Vertebral Compression Fracture Treatments 2011 (世界における低侵襲性脊椎圧迫骨折治療の市場動向:2011年)」の販売を開始しました。

低侵襲性脊椎圧迫骨折(MIVCF)治療市場に関する本調査では、世界のMIVCF市場が2015年まで勢いを増すことが示唆されています。アジア太平洋地域のMIVCF治療市場は今後5年で年間約36%の成長率で拡大するでしょう。日本では椎骨拡大術がMIVCF治療全体の97%を超えています。

一方で、低侵襲性脊椎圧迫骨折治療の最大市場である米国での椎骨拡大術および椎体形成術はそれほど目覚しい成長は遂げないものとみられています。過去に、椎体形成術は否定的な評価を受けており、椎骨拡大術の処置件数に悪影響を及ぼしていました。医師が患者に椎体形成術を照会することに躊躇していた大きな原因は、New England Journal of Medicineによる2009年後半の2つの研究結果で、偽の処置と椎体形成術との間で、転帰に違いがなかったと示されたためです。

MRGのアナリストAndrew Lee氏によると、「MIVCF市場が全体的に健全であるかどうかは米国での成功にかかっています。米国以外で、まだこの処置方法が比較的新しいとされる他の地域では拡大しています。特にアジア太平洋地域は2015年まで大きな拡大が見込まれています。」様々な問題はあるものの、「高齢人口の拡大は、MIVCF治療が全体としては成長することを示しています。多くの高齢者を抱える日本では、バルーン椎体形成術の件数が大きく増加すると見込んでいます。」と同氏は語っています。

MRGのリサーチアナリストは、椎骨拡大術の件数回復は椎体形成術のそれよりも大きいだろうとみています。Stryker Interventional Spine がiVAS を、CareFusionがAVAmax 脊椎バルーン製品を発売するなど、新たに2社が2010年の椎骨拡大術市場に参入しました。同2社の参入によって、椎骨拡大術セグメントで市場をリードしてきたMedtronic Spinal & Biologicsの地位確保が困難になるとみられています。


【市場調査レポート】
世界における低侵襲性脊椎圧迫骨折治療の市場動向:2011年
Global Markets for Minimally Invasive Vertebral Compression Fracture Treatments 2011
http://www.gii.co.jp/report/mrg192335-global-markets-minimally-invasive-vertebral.html
出版日: 2011/05
発行: Millennium Research Group


【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

                                以 上
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