<外食・中食 調査レポート>外食・中食市場2016年第2四半期の動向 食機会数の減少により、売上も微減
[16/09/08]
提供元:@Press
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外食・中食市場情報サービス『CREST(R) *1』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:トーマス・リンチ)は、この度、外食・中食市場2016年第2四半期動向の分析を紹介します。また、今回紹介する外食・中食市場の動向を分析・解説する無料セミナーを2016年9月28日(水)に開催します。
消費者の節約志向が強まり、値上げや高価格帯の店が苦戦し始めたと言われていますが、2016年第2四半期の外食・中食市場はどのように動いたのか、エヌピーディー・ジャパン株式会社が提供する外食・中食市場情報サービス『CREST(R) マーケットトレンドレポート *2 2016Q2 vs. 2015Q2』から分析を紹介します。
■外食・中食市場全体の売上は微減
外食・中食市場全体の2016年第2四半期の成長率(図表1)をみると、売上は対前年同期比-1%と微減。2016年第1四半期では食機会数 *3、売上ともに微増でしたが、今期は、食機会数が減少したことで売上が減少しました。6月の悪天候が影響したほか、節約志向の高まりの影響を受けたと考えられます。
<図表1>外食・中食市場 成長率 2016年第2四半期 vs. 2015年第2四半期 %
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_1.png
■スーパーの食機会数がマイナス成長に転じる
業態別の食機会数の成長率(図表2)をみてみると、スーパーマーケットが今期は減少に転じました。夕食の食機会数のマイナス幅が大きくなったことが影響しています。FR(ファミリーレストラン)は、GWなど休日、ディナーのファミリー層取込みに苦戦したことで食機会数が減少しました。FF(ファストフード)+セルフ型カフェ、CVS(コンビニエンスストア)はプラス成長を維持しています。
<図表2>業態シェア(2016年第2四半期)と食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_2.png
■食事機会はすべて減少、間食機会が伸びる
食機会別の成長率(図表3)を見ると、2015年第4四半期まで4期連続でマイナス成長だった間食機会(各午前間食、午後間食、夜間食)が2016年第1四半期に引き続き伸長しました。午前間食の伸びにはFF+セルフ型カフェとCVSの間食機会の伸びが影響しています。
昼食、夕食は前年同月比ですと2期連続減少していますが、2年前の2014年第2四半期とはほぼ同じ水準になっています。2015年に一時的に増えた食事機会、減った間食機会が2014年の水準に戻ってきているという見方ができます。
<図表3>食機会別 食機会数成長率 2016年第2四半期 vs. 2015年第2四半期 %
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_3.png
物価の上昇が依然として続き、特に外食ではアイテム単価が連続して増加しています。節約志向を受けて外食各社は値上げの見直しや低客単価業態への転換などを進めていますが、全体としてはアイテム単価は上昇し続けているのが現状です。消費者は、これに対応すべく外食・中食する食機会数を減らすことで出費を維持していると考えられます。消費税増税延期と所得の増加傾向を受け、消費者の財布のひもが緩み始めるタイミングはいつなのかが今後注視していくポイントになりそうです。
■本分析の詳細をもっと知りたい方へ
<「外食・中食マーケットトレンドセミナー 2016年第2四半期編」9月28日開催決定>
本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)の2016年第2四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
第1回目の2016年第1四半期編は盛況となり沢山の方にご参加いただきました。
第2回目は、9月28日午後2時15分より品川にて開催します。
セミナー特典として今食市場においてホットなトレンドについて特別分析もご紹介します。
詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。
http://www.npdjapan.com/information/market_trend_seminar_2016q2/
■セミナー開催概要
開催日時:2016年9月28日(水) 14:15〜15:45(開場は14:00より)
受講料 :無料
<プログラム>
14:00 開場
14:15 エヌピーディーグループ、CREST(R)の紹介
(エヌピーディー・ジャパン バイスプレジデント 佐藤 公治)
