ホンダ、米GEとの折半出資子会社がターボファンエンジン「HF120」の型式認定を取得
[13/12/17]
提供元:NEWS-ON
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報道関係者 各位
ニュースリリース
2013/12/16
本田技研工業株式会社
代表取締役社長 伊東 孝紳
GE Honda、ターボファンエンジンHF120の型式認定を取得
Hondaとゼネラル・エレクトリック社(GE)による折半出資子会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines,LLC、以下GE Honda)は、現地時間2013年12月13日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
GE Hondaは、ターボファンエンジン「HF120」が、米国連邦航空局(FAA)による連邦航空規則のPart33が定める型式認定を取得し、量産に向けたステージに入ったと発表しました。
これまでの認定試験では、計13基のエンジンによる広範囲な飛行テストと地上テストが行われ、1万4,000サイクル、9,000時間を超える試験実績を積み重ねてきました。
GE Honda社長のテリー・シャープ氏は「この認定取得によって、我々のチームはこの上なく素晴らしい一年の締めくくりを迎えることができました。このエンジンの優れた技術を証明するためにたゆまず努力を続けてきたチームにとって、これは新たなスタートでもあります。今後の事業展開に向け、サプライチェーンや製造プロセスの強化を続けていきます」とコメントしました。
<HF120の特徴>
燃費性能、耐久性、低騒音、低エミッション性能の新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジンで、以下の技術的特徴を兼ね備えています。
・先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン
・高い圧縮比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター
・コンパクトなリバースフロー方式の燃焼器とシンプルなエアブラスト式1ステージ燃料噴射ノズル
・最先端高温材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させたカウンターローテーティング2軸システム
<HF120の生産について>
エンジン組立はマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で量産立ち上げを行い、2014年にはノースカロライナ州バーリントンのホンダ エアロ インク(Honda Aero,Inc.)の工場に移管される予定です。
<サービス体制について>
GE Hondaの認定サービス拠点のネットワークや、24時間365日体制のGE Hondaオペレーションセンター、専門の技術責任者とお客様対応責任者によるアフターサービス体制の構築を進めています。また、基本保証に加えて定期的なメンテナンスなどにも対応するサービスプログラムを提供します。
【GE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines,LLC)概要】
GEとHondaの折半出資で2004年に設立された航空用エンジン合弁会社
社名:GE Honda エアロ エンジンズ/GE Honda Aero Engines,LLC
社長:テリー・シャープ(Terry Sharp)
副社長:泉 征彦(いずみ まさひこ)/ホンダ エアロ インク社長
所在地:米国オハイオ州シンシナティ
業容:機体メーカーへの営業、カスタマーサポートなど
【Hondaの航空機エンジン開発の沿革】
1986年 基礎技術研究センター設立と同時に小型航空機とジェットエンジンの研究を開始
1995年 ターボファンエンジンHFX−01の高空飛行試験に成功
2003年12月 自社開発のターボファンエンジンHF118を搭載したHondaJetの初飛行に成功
2004年2月 GEと小型ジェットエンジン分野での業務提携を発表
2004年7月 航空エンジン事業会社であるホンダ エアロ インクを設立
航空エンジンの研究・開発拠点として航空機エンジンR&Dセンターを設立
2004年10月 ホンダ エアロ インクとGEの折半出資でGE Honda エアロ エンジンズを設立
2006年10月 量産型HF120、HondaJetへの搭載を発表
2007年9月 HF120の実証試験を航空機エンジンR&Dセンターで開始
2008年10月 ホンダ エアロ インクのバーリントン工場、新社屋が竣工
2009年10月 HF120の型式認定試験を開始
2010年12月 HF120を搭載した量産型HondaJetの初飛行に成功
2013年12月 FAAからHF120の型式認定を取得
GE Honda エアロ エンジンズのウェブサイトURL(英語):http://www.gehonda.com/
【本件に関するお問合せは下記まで】
本田技研工業株式会社
