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緊急時携帯電話医用画像伝送システム『MobileMIMAS(モバイルミマス)』の汎用画像対応について

株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:秋葉 重幸)は、au携帯電話を用いた緊急時携帯電話医用画像伝送システム『MobileMIMAS』の最新版を開発しました。MobileMIMASは、医用画像を病院外からau携帯電話を用いて迅速かつセキュアに閲覧できるシステムです。このたび、医療用画像検査機器の標準画像フォーマットであるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)だけではなく、JPEGやビットマップ(bmp)をはじめとした様々な汎用画像フォーマットに対応し、利用フィールドを大幅に拡大しました。これにより、これまで以上にMobileMIMASを多様な用途でお使いいただけるようになりました。


■ MobileMIMASの概要

MobileMIMASは、医用画像を病院外から迅速かつセキュアに閲覧するためのシステムです。昨今は専門医の不足が問題となっていますが、MobileMIMASを用いることにより、外出中の専門医はいつでも携帯電話で医用画像を確認でき、医療現場に適切なアドバイスを与えることができます。専門医不在時の医療現場と外出中の専門医とのコミュニケーションを強力にサポートするシステムです。


■ MobileMIMASの基本特長

・高いセキュリティ
病院外からの医用画像の閲覧の際には、セキュリティが最も重要です。MobileMIMASでは、インターネットを経由しない画像伝送を実現しているため、インターネットからの伝送データの盗聴や改ざん、サーバーへの不正アクセスといった問題を排除できます。

・高速な画像伝送
CT(コンピューター断層診断装置)画像1枚当たり約1秒で伝送可能です(※1)。

・ストレスのない画像閲覧
医用画像を携帯電話のような比較的小さな画面で確認する場合には、画像の高速なスクロール、拡大・縮小処理が必須です。KDDI研究所が独自に開発した高速画像閲覧技術を携帯電話に搭載することに成功し、このニーズに応えました。


■ 最新版の特長

(1) 多様なフォーマットへの対応
現在、MobileMIMASは主に脳梗塞のような緊急性の高い疾病患者に対し、外出中の専門医がCT画像を閲覧する用途で使用されています。そのため、CTから出力されるDICOMフォーマットの画像を入力対象としていました。
これに加え、最新版では、JPEGやビットマップのような汎用フォーマットの画像入力を可能としました。これにより、下記の例のような画像をMobileMIMASに入力できるため、各診療科において、多様な用途でお使いいただけるようになりました。
・紙やフィルムでしか出力できない検査機器の出力をデジタルカメラで撮影した画像(心電図やX線写真、他)
・皮膚や外傷の状態をデジタルカメラで撮影した画像

(2) 最新au携帯電話による更なる大画面高速表示
最新au携帯電話には3.1〜3.5インチの大画面ディスプレイが搭載されているため、医用画像を大きく拡大して表示することができます。携帯電話にて、画像の詳細部分の確認ができるようになりました。

MobileMIMASは下記サイトにてご紹介しています。
URL: http://kddi-medicare.jp/


※1 携帯電話の電波状況や、病院へのアクセス回線速度によって伝送時間は変化いたします。


【株式会社KDDI研究所 概要】
所在地: 〒356-8502 埼玉県ふじみ野市大原2-1-15
代表 : 代表取締役所長 秋葉 重幸
設立 : 平成10年4月1日
資本金: 22.8億円
社員数: 270名(平成19年4月1日現在)
URL  : http://www.kddilabs.jp/
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