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「○○罪」「○○法違反」も手軽にひける“犯罪事典”を刊行

 フリーライターの長嶺 超輝が執筆、弁護士の落合 洋司が監修した「罪と罰の事典‐『裁判員時代』の法律ガイド」(定価1,800円+税)が、株式会社 小学館から、2月20日より一般発売され、以来、多くの読者から「難解な法律用語も分かりやすく読める」と評判を得ています。

 「罪と罰の事典」は、銃刀法違反、薬物犯罪、軽犯罪など、現在の日本国内に存在する約550種類の犯罪名と、その法定刑、時効年数や量刑の実例などをまとめています。
 裁判員制度のスタートを目前にして、「みんなのビジュアル六法全書」というコンセプトのもと、殺人や窃盗などの主な刑法犯だけでなく、「○○法違反」と呼ばれる特別刑法まで網羅的に収録しています。
 「日本国語大辞典」などで定評のある、小学館の国語辞典編集部が制作した、本格的な事典ですが、国内で、どんな行動が許されないのか、楽しみながら知ることができる作りです。

「Web日本語」(小学館国語辞典編集部)
http://www.web-nihongo.com/dictionary/dic_tsumi_to_batsu/d-index.html


■「罪と罰の事典」制作の背景
 一昨年にアサヒビール社が実施したアンケート結果によると、世間で最も関心を集めているニュースのジャンルは、「社会・事件」(※)。複数回答ですが「78.5%」の国民が関心ありと回答し、2位の「経済」(42.4%)以下を大きく突き放しています。

 老若男女、立場を問わず、犯罪や事故の報道には、多くの皆さんが関心を寄せています。事件の概要だけでなく、報道ではあまり伝わらない刑事罰の定めについても知りたい、話題にしたいという声が、かねてより聞かれていました。ただ、分厚い六法全書をひいて、あてはまる条文を探すのは、非常に難しい作業となります。

 そこで、イラストや棒グラフ、アイコンなど、ビジュアル要素を用い、読む人々に内容を直感でつかんでいただけるよう、見せ方を工夫した、一般向けの法律事典を作成した次第です。五十音順の索引付きですので、ニュース報道の参考書としても、気軽にお使いいただけます。

 冗談交じりで一問一答にまとめた『Q&A』や、罰則ができるまでの人々の苦悩や時代背景などを説明した『この法律ができたきっかけ』が、特に読者から評判のいいコンテンツとなっています。


■制作の過程で重視した点
 広く一般の方々が、法律の世界に親しみを持っていただけるよう、「何を説明して、何を説明しないか?」「どの罰則を収録して、どの罰則を収録しないか?」「たくさんの罰則をどう並べるか?」などの課題に苦心し、約2年にわたって試行錯誤を重ねました。


■著者について
 長嶺 超輝(ながみね・まさき) 1975年、長崎県生まれ。九州大学法学部卒業。7年にわたって司法試験を受験した経験を生かし、現在は経済誌での連載も担当。一昨年刊行の「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎新書)は、おかげさまで法律書籍として異例のセールスを記録しました。
URL: http://miso.txt-nifty.com/


■監修者について
 落合 洋司(おちあい・ようじ) 1964年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。検察官として東京地検特捜部などを歴任。弁護士に転じ、ヤフー株式会社法務部を経て独立。テレビドラマ・映画「HERO」の法律監修も。日本刑法学会会員。
URL: http://d.hatena.ne.jp/yjochi/

(※)アサヒビール社サイト内「ハピ研」第210回「最近、新聞を読んでいますか?」
http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/hapiken/maian/bn/200710/00210/

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