Tel:03-3423-1111
URL:http://www.honda.co.jp/
〒1078556
東京都港区南青山2-1-1
以 上
ニュースリリース
2013/12/16
本田技研工業株式会社
代表取締役社長 伊東 孝紳
GE Honda、ターボファンエンジンHF120の型式認定を取得
Hondaとゼネラル・エレクトリック社(GE)による折半出資子会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines,LLC、以下GE Honda)は、現地時間2013年12月13日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
GE Hondaは、ターボファンエンジン「HF120」が、米国連邦航空局(FAA)による連邦航空規則のPart33が定める型式認定を取得し、量産に向けたステージに入ったと発表しました。
これまでの認定試験では、計13基のエンジンによる広範囲な飛行テストと地上テストが行われ、1万4,000サイクル、9,000時間を超える試験実績を積み重ねてきました。
GE Honda社長のテリー・シャープ氏は「この認定取得によって、我々のチームはこの上なく素晴らしい一年の締めくくりを迎えることができました。このエンジンの優れた技術を証明するためにたゆまず努力を続けてきたチームにとって、これは新たなスタートでもあります。今後の事業展開に向け、サプライチェーンや製造プロセスの強化を続けていきます」とコメントしました。
<HF120の特徴>
燃費性能、耐久性、低騒音、低エミッション性能の新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジンで、以下の技術的特徴を兼ね備えています。
・先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン
・高い圧縮比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター
・コンパクトなリバースフロー方式の燃焼器とシンプルなエアブラスト式1ステージ燃料噴射ノズル
・最先端高温材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させたカウンターローテーティング2軸システム
<HF120の生産について>
エンジン組立はマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で量産立ち上げを行い、2014年にはノースカロライナ州バーリントンのホンダ エアロ インク(Honda Aero,Inc.)の工場に移管される予定です。
<サービス体制について>
GE Hondaの認定サービス拠点のネットワークや、24時間365日体制のGE Hondaオペレーションセンター、専門の技術責任者とお客様対応責任者によるアフターサービス体制の構築を進めています。また、基本保証に加えて定期的なメンテナンスなどにも対応するサービスプログラムを提供します。
【GE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines,LLC)概要】
GEとHondaの折半出資で2004年に設立された航空用エンジン合弁会社
社名:GE Honda エアロ エンジンズ/GE Honda Aero Engines,LLC
社長:テリー・シャープ(Terry Sharp)
副社長:泉 征彦(いずみ まさひこ)/ホンダ エアロ インク社長
所在地:米国オハイオ州シンシナティ
業容:機体メーカーへの営業、カスタマーサポートなど
【Hondaの航空機エンジン開発の沿革】
1986年 基礎技術研究センター設立と同時に小型航空機とジェットエンジンの研究を開始
1995年 ターボファンエンジンHFX−01の高空飛行試験に成功
2003年12月 自社開発のターボファンエンジンHF118を搭載したHondaJetの初飛行に成功
2004年2月 GEと小型ジェットエンジン分野での業務提携を発表
2004年7月 航空エンジン事業会社であるホンダ エアロ インクを設立
航空エンジンの研究・開発拠点として航空機エンジンR&Dセンターを設立
2004年10月 ホンダ エアロ インクとGEの折半出資でGE Honda エアロ エンジンズを設立
2006年10月 量産型HF120、HondaJetへの搭載を発表
2007年9月 HF120の実証試験を航空機エンジンR&Dセンターで開始
2008年10月 ホンダ エアロ インクのバーリントン工場、新社屋が竣工
2009年10月 HF120の型式認定試験を開始
2010年12月 HF120を搭載した量産型HondaJetの初飛行に成功
2013年12月 FAAからHF120の型式認定を取得
GE Honda エアロ エンジンズのウェブサイトURL(英語):http://www.gehonda.com/
【本件に関するお問合せは下記まで】
本田技研工業株式会社
Tel:03-3423-1111
URL:http://www.honda.co.jp/
〒1078556
東京都港区南青山2-1-1
以 上