東京国際写真コンペティション2016 約1,200名の中からグランプリ&受賞者が決定
[16/08/23]
提供元:@Press
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一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(所在地:東京都中央区、理事長:寺内 雅人)は、当団体主催の「東京国際写真コンペティション2016」において、約1,200名の応募者の中から受賞者8名が決定し、またその受賞者の中から2016年度のグランプリを1名決定いたしました。
URL: http://competition.tipf.jp/japanese/
2016年度はテーマを「Origin(起源)」とし、世界各地の写真文化を代表する11名の写真プロフェッショナルが応募作品を審査。グランプリには、ベルギー出身の女性写真家ベネディクテ・ヴァンダレイト氏の作品「I Never Told Anyone」が選ばれました。グランプリを含む受賞8名の作品は、2016年9月20日から約1か月間、シンガポール国際写真フェスティバル内にて展示され、その後2017年1月5日(木)〜2月25日(土)にニューヨークの「United Photo Industries Gallery」にて受賞者展を開催、そして2017年3月には東京・上野で開催する「第2回 東京国際写真祭」にて巡回展示されます。
■グランプリ作品‐ステートメント
【女であること】(一部抜粋)
このシリーズは「女であること」について民族神話のプリズムを通して探索しようとするものだ。これらの写真が伝えるのは、社会によって追放された私の家族である女性たちの物語。自己実現よりも、他人の言葉の方が重要だった時代。社会的慣習によって押し消された女性たちの物語には普遍性がある。
(中略)この作品は、フィクションを提示することで安心させる「むかしむかし」の物語であり、写真が持つ残酷なまでの精度を映画的な効果によって和らげた絵画だ。徹底的な演出ではあるものの、作品の意図は明確であり、そこには記憶を呼び起こさせる決定的な力がある。
作品紹介URL: http://competition.tipf.jp/portfolio/benedicte-vanderreydt/
■グランプリ作家 ベネディクテ・ヴァンダレイト プロフィール
1980年生まれ。ロンドンを拠点に、主に写真に取り組むアーティスト。ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションで写真学の修士を取得。ロンドン、ギリシア、アナトリアで活動。「Athens Photo Festival」やロンドンの「Photographer's Gallery」、アテネのベナキ博物館などで作品を展示。“エリザ・タモー”という作家名でも活動。
作家活動名「エリザ・タモー」URL: http://www.elizatamo.com/
■審査員・北島 敬三氏(写真家)の評価コメント
すでに写真が環境化した時代を生きる私たちにとって、自分の目の前で生起する抜き差しならない現実と、何時とも何処からとも知れず侵入してくるイメージの圧倒的な現実性とを区別することは困難だ。だとすれば、ベネディクテ・ヴァンダレイトの生み出すイメージが、新しい現実そのものとして私たちに働きかけてくるとしても不思議ではない。
「I Never Told Anyone」においてベネディクテは、過去と現在、神話と現代社会、故郷と異境、虚構と現実といった2項対立的思考を単一の画面上に短絡することによって批判し、同時に過剰とも思える耽美的な図像として一挙に昇華し、やがて沈黙の領域へと私たちを誘ってゆく。私は、「I Never Told Anyone」写真にもっとも強い衝撃を受けた。
■7名の受賞者(順不同)
長谷 良樹(日本)「First Composition」
カイ・ケンマー(アメリカ)「Unborn Cities」
マグダレーナ・ソール(アメリカ)「American Roots:The Delta」
ナオミ・ハリス(アメリカ)「EUSA」
エリサヴェト・タモリドー(イギリス)「State of Things」
ヴィッキ・リード(アメリカ)「What We Leave Behind」
アンドレア・フォリーニ(イタリア)「Apuan Carbonate」
■審査員
https://www.atpress.ne.jp/releases/110109/att_110109_1.pdf
スジョン・ソン(韓国)
Seoul Lunar Photo 共同設立者・共同ディレクター
サンドラ・S・フィリップス(アメリカ)
サンフランシスコ近代美術館写真部門シニアキュレーター
マーク・ピアソン(日本)
ZEN FOTO GALLERYオーナー
マーク・プルースト(オランダ)
写真コンサルタント/キュレーター
北島 敬三(日本)
写真家/photographers' gallery 設立者
エリック・ケッセルス(オランダ)
アーティスト/フォトキュレーター
クリスティーヌ・バルト(フランス)
ケ・ブランリ美術館キュレーター
アズー・ヌワグボグ(ナイジェリア)
African Artists' Foundation 創設者/ディレクター
アレグラ・コルデロ・ディ・モンテツェモロー(メキシコ)
Center for the Image エキシビションコーディネーター/キュレーター
アレハンドロ・カステジョーテ(スペイン)
インディペンデントキュレーター/ライター/教授
グウェン・リー(シンガポール)
シンガポール国際写真フェスティバル ディレクター
■受賞作品巡回展スケジュール
シンガポール シンガポール国際写真フェスティバル
開催日:2016年9月20日(火)〜10月16(日)
ニューヨーク United Photo Industries Gallery
開催日:2017年1月5日(木)〜2月25日(土)
東京 東京国際写真祭(Tokyo International Photography Festival)
開催日:2017年3月予定
■東京国際写真コンペティション展示概要
日時 :2017年3月(予定)
イベント名:第2回 東京国際写真祭
会場 :上野恩賜公園内 不忍池周辺
