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ネクスウェイとコクヨS&T、帳票配信分野において協業〜エンタープライズ向けクラウドサービス「企業間帳票流通基盤サービス」開始〜

 ITホールディングスグループの株式会社ネクスウェイ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:富加見 順、以下 ネクスウェイ)とコクヨグループのコクヨS&T株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森川 卓也、以下 コクヨS&T)は、帳票配信分野で提携し、エンタープライズ向けクラウドサービス「企業間帳票流通基盤サービス」を共同展開することを発表します。

 両社の連携により、帳票配信の一元管理が可能となり、取引業務の全体最適・コスト削減などのメリットがあります。具体的には、郵送の場合(封入・封緘・投函・切手)、FAX配信への切り替えで約10分の1、電子配信への切り替えでは約20分の1までコストがカットされます。サービスの利用料金は、FAX配信1枚あたり25円〜(税抜)・電子配信1通あたり10円〜(税抜)です(固定費は除く)。両社は、2010年3月末までに、100社の受注を目指します。


 協業の第一段階として、本年6月中に両社は販売契約を締結し、ネクスウェイがコクヨS&Tの企業向け情報トレーサビリティサービス(※1)「@Tovas(※2)」の提供を、コクヨS&Tがネクスウェイの「FNX e-帳票FAXサービス(※3)」の提供をそれぞれ開始いたします。
 さらに、8月を目処に、ネクスウェイの「FNX e-帳票FAXサービス」とコクヨS&Tの「@Tovas」を連携させたエンタープライズ向けクラウドサービス「企業間帳票流通基盤サービス」の提供を開始します。お客様は、設備の購入が不要なことはもとより、クラウド上に構築された両社のサービスの中から必要な機能を組み合わせて利用することができます。また、お客様のシステムからの利用においても、現在利用されている主要なインターフェイスをほぼ網羅しているため、広範囲のシステムに適用することが可能となります。

 「企業間帳票流通基盤サービス」導入の具体的なメリットは、企業間取引を支えている見積・注文・請求など一連の業務において、伝票処理の「自動化」と「電子化」を実現するにあたり、これまで課題となっていた複数のシステムからそれぞれの形式で出力されるデータ・ファイルのアウトプットに簡易に対応できることです。これによって取引業務の全体最適とコスト削減を実現します。
 また、中堅・中小企業におけるIT投資予算では、限られた範囲の業務フローが改善されるに留まる状態であった見積、注文、請求業務において、業務の自動化から証跡記録の証明まで、統合された帳票配信基盤システムをインターネット経由で提供されるサービスとして安価に利用できます。
 さらに、従来、販売管理ソフト等を利用していても残っていた書類の手渡しや郵送、FAX送信といった紙を前提とした業務フローを改革することで、中堅・中小企業における生産性の向上が期待できます。
 その他にも、内部統制に求められる行為の正しさ、「いつ・誰が・何を」送り、それが「受け取られたのかどうか」の証明が可能となります。


 両社は2010年3月末までに、「企業間帳票流通基盤サービス」の100社の受注を目指します。今後もネクスウェイの営業力・販売力と、両社のクラウドサービスの実績・ノウハウを結集し、お客様のコスト削減やセキュリティ強化などの高い要望にお応えできるよう、サービス拡充を行っていきます。


■コクヨS&Tとネクスウェイの協業概要
 ( http://www.nexway.co.jp/print/tovas/index.html )

6月〜(図1参照)
相互の商品の販売代理契約締結
・コクヨS&Tによる「FNX e-帳票FAXサービス」の販売代理開始
・ネクスウェイによる「@Tovas」の販売代理開始

8月〜(図2参照)
ネクスウェイ「FNX e-帳票FAXサービス」とコクヨS&T「@Tovas」の連携による「企業間帳票流通基盤サービス」開始


<ご参考>

■「企業間帳票流通基盤サービス」概要

価格:FAX配信1枚あたり  25円〜(税抜)
   電子配信1通あたり 10円〜(税抜)
   ※固定費は除く

【特長】
 以下のような業務全般に関わる多様なニーズに応える環境を提供します。これによって、これまで大規模企業において利用可能であったITの利点を小中規模企業にでも利用可能な価格で提供します。

1.帳票配信一元管理
 ビジネス・プロセスにおける精査、効率性の提供、そして取引先とのやり取りまで、業務に必要となるあらゆる機能を享受できます。

2.ドキュメントの到着確認
 メール・FAXのインフラを使いながら、確実にドキュメントの到達確認を行うことができます。紙から電子へのスムーズな移行が実現されます。

3.コストカット
 IT投資費用の削減に留まらず、郵送等の業務負荷を低減することで大幅なコストカットを実現。具体的には郵送の場合(封入・封緘・投函・切手)、FAX配信への切り替えで約10分の1、電子配信への切り替えでは約20分の1までコストがカットされます。月間1,000通ほど郵送しているケースにおいては、50%の電子配信への移行で、年間約200万円程度のコストカットが実現されます。

4.完全アウトソース
 専門的な知識を持ったシステム管理者は不要となります。SaaS型のサービス提供のため、機器の購入や運用負担が不要なのはもちろんのこと、高い安全性、機密性、可用性を維持された状態が確保されます。ユーザー数の増減にも容易に対応できます。

