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セーフネット社、ハイパフォーマンス ワンチップ・セキュリティ・ソリューションと次世代セキュリティ・コプロセッサを発表

日本セーフネット株式会社(代表取締役社長:酒匂 潔、本社:東京都港区、以下:日本セーフネット)は、情報セキュリティの世界的大手企業であり、日本セーフネットの親会社であるSafeNet, Inc. (米国・メリーランド州、以下:SafeNet)が発表した、次世代セキュリティ・コプロセッサ「SafeXcel-1742」および「SafeXcel-1746」と、高パフォーマンスのシステム・オン・チップ(SoC)プロセッサ「SafeXcel-3120」および「SafeXcel-3141」を日本でも発表いたします。
これらのチップ製品は、IPsec、SSL/TLS/DTLS、SRTP、MACsec、および公開鍵オペレーションの高速化のためのセキュリティ・ソリューションをお客様が選択する際に、コストとパフォーマンスについて柔軟な選択ができるよう開発されました。

Linley Group社のシニアアナリストBob Wheeler氏は次のように述べています。
「SafeNetは、チップ/システム設計分野のさまざまなお客様のニーズに対応できるよう、組込みセキュリティ業界一の豊富な製品ラインナップを揃えています。今回セキュリティ・コプロセッサとセキュリティ用チップがSafeNetの製品ラインナップに加わったことで、顧客は機能豊富な幅広いネットワーク/通信製品に最高レベルのセキュリティを組み込む際に、柔軟な選択ができるようになりました。」

SafeXcelセキュリティ・コプロセッサ・シリーズは、価格競争力に優れており、ゲートウェイ・アプライアンスやファイアウォール、モデム、OA機器、情報通信機器向けに、コスト効率が高く、高パフォーマンスのセキュリティ・ソリューションを提供することを目的として開発されました。SafeXcel-1742およびSafeXcel-1746は、ネットワーク/情報通信機器メーカーの設計および開発コストを低減させ、全体的な開発期間を短縮させることができます。

SafeXcel-1742およびSafeXcel-1746セキュリティ・コプロセッサにより、ホスト・プロセッサはパケット処理と暗号計算の負荷を軽減することができ、IPSec、SSL/TLS/DTLS、SRTP、およびMACsecのセキュリティ・プロトコル機能の高速化、並びにSuite Bなど最新の暗号およびハッシュ暗号化アルゴリズムの高速化が実現されます。SafeXcel-1746には最高レベルのパフォーマンスのPKA(パブリック・キー・アクセラレータ)エンジンが10基含まれており、超高速のセッション・セットアップ・レートの要件を満たします。

SafeNetの組み込みセキュリティ・ソリューション担当のマネージングディレクター Simon Blake-Wilsonは次のように述べています。
「当社は、お客様のニーズがそれぞれのお客様に固有であり、チップや電話機、機器の各部品もそれぞれ固有の要件を持つことを認識しています。その理由から、お客様にとってコストとパフォーマンスのバランスが最も適したソリューションを提供できるよう、組込みセキュリティ業界一の豊富な製品ラインアップの設計開発と展開に取り組んでいます。当社のチップ製品のラインアップに高コスト効率のSafeXcel-17xxシリーズと高パフォーマンスのSafeXcel-31xxシリーズが加わりました。当社はパフォーマンスおよびセキュリティ機能に関し、引き続き業界をリードしていきます。」

SafeNet SafeXcel-3120およびSafeXcel-3141は、ネットワーク、ストレージ、通信、および防衛分野の製造業者がシステム全体のパフォーマンスの最適化と併せてコスト低減と製品開発期間短縮を実現するための高集積、高速のネットワーク・セキュリティ用チップです。セキュリティ証明書機能は、FIPS 140-2 Level 2に適合しています。

SafeNet SafeXcel-3141は、IPSecやSSL/TLSなどのアプリケーションの高速化を目的とする高集積、ギガビット対応ネットワーク・セキュリティ用チップです。チップの専用ARMコアで実行される信頼済みコードの利用により、プラットフォーム・セキュリティが確保されます。この機能と包括的な不正侵入検出・応答システムを備えたSafeXcel-3141は、高度の本質的セキュリティを必要とするアプリケーションに最適です。

SafeNet SafeXcel-3120は、適度のパフォーマンス、高度のセキュリティと共に、ネットワーク・エッジでの低消費電力、低コストを特長とする高集積チップです。SafeXcel-3120は、SafeXcel-3141と同じTrusted Platform機能をすべて備えており、さらにRed/Blackデータ分離機能が追加されています。組込まれたARMプロセッサは、デジタル署名によって顧客固有のアプリケーション・コードを実行することができ、システムにおいてセキュリティ用途と一般用途を兼ねたCPUとして機能します。プロトコル変換と鍵管理の両方について真のインライン型及びルックアサイド型セキュリティ処理を行うため、データ・パスはSoC内部のクラシフィケーション・エンジンによってドライブされます。

SafeNet SafeXcelのお客様は、SafeNetの実績あるQuickSec IPsecおよびMACsecソフトウェアのライセンスを取得することにより、製品開発期間を大幅に短縮することができます。QuickSecソフトウェアは、SafeXcelセキュリティ・コプロセッサとシームレスにインターフェースします。また、数多くのホスト・プロセッサおよびオペレーティングシステムをサポートしています。QuickSecソフトウェア・ツールキットは、SafeXcelを活用してIPsecのパケット処理とIKE認証を高速化することができます。


■SafeNetのOEM用組み込みセキュリティ・ソリューション
SafeNet SafeXcelプロセッサは、現在市場に出ている高速セキュリティ・プロセッサおよびコプロセッサの中で最もコスト効率が高い製品です。SafeXcelプロセッサは、SafeNetのQuickSec VPNセキュリティ・ソフトウェアと完全にインテグレートされており、ネットワークや通信分野のOEM用ソリューションとしては業界で唯一の完全なハードウェア/ソフトウェア・セキュリティ・ソリューションです。優れた保護機能を提供しながらコスト低減と開発期間短縮を実現します。SafeNetの受賞歴を持つ組み込みセキュリティ・ソリューションは、次世代ネットワーク製品向けの最高のセキュリティ・ソリューションとして世界的な通信会社、ネットワーク関連企業、半導体ベンダに採用されています。

SafeNetのOEM製品は、Nokia、Ericsson、日本電気、AMCC、AMD、Azaire Networks、Cisco、日立、富士通、古河電工、住友電工、HP、Juniper Networks、PMC-Sierra、Alcatel-Lucent、Nortel、Siemens、Samsung、Texas Instrumentsをはじめとする多くの企業にご利用いただいています。

SafeNetの組込みセキュリティ・ソリューションの詳細については、
http://jp.safenet-inc.com/solutions/dev/embedded_security.asp
をご覧ください。


【日本セーフネット株式会社について】
日本セーフネット株式会社は、インフォメーション・セキュリティの世界的なリーダーであり、ネットワーク、通信、知的財産権、およびデジタル認証やデータの完全性を保護する暗号技術を利用した強固なセキュリティを、ハードウェア、ソフトウェア、および チップを含めた幅広い製品群で提供している米国SafeNet, Inc.の100%子会社です。SafeNet, Inc.は世界100カ国以上で、5,000社を超える顧客をサポートしています。

URL: http://jp.safenet-inc.com


記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標です。

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