約70万人の潜在看護師などを災害時の非常“職”に「防災ナース」の発掘・育成事業を11月に始動
[16/09/28]
提供元:@Press
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「潜在医療従事者」に対する新たな職域創出を目指すPINK CROSS PROJECT実行委員会(所在地:東京都中央区、代表:森岡 宣伊、以下 PCP)は、防災の正しい知見を備えた看護師を「防災ナース」と称し、彼らを育成する事業を2016年11月1日に始動します。発災時の生活再建のための知識をまとめた『PINK CROSS防災手帳』の同時発刊と提携団体との取り組みにより、活動の普及をめざします。
◆発災時の健康支援の実際
WHO(世界保健機関)は、「健康」について身体的、精神的、そして社会的に安寧な状態であると定義しています。これを災害大国日本における災害時の支援体制に照らすと、発災直後72時間以内の身体の健康、心の健康を担保するための医療的支援体制は整備されているといえます。しかし72時間以降、復旧段階における社会的な健康、生活再建のための支援は充実しているとはいえません。災害による生活基盤の損害は、身体・精神面の医療的な支援だけでは復旧できないという現状があります。
◆潜在医療従事者というマンパワーの活用
日本には医療関連の国家資格を持ちながら離職状態にある「潜在医療従事者」が多く、看護師だけでも全国におよそ70万人いるといわれています。
PCPは、まずは70万人の潜在看護師を主な対象に、その発掘のための告知イベントなどを催します。集まった人材に対してセミナーなどの教育活動を行い、現行の災害復興支援において不足している領域の知識を提供していきます。かかる取り組みにより生活再建に必要な情報を迅速かつ的確に被災者につなげていく人材を「防災ナース」と称し、その育成をめざします。
◆『PINK CROSS防災手帳』
『PINK CROSS防災手帳』は、防災ナース育成事業の教育部分を担う、発災時に役立つ具体的な知識をまとめた小冊子です。その中では、従来の防災知識においては抜け落ちてしまいがちな「社会的健康」にも焦点をあて、医療的支援だけではカバーできない部分の情報についても掲載します。同手帳は「防災ナース」だけでなく、生活者全般も対象に広く配布する計画です。
◆「精神的健康」のため「動物看護師」と連携
災害時においても重要である精神的健康について、現代日本社会では犬や猫に代表されるペットは人間にとって大きな精神的安定の役割を果たしています。共に暮らす人にとってペットは「家族」そのものです。そのため災害時においてもペットといかに一緒に避難できるかは災害後の生活再建にとって重要な要素でもあります。災害時における環境省のガイドラインでも「ペットの同行避難」が推奨されています。
当プロジェクトにおいては、そのような被災者の精神的健康の維持に鑑み、一般社団法人 日本動物看護職協会(所在地:東京都北区、会長:横田 淳子)と連携して、全国に2万人規模とされるペットの専門家である動物看護師に防災知識を習得してもらいます。災害時のペットとの同行避難時のリーダーとして活躍してもらえる体制を整えるとともに、防災の観点からも動物看護師による平時における地域のペット飼育状況の把握も推進していく予定です。
◆「PINK CROSS PROJECT」とは
一般社団法人ナイチンゲールスピリット連盟(所在地:東京都中央区、代表理事:森岡 宣伊)によって2016年7月に設立。フローレンス・ナイチンゲールが『看護覚え書き』の中に記載した看護師の原点「看護は特別なことではなく生活の中にある」に立ち戻り、潜在看護師の新たな職域創出など市民の健康増進啓発活動を行う。生活・防災・地域という3つのポイントを重要視し、子育てで培われたコミュニケーション能力など、眠っている看護師の可能性が市民の生活の質の向上に役立てられていくことを目指す。『PINK CROSS防災手帳』発刊後は協賛団体との取り組みや地域との協働を積極的に行い、活動規模を広げていく予定。
コンセプト動画URL: https://youtu.be/IvyTxkfMVmI
◆PINK CROSS PROJECT実行委員会
代表 : 森岡 宣伊
設立 : 2016年7月
所在地 : 東京都中央区日本橋茅場町2-5-6 日本橋大江戸ビル503
電話番号: 03-5643-7500