5.その他
(1) 環境負荷の低減(ペーパーレス化促進)
 紙の帳票類を電子化することにより、自社の帳票類の「ペーパーレス化」が実現するだけでなく、取引先企業内におけるペーパーレス化を促進することが可能となります。コクヨグループ内においては、本取り組みにより年間50万枚以上の紙の削減を実現しています。

(2) 内部統制の強化(外部フロー含む証跡記録の実現)
 従来型のメール添付配信等で課題となっていた「証跡記録」についても、@Tovasの情報トレーサビリティ機能(リアルタイムトラッキング、受信状況記録)により、内部統制の大幅な強化が実現します。ユーザーは証跡記録の「正しさ(非改ざん性)」について意識することなく、スムーズに「紙」から「電子」へ帳票伝達を移行でき、コンプライアンス上も堅実で安心できる運用が実現できます。


※1:情報トレーサビリティサービスについて
 インターネット経由で利用できるASP・SaaS型で提供しているサービスです。企業からの情報送受信について『いつ、誰が、何を、誰に、どのように送信し・先方は受信したかどうか』といった流通情報(情報トレーサビリティ)を、第三者証明が可能な状態で記録・管理できることが最大の特長です。内部統制やJ-SOX法に規定される「情報と伝達」に関する管理・統制・モニタリングの実装を実現できます。具体的には、送達状況(受信確認)までリアルタイムでトラッキングが可能な状態になり、内部統制で要求される「監査証跡」が記録される形です。


※2:@Tovas ( http://www.attovas.com/ )について
 「@Tovas(あっととばす)」は、企業から外部に発信される文書の「流通情報の記録」に特化したインターネットサービスです。基幹システムや業務アプリケーション、電子メールといった日常使用されている業務インフラに連携することで、生産性の向上やセキュリティの強化、また内部統制に有効な形での「監査証跡の記録」を実現します。
 利用するユーザーはハードやソフトを購入する必要なく、契約後からサーバ機能を利用することができます。これにより、パソコンで作成したデータを、高品質なFAXとして直接ペーパーレス送信することや、重要かつ大容量データの受け渡しをセキュリティが確保された状態で行うことが可能になります。且つそれらについての「情報トレーサビリティ(=情報の授受に関する足跡管理)」の確保がわかりやすく実装されており、「@Tovas」空間を経由して送受信された伝達事実(いつ、誰が、何を、どのように送ったか、それは受信されたかどうか)が、第三者機関(総務省、法務省、経済産業省認定の特定認証機関)での電子公証対象として証明可能になっています。その他、「@Tovas」の送信機能は、公正取引委員会による「電磁的記録による書面の交付」にも完全対応しています。
 2008年7月2日に総務省の推進する「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を取得済みです。また2008年9月現在で300社以上(利用者数12,000人以上)の企業が契約・利用しています。詳しい情報は、 http://www.attovas.com/ をご覧ください。


※3:「FNX e-帳票FAXサービス」( http://www.nexway.co.jp/print/index.html )について
 受発注業務や支払通知、出荷・配送の指示などで発生する発注書・注文書・納期回答書・支払依頼書等の帳票を、ネクスウェイのFNXセンターを介して、プリントアウトすることなく取引先に自動でFAX送信するASPサービスです。FAXサーバを自社で構築する場合とは異なり、大規模な開発をすることなく導入できるため、初期投資を最小限に抑えることができます。
 システムから出力されるテキストデータをFNXセンターにてあらかじめ登録しておいた帳票フォーマットにイメージ変換する「テキスト入力タイプ」、自社で作成した帳票イメージをメールに添付してFNXセンターに送るだけで指定宛先へFAXを送信する「イメージ入力タイプ(インターネットFAX)」、の2つのインターフェースからお客様の環境にあわせてお選び頂けます。また、Web上での送信管理ツール「FNXnavi II」により、様々な業務で発生するFAX送信をWeb上で一元管理できます。
 20年間にわたる実績の積み重ねにより、幅広いメーカーのFAX機との相性を考慮した設計、各種設備を二重化した冗長システムによる安定稼働を実現しており、信頼性の高いサービスとご評価頂いております。万が一のトラブル時にも、24時間365日のサポート体制のため、迅速な対応が可能です。詳しい情報は、 http://www.nexway.co.jp/print/index.html をご覧ください。


■株式会社ネクスウェイについて ( http://www.nexway.co.jp/ )
 2004年10月、株式会社リクルートから分社独立しました。独立前の1988年からFAXによる一斉同報を中心としたサービスを企業に提供しています。現在ではFAXだけでなく、リスティング広告、SEO等、インターネット分野でも事業を展開し、「新しいコミュニケーション」を創り出しています。全サービスの利用契約数は約24,000契約(2009年3月31日現在)、売上高は89億円(2009年3月期)です。


■コクヨS&T株式会社について ( http://www.kokuyo-st.co.jp/ )
 コクヨS&T株式会社は、コクヨ株式会社の「分社・持株会社」への移行に伴い、2004年10月に発足しました。コクヨ株式会社は明治38年(1905年)の創業以来、文房具・事務用品の総合メーカーとしてさまざまなお客様に快適なオフィス支援サービスを提供しています。快適で能率の高いワークスタイルを常に考える中で、2004年より@Tovas(あっととばす)のサービス提供を開始しました。


※本プレスリリースに記載されている会社名・製品名等は株式会社ネクスウェイまたはコクヨ株式会社の登録商標または商標です。
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