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京セラ製太陽電池モジュール、DNV GL社の信頼性調査において「トップ・パフォーマー」に認定

 京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、世界有数の認証審査機関である DNV GL社(本社:ノルウェー)が太陽電池モジュールの信頼性を評価する調査「PVモジュール信頼性スコア  カード2016」において最高レベルの評価である「トップ・パフォーマー」に認定されましたので、お知らせいたします。同調査は、初回の2014年版に続く2回目の調査として実施されたものであり、当社は唯一、2回連続で全項目においてトップ・パフォーマーの認定を受けました。

 太陽電池モジュールは、長期にわたって高い発電効率で稼働を続ける品質が求められています。近年、大きく成長してきた世界の太陽光発電市場では、導入されている太陽光発電 システムのうち、85%が過去5年以内に設置されたものであり※1、今日利用されている大部分のシステムの製品寿命に関する現場データを収集するには、20年以上かかると見込まれています。このような状況において、性能や信頼性を評価するための客観的な情報源への ニーズが高まっており、DNV GL社は第三者データを提供するため、「PVモジュール信頼性スコアカード」を創設しました。

 2016年の調査でDNV GL社は、温度サイクル、動的機械荷重、結露凍結、高温高湿、    PID※2の5つの項目において負荷試験を実施しました。最も汎用的な60直または72直の  太陽電池モジュールを対象に、各項目で17〜22社の製品について発電効率の低下率が測定されました。その結果、京セラは唯一、全項目において、劣化率の低かったメーカーとして、   同調査における最高レベルの評価であるトップ・パフォーマーに認定されました。

 京セラは、40年以上前に太陽光発電の研究開発に着手し、シリコン原料の鋳造から太陽電池セルの製造、太陽電池モジュールの組み立てまでを自社で手掛け、常に品質にこだわってまいりました。1984年に太陽光発電を世に知らしめるべく設立した「佐倉ソーラーエネルギーセンター」では、太陽電池モジュールが設置から30年経った現在も稼働し続けており、当時からの高い技術と長期信頼性を実証しています。今後も、長期間にわたり安心してご使用いただける信頼性の高い製品供給とともに、さらなる品質の向上に努めてまいります。

■調査概要
調査対象:60直または72直の太陽電池モジュール(各項目で17〜22社の製品を調査)
調査方法:製品劣化を招く外部環境を想定した負荷試験を実施し、発電効率の低下率を測定
調査項目:温度サイクル、動的機械荷重、結露凍結、高温高湿、PID

■調査結果※3
添付画像参照


■ご参考:京セラ製太陽電池モジュールの信頼性に関する第三者実証
・2011年 世界で初めてテュフ ラインランドの「長期連続試験」認証を取得
・2012年 フラウンホーファーの高電圧負荷試験(耐PID試験)で「出力低下ゼロ」を実証
・2014年 塩害腐食耐性を測定するテュフ ラインランド社の塩水噴霧腐食試験に合格

※1 出典:DNV GL社「PV Module Reliability Scorecard 2016」
※2 Potential Induced Degradation:潜在的に誘発される出力低下
※3 DNV GL社「PV Module Reliability Scorecard 2016」のデータをもとに作成。
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