URL : https://www.facebook.com/pincro77/
◆一般社団法人 日本動物看護職協会
会長 : 横田 淳子
設立 : 2009年4月
所在地 : 東京都北区中里1-15-4 情報館3階
電話番号: 03-5834-7758
URL : http://www.jvna.or.jp/
◆発災時の健康支援の実際
WHO(世界保健機関)は、「健康」について身体的、精神的、そして社会的に安寧な状態であると定義しています。これを災害大国日本における災害時の支援体制に照らすと、発災直後72時間以内の身体の健康、心の健康を担保するための医療的支援体制は整備されているといえます。しかし72時間以降、復旧段階における社会的な健康、生活再建のための支援は充実しているとはいえません。災害による生活基盤の損害は、身体・精神面の医療的な支援だけでは復旧できないという現状があります。
◆潜在医療従事者というマンパワーの活用
日本には医療関連の国家資格を持ちながら離職状態にある「潜在医療従事者」が多く、看護師だけでも全国におよそ70万人いるといわれています。
PCPは、まずは70万人の潜在看護師を主な対象に、その発掘のための告知イベントなどを催します。集まった人材に対してセミナーなどの教育活動を行い、現行の災害復興支援において不足している領域の知識を提供していきます。かかる取り組みにより生活再建に必要な情報を迅速かつ的確に被災者につなげていく人材を「防災ナース」と称し、その育成をめざします。
◆『PINK CROSS防災手帳』
『PINK CROSS防災手帳』は、防災ナース育成事業の教育部分を担う、発災時に役立つ具体的な知識をまとめた小冊子です。その中では、従来の防災知識においては抜け落ちてしまいがちな「社会的健康」にも焦点をあて、医療的支援だけではカバーできない部分の情報についても掲載します。同手帳は「防災ナース」だけでなく、生活者全般も対象に広く配布する計画です。
◆「精神的健康」のため「動物看護師」と連携
災害時においても重要である精神的健康について、現代日本社会では犬や猫に代表されるペットは人間にとって大きな精神的安定の役割を果たしています。共に暮らす人にとってペットは「家族」そのものです。そのため災害時においてもペットといかに一緒に避難できるかは災害後の生活再建にとって重要な要素でもあります。災害時における環境省のガイドラインでも「ペットの同行避難」が推奨されています。
当プロジェクトにおいては、そのような被災者の精神的健康の維持に鑑み、一般社団法人 日本動物看護職協会(所在地:東京都北区、会長:横田 淳子)と連携して、全国に2万人規模とされるペットの専門家である動物看護師に防災知識を習得してもらいます。災害時のペットとの同行避難時のリーダーとして活躍してもらえる体制を整えるとともに、防災の観点からも動物看護師による平時における地域のペット飼育状況の把握も推進していく予定です。
◆「PINK CROSS PROJECT」とは
一般社団法人ナイチンゲールスピリット連盟(所在地:東京都中央区、代表理事:森岡 宣伊)によって2016年7月に設立。フローレンス・ナイチンゲールが『看護覚え書き』の中に記載した看護師の原点「看護は特別なことではなく生活の中にある」に立ち戻り、潜在看護師の新たな職域創出など市民の健康増進啓発活動を行う。生活・防災・地域という3つのポイントを重要視し、子育てで培われたコミュニケーション能力など、眠っている看護師の可能性が市民の生活の質の向上に役立てられていくことを目指す。『PINK CROSS防災手帳』発刊後は協賛団体との取り組みや地域との協働を積極的に行い、活動規模を広げていく予定。
コンセプト動画URL: https://youtu.be/IvyTxkfMVmI
◆PINK CROSS PROJECT実行委員会
代表 : 森岡 宣伊
設立 : 2016年7月
所在地 : 東京都中央区日本橋茅場町2-5-6 日本橋大江戸ビル503
電話番号: 03-5643-7500
URL : https://www.facebook.com/pincro77/
◆一般社団法人 日本動物看護職協会
会長 : 横田 淳子
設立 : 2009年4月
所在地 : 東京都北区中里1-15-4 情報館3階
電話番号: 03-5834-7758
URL : http://www.jvna.or.jp/