14:20 講演
[内容]
外食・中食市場マーケットトレンド 2016年第2四半期編
(フードサービスシニアアナリスト 東 さやか)
2016年第2四半期、外食・中食市場はどのように動いたのか、
『CREST(R) マーケットトレンドレポート 2016Q2 vs. 2015Q2』から分析を紹介します。
●マクロ経済指標&外食中食主要指標 経済状況を読み解く
●CREST(R)からみる外食・中食市場主要業態別主要指標の変化(前年同期比)
ファストフード+セルフ型カフェ、ファミリーレストラン、
居酒屋+パブ、コンビニエンスストア、スーパー
●「CREST(R)からみる外食・中食市場業態天気図」
セミナー特典 特別分析
「ファミリーレストランから減ってしまった客層はどこへ?」
「ブーム!ローストビーフ丼の人気の理由」
15:20 Q&A
15:45 終了
<会場>
AP品川アネックス 1F A+Bルーム
東京都港区高輪3丁目23-17 品川センタービルディング1F・B1F(受付1F)
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawaanex/shna-base-2/
東海道新幹線・JR東海道線・JR山手線・JR京浜東北線・JR横須賀線・京浜急行線「品川駅」高輪口より徒歩3分
<定員>
60名(事前登録制)
申し込み多数の場合は先着順とさせていただきますので、ご了承いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
<参加申し込み>
下記のお問い合わせフォームよりお申し込みいただけます。
「ご要望」のプルダウンリストから、「セミナーの参加申込」を選択してください。
お問い合わせフォーム: https://www.npdjapan.com/contact-us
*1.CREST(R)
外食・中食市場において「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。(海外各国版もご用意)
詳細URL: http://www.npdjapan.com/service/food.html
*2.CREST(R)マーケットトレンドレポート
日本の外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)について、基本指標を四半期ごとにトラックし、その変化を捉えるための定型レポート。業態別の伸び及びその変化がどのセグメントで生じているのかを四半期毎に捉えることで、経営戦略策定やマーケティング活動の基礎資料としてお役立ていただけます。レポート(PDF形式)を年4回発刊します。
*3.食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数
消費者の節約志向が強まり、値上げや高価格帯の店が苦戦し始めたと言われていますが、2016年第2四半期の外食・中食市場はどのように動いたのか、エヌピーディー・ジャパン株式会社が提供する外食・中食市場情報サービス『CREST(R) マーケットトレンドレポート *2 2016Q2 vs. 2015Q2』から分析を紹介します。
■外食・中食市場全体の売上は微減
外食・中食市場全体の2016年第2四半期の成長率(図表1)をみると、売上は対前年同期比-1%と微減。2016年第1四半期では食機会数 *3、売上ともに微増でしたが、今期は、食機会数が減少したことで売上が減少しました。6月の悪天候が影響したほか、節約志向の高まりの影響を受けたと考えられます。
<図表1>外食・中食市場 成長率 2016年第2四半期 vs. 2015年第2四半期 %
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_1.png
■スーパーの食機会数がマイナス成長に転じる
業態別の食機会数の成長率(図表2)をみてみると、スーパーマーケットが今期は減少に転じました。夕食の食機会数のマイナス幅が大きくなったことが影響しています。FR(ファミリーレストラン)は、GWなど休日、ディナーのファミリー層取込みに苦戦したことで食機会数が減少しました。FF(ファストフード)+セルフ型カフェ、CVS(コンビニエンスストア)はプラス成長を維持しています。
<図表2>業態シェア(2016年第2四半期)と食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_2.png
■食事機会はすべて減少、間食機会が伸びる
食機会別の成長率(図表3)を見ると、2015年第4四半期まで4期連続でマイナス成長だった間食機会(各午前間食、午後間食、夜間食)が2016年第1四半期に引き続き伸長しました。午前間食の伸びにはFF+セルフ型カフェとCVSの間食機会の伸びが影響しています。
