福岡・天神地下街のモバイル通信 混雑低減へ 独自技術で低コスト・安定したWi-Fi空間を実現
[16/05/27]
提供元:@Press
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PicoCELA株式会社(所在地:福岡県糸島市、代表取締役:Jan. J. Kluk(兼GM)・古川 浩(兼CTO))は、当社の技術を活用した福岡市天神地下街のWi-Fiシステム『てんちかWi-Fi』における利用実態を発表いたします。
当利用実態の公表許可は、広域公衆Wi-Fiサービスの先駆けとして2011年9月にスタートした『てんちかWi-Fi』が2016年9月に5周年を迎えることを記念し、運営母体である福岡地下街開発株式会社より得ております。
▼『てんちかWi-Fi』
http://www.tenchika.com/about/wifi/
【『てんちかWi-Fi』について】
『てんちかWi-Fi』は、総延長1.2kmにわたる広域Wi-Fi空間です。同空間は多段無線中継機能を有する特殊なWi-Fiアクセスポイント27台によって形成されており、その鍵となるテクノロジーは、福岡県ならびに公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団の支援を得つつ、九州大学・古川研究室が基盤技術を開発し、PicoCELA株式会社によって商用レベルへと醸成させた高性能無線バックホールテクノロジーです。
長距離のLANケーブル配線では、電源ケーブル等からの雑音混入を防ぐために電磁シールドが必要です。これが敷設コストを増大させていました。
PicoCELA株式会社は、提供する多段無線中継技術を活用したバックホールシステムにより、LANケーブルの配線量を実に8割以上カットしました。低い導入コストであるにもかかわらず、運用開始以来、大きな事故もなく安定した無線通信サービスを提供しています。各々70m程のわずか4本のLANケーブルで1.2kmもの地下街を全域Wi-Fi空間化した、世界でも類を見ない無線ネットワークが『てんちかWi-Fi』です。
【2015年4月〜2016年3月の利用実績統計について】
一日あたり平均2,172台の端末(同日に複数回利用した端末は1台とみなす)が同ネットワークに接続しました。年間延べ79万台が日々の通信に利用しています。『てんちかWi-Fi』全体で一日当たり処理している平均データトラフィックは36GBに達しました。2014年度からおおよそ2倍に増加しました。
モバイル通信のトラフィックは年を追うごとに急激に増大しており、今後10年で1,000倍に増大するとの観測もあります。モバイル通信トラフィックをWi-Fi網へ回避させる、いわゆるWi-Fiオフロードは、同様のトラフィック爆発問題に悩む世界中のモバイル通信キャリアにとって重要な対策の一つとなっています。
2015年のスマートフォン等モバイル端末の一日当たりの平均データトラフィックは31MB程 ※ とされており、『てんちかWi-Fi』が日々運ぶ36GBのトラフィックは、1,150台相当のモバイル端末のデータ量に相当します。どこでも安定した電波を享受できる安心感をユーザに体感してもらうことで、繁華街でのWi-Fiオフロード、すなわちモバイル通信の混雑低減に貢献しています。
PicoCELA株式会社では、今後も人々がより一層快適な無線ブロードバンド空間を享受できるよう、同無線バックホール技術の普及を目指して事業を推進してまいります。
※ 参考文献:Cisco社“Cisco Visual Networking Index: Global Mobile Data Traffic Forecast Update, 2015-2020 White Paper” Feb. 3, 2016.
▼『てんちかWi-Fi』の通信エリアと天神地下街に併設されているWi-Fiホットスポットサービスの通信エリアの実測結果
https://www.atpress.ne.jp/releases/103427/img_103427_1.jpg
緑色が通信可能エリア。黄色〜赤色は不感エリア。『てんちかWi-Fi』は総延長1.2kmの天神地下街を隈なくカバーできている様子が分かる。広大な地下商店街全域をPicoCELA株式会社の無線バックホールテクノロジーによりわずか4本のLANケーブルで全面Wi-Fi空間化している。
【用語について】
<無線バックホール>
無線基地局間を無線で中継接続し、LANケーブル配線の敷設量を削減しつつ柔軟な基地局配置を可能とする技術
<Wi-Fiオフロード>
スマートフォン等から発する通信トラフィックをWi-Fi網へ回避させ、携帯電話網にかかるトラフィック負荷を低減する技術
<Wi-Fi>
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
【PicoCELA株式会社について】
中継段数が増加してもスループット劣化の少ない独自の多段無線中継技術を保有。同技術はソフトウェアパッケージ化され、複数社へライセンス供与中。九州大学発VBとして2008年に創業以来、同社の技術が適用されたWi-Fi網は国内外で30事例を超え、年間延べ利用者数は100万人に達する。多くの導入サイトで7割以上のLANケーブル削減に成功、高品質なWi-Fi空間の低コスト導入に貢献している。
会社名 :PicoCELA株式会社
所在地 :〒819-1122
福岡県糸島市東1963-4 社会システム実証センター307号室
設立 :2008年8月8日
代表 :代表取締役 Jan. J. Kluk(ゼネラルマネージャー)、古川 浩(CTO)
事業内容:情報通信システムの企画、開発、販売及び保守