所在地 :東京都台東区上野公園・池之端三丁目
入場料 :無料
■Presenting Partners
TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(日本)
United Photo Industries(アメリカ)
URL: http://competition.tipf.jp/japanese/
2016年度はテーマを「Origin(起源)」とし、世界各地の写真文化を代表する11名の写真プロフェッショナルが応募作品を審査。グランプリには、ベルギー出身の女性写真家ベネディクテ・ヴァンダレイト氏の作品「I Never Told Anyone」が選ばれました。グランプリを含む受賞8名の作品は、2016年9月20日から約1か月間、シンガポール国際写真フェスティバル内にて展示され、その後2017年1月5日(木)〜2月25日(土)にニューヨークの「United Photo Industries Gallery」にて受賞者展を開催、そして2017年3月には東京・上野で開催する「第2回 東京国際写真祭」にて巡回展示されます。
■グランプリ作品‐ステートメント
【女であること】(一部抜粋)
このシリーズは「女であること」について民族神話のプリズムを通して探索しようとするものだ。これらの写真が伝えるのは、社会によって追放された私の家族である女性たちの物語。自己実現よりも、他人の言葉の方が重要だった時代。社会的慣習によって押し消された女性たちの物語には普遍性がある。
(中略)この作品は、フィクションを提示することで安心させる「むかしむかし」の物語であり、写真が持つ残酷なまでの精度を映画的な効果によって和らげた絵画だ。徹底的な演出ではあるものの、作品の意図は明確であり、そこには記憶を呼び起こさせる決定的な力がある。
作品紹介URL: http://competition.tipf.jp/portfolio/benedicte-vanderreydt/
■グランプリ作家 ベネディクテ・ヴァンダレイト プロフィール
1980年生まれ。ロンドンを拠点に、主に写真に取り組むアーティスト。ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションで写真学の修士を取得。ロンドン、ギリシア、アナトリアで活動。「Athens Photo Festival」やロンドンの「Photographer's Gallery」、アテネのベナキ博物館などで作品を展示。“エリザ・タモー”という作家名でも活動。
作家活動名「エリザ・タモー」URL: http://www.elizatamo.com/
■審査員・北島 敬三氏(写真家)の評価コメント
すでに写真が環境化した時代を生きる私たちにとって、自分の目の前で生起する抜き差しならない現実と、何時とも何処からとも知れず侵入してくるイメージの圧倒的な現実性とを区別することは困難だ。だとすれば、ベネディクテ・ヴァンダレイトの生み出すイメージが、新しい現実そのものとして私たちに働きかけてくるとしても不思議ではない。
「I Never Told Anyone」においてベネディクテは、過去と現在、神話と現代社会、故郷と異境、虚構と現実といった2項対立的思考を単一の画面上に短絡することによって批判し、同時に過剰とも思える耽美的な図像として一挙に昇華し、やがて沈黙の領域へと私たちを誘ってゆく。私は、「I Never Told Anyone」写真にもっとも強い衝撃を受けた。
■7名の受賞者(順不同)
長谷 良樹(日本)「First Composition」
カイ・ケンマー(アメリカ)「Unborn Cities」
マグダレーナ・ソール(アメリカ)「American Roots:The Delta」
ナオミ・ハリス(アメリカ)「EUSA」
エリサヴェト・タモリドー(イギリス)「State of Things」
ヴィッキ・リード(アメリカ)「What We Leave Behind」
アンドレア・フォリーニ(イタリア)「Apuan Carbonate」
■審査員
https://www.atpress.ne.jp/releases/110109/att_110109_1.pdf
スジョン・ソン(韓国)
Seoul Lunar Photo 共同設立者・共同ディレクター
サンドラ・S・フィリップス(アメリカ)
サンフランシスコ近代美術館写真部門シニアキュレーター
マーク・ピアソン(日本)
ZEN FOTO GALLERYオーナー
マーク・プルースト(オランダ)
写真コンサルタント/キュレーター
北島 敬三(日本)
写真家/photographers' gallery 設立者
エリック・ケッセルス(オランダ)
アーティスト/フォトキュレーター
クリスティーヌ・バルト(フランス)
ケ・ブランリ美術館キュレーター
アズー・ヌワグボグ(ナイジェリア)
African Artists' Foundation 創設者/ディレクター
アレグラ・コルデロ・ディ・モンテツェモロー(メキシコ)
Center for the Image エキシビションコーディネーター/キュレーター
アレハンドロ・カステジョーテ(スペイン)
インディペンデントキュレーター/ライター/教授
グウェン・リー(シンガポール)
シンガポール国際写真フェスティバル ディレクター
■受賞作品巡回展スケジュール
シンガポール シンガポール国際写真フェスティバル
開催日:2016年9月20日(火)〜10月16(日)
ニューヨーク United Photo Industries Gallery
開催日:2017年1月5日(木)〜2月25日(土)
東京 東京国際写真祭(Tokyo International Photography Festival)
開催日:2017年3月予定
■東京国際写真コンペティション展示概要
日時 :2017年3月(予定)
イベント名:第2回 東京国際写真祭
会場 :上野恩賜公園内 不忍池周辺
所在地 :東京都台東区上野公園・池之端三丁目
入場料 :無料
■Presenting Partners
TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(日本)
United Photo Industries(アメリカ)