昼食、夕食は前年同月比ですと2期連続減少していますが、2年前の2014年第2四半期とはほぼ同じ水準になっています。2015年に一時的に増えた食事機会、減った間食機会が2014年の水準に戻ってきているという見方ができます。
<図表3>食機会別 食機会数成長率 2016年第2四半期 vs. 2015年第2四半期 %
https://www.atpress.ne.jp/releases/111141/img_111141_3.png
物価の上昇が依然として続き、特に外食ではアイテム単価が連続して増加しています。節約志向を受けて外食各社は値上げの見直しや低客単価業態への転換などを進めていますが、全体としてはアイテム単価は上昇し続けているのが現状です。消費者は、これに対応すべく外食・中食する食機会数を減らすことで出費を維持していると考えられます。消費税増税延期と所得の増加傾向を受け、消費者の財布のひもが緩み始めるタイミングはいつなのかが今後注視していくポイントになりそうです。
■本分析の詳細をもっと知りたい方へ
<「外食・中食マーケットトレンドセミナー 2016年第2四半期編」9月28日開催決定>
本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)の2016年第2四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
第1回目の2016年第1四半期編は盛況となり沢山の方にご参加いただきました。
第2回目は、9月28日午後2時15分より品川にて開催します。
セミナー特典として今食市場においてホットなトレンドについて特別分析もご紹介します。
詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。
http://www.npdjapan.com/information/market_trend_seminar_2016q2/
■セミナー開催概要
開催日時:2016年9月28日(水) 14:15〜15:45(開場は14:00より)
受講料 :無料
<プログラム>
14:00 開場
14:15 エヌピーディーグループ、CREST(R)の紹介
(エヌピーディー・ジャパン バイスプレジデント 佐藤 公治)
14:20 講演
[内容]
外食・中食市場マーケットトレンド 2016年第2四半期編
(フードサービスシニアアナリスト 東 さやか)
2016年第2四半期、外食・中食市場はどのように動いたのか、
『CREST(R) マーケットトレンドレポート 2016Q2 vs. 2015Q2』から分析を紹介します。
●マクロ経済指標&外食中食主要指標 経済状況を読み解く
●CREST(R)からみる外食・中食市場主要業態別主要指標の変化(前年同期比)
ファストフード+セルフ型カフェ、ファミリーレストラン、
居酒屋+パブ、コンビニエンスストア、スーパー
●「CREST(R)からみる外食・中食市場業態天気図」
セミナー特典 特別分析
「ファミリーレストランから減ってしまった客層はどこへ?」
「ブーム!ローストビーフ丼の人気の理由」
15:20 Q&A
15:45 終了
<会場>
AP品川アネックス 1F A+Bルーム
東京都港区高輪3丁目23-17 品川センタービルディング1F・B1F(受付1F)
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawaanex/shna-base-2/
東海道新幹線・JR東海道線・JR山手線・JR京浜東北線・JR横須賀線・京浜急行線「品川駅」高輪口より徒歩3分
<定員>
60名(事前登録制)
申し込み多数の場合は先着順とさせていただきますので、ご了承いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
<参加申し込み>
下記のお問い合わせフォームよりお申し込みいただけます。
「ご要望」のプルダウンリストから、「セミナーの参加申込」を選択してください。
お問い合わせフォーム: https://www.npdjapan.com/contact-us
*1.CREST(R)
外食・中食市場において「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。(海外各国版もご用意)
詳細URL: http://www.npdjapan.com/service/food.html
*2.CREST(R)マーケットトレンドレポート
日本の外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)について、基本指標を四半期ごとにトラックし、その変化を捉えるための定型レポート。業態別の伸び及びその変化がどのセグメントで生じているのかを四半期毎に捉えることで、経営戦略策定やマーケティング活動の基礎資料としてお役立ていただけます。レポート(PDF形式)を年4回発刊します。
*3.食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数