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iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニー CDI社 米国国立眼科研究所と加齢黄斑変性の治療に関する共同研究開発契約を締結

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)の子会社で、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国Cellular Dynamics International, Inc.(セルラー・ダイナミクス・インターナショナル、以下CDI社)は、このたび、米国国立眼科研究所(National Eye Institute、以下NEI)(*1)と、他家iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞(*2)を用いた加齢黄斑変性の治療に関する共同研究開発契約を締結しました。

◆詳細はWebページよりご覧下さい。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1083.html?link=atp

今回締結した契約に基づき、CDI社は、免疫拒絶を起こしにくいHLAタイプ(*3)の他家iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞と、細胞の培養・冷凍保存用培地の開発・提供を行います。
加齢黄斑変性は、加齢に伴って、目の網膜の中心部分の黄斑部にある網膜色素上皮細胞が死亡・減少する疾患で、視力が低下し、進行すると失明に至ります。患者は世界で約3千万人と推定され、完治する治療法が確立されておらずアンメットメディカルニーズが高い疾患です。
今回の共同研究開発契約は、さらなる治療の普及を見据えた、他家iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞を用いた治療に関するものです。

*1 米国の保健福祉省公衆衛生局に所属する、医学研究の拠点機関である国立衛生研究所(National Institutes of Health)の下部組織。
*2 網膜の外側の細胞で、細胞内に入る余分な光を吸収し、散乱を防ぐ機能などを持つ。
*3 HLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)は、ほぼすべての細胞と体液に分布していて、組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な分子)として働いている。造血幹細胞移植や臓器移植では、自分のHLAのタイプに合わないものはすべて異物と認識して攻撃を始めてしまうため、免疫拒絶反応を抑制する必要からHLAの適合性が重要視される。

<関連情報>
セルラー・ダイナミクス・インターナショナル・ジャパン株式会社
  ⇒ http://cellulardynamics.jp/?link=atp
富士フイルムニュースリリース一覧
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp
富士フイルム株式会社
  ⇒ http://fujifilm.jp/?link=atp
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