情報通信システム並びにソフトウェアの企画、制作、開発及び販売
通信・情報処理機器の開発、製造、販売及び輸出入
知的財産権に関する売買及び実施又は使用権許諾の仲介
URL: http://www.picocela.com/
当利用実態の公表許可は、広域公衆Wi-Fiサービスの先駆けとして2011年9月にスタートした『てんちかWi-Fi』が2016年9月に5周年を迎えることを記念し、運営母体である福岡地下街開発株式会社より得ております。
▼『てんちかWi-Fi』
http://www.tenchika.com/about/wifi/
【『てんちかWi-Fi』について】
『てんちかWi-Fi』は、総延長1.2kmにわたる広域Wi-Fi空間です。同空間は多段無線中継機能を有する特殊なWi-Fiアクセスポイント27台によって形成されており、その鍵となるテクノロジーは、福岡県ならびに公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団の支援を得つつ、九州大学・古川研究室が基盤技術を開発し、PicoCELA株式会社によって商用レベルへと醸成させた高性能無線バックホールテクノロジーです。
長距離のLANケーブル配線では、電源ケーブル等からの雑音混入を防ぐために電磁シールドが必要です。これが敷設コストを増大させていました。
PicoCELA株式会社は、提供する多段無線中継技術を活用したバックホールシステムにより、LANケーブルの配線量を実に8割以上カットしました。低い導入コストであるにもかかわらず、運用開始以来、大きな事故もなく安定した無線通信サービスを提供しています。各々70m程のわずか4本のLANケーブルで1.2kmもの地下街を全域Wi-Fi空間化した、世界でも類を見ない無線ネットワークが『てんちかWi-Fi』です。
【2015年4月〜2016年3月の利用実績統計について】
一日あたり平均2,172台の端末(同日に複数回利用した端末は1台とみなす)が同ネットワークに接続しました。年間延べ79万台が日々の通信に利用しています。『てんちかWi-Fi』全体で一日当たり処理している平均データトラフィックは36GBに達しました。2014年度からおおよそ2倍に増加しました。
モバイル通信のトラフィックは年を追うごとに急激に増大しており、今後10年で1,000倍に増大するとの観測もあります。モバイル通信トラフィックをWi-Fi網へ回避させる、いわゆるWi-Fiオフロードは、同様のトラフィック爆発問題に悩む世界中のモバイル通信キャリアにとって重要な対策の一つとなっています。
2015年のスマートフォン等モバイル端末の一日当たりの平均データトラフィックは31MB程 ※ とされており、『てんちかWi-Fi』が日々運ぶ36GBのトラフィックは、1,150台相当のモバイル端末のデータ量に相当します。どこでも安定した電波を享受できる安心感をユーザに体感してもらうことで、繁華街でのWi-Fiオフロード、すなわちモバイル通信の混雑低減に貢献しています。
PicoCELA株式会社では、今後も人々がより一層快適な無線ブロードバンド空間を享受できるよう、同無線バックホール技術の普及を目指して事業を推進してまいります。
※ 参考文献:Cisco社“Cisco Visual Networking Index: Global Mobile Data Traffic Forecast Update, 2015-2020 White Paper” Feb. 3, 2016.
▼『てんちかWi-Fi』の通信エリアと天神地下街に併設されているWi-Fiホットスポットサービスの通信エリアの実測結果
https://www.atpress.ne.jp/releases/103427/img_103427_1.jpg
緑色が通信可能エリア。黄色〜赤色は不感エリア。『てんちかWi-Fi』は総延長1.2kmの天神地下街を隈なくカバーできている様子が分かる。広大な地下商店街全域をPicoCELA株式会社の無線バックホールテクノロジーによりわずか4本のLANケーブルで全面Wi-Fi空間化している。
【用語について】
<無線バックホール>
無線基地局間を無線で中継接続し、LANケーブル配線の敷設量を削減しつつ柔軟な基地局配置を可能とする技術
<Wi-Fiオフロード>
スマートフォン等から発する通信トラフィックをWi-Fi網へ回避させ、携帯電話網にかかるトラフィック負荷を低減する技術
<Wi-Fi>
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
【PicoCELA株式会社について】
中継段数が増加してもスループット劣化の少ない独自の多段無線中継技術を保有。同技術はソフトウェアパッケージ化され、複数社へライセンス供与中。九州大学発VBとして2008年に創業以来、同社の技術が適用されたWi-Fi網は国内外で30事例を超え、年間延べ利用者数は100万人に達する。多くの導入サイトで7割以上のLANケーブル削減に成功、高品質なWi-Fi空間の低コスト導入に貢献している。
会社名 :PicoCELA株式会社
所在地 :〒819-1122
福岡県糸島市東1963-4 社会システム実証センター307号室
設立 :2008年8月8日
代表 :代表取締役 Jan. J. Kluk(ゼネラルマネージャー)、古川 浩(CTO)
事業内容:情報通信システムの企画、開発、販売及び保守
情報通信システム並びにソフトウェアの企画、制作、開発及び販売
通信・情報処理機器の開発、製造、販売及び輸出入
知的財産権に関する売買及び実施又は使用権許諾の仲介
URL: http://www.picocela.com/