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スパークス・アセット・マネジメント調べ 夫婦の4割半が「へそくりしている」、円満夫婦でも4割弱 円満な関係を保ちたい夫婦には「寝室同室」「夫婦デート」「一緒にお風呂」が有効?

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(http://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)は、夫婦の金銭事情や投資意欲と、投資が夫婦生活にもたらす影響を明らかにするため、2016年9月12日〜9月13日の2日間、配偶者がいる全国の20歳以上の男女を対象に、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2016」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


▼夫婦のマネー事情
◆仕事と夫婦円満はトレードオフ?片働き夫婦の円満度は67点、扶養範囲を超える共働き夫婦は63点
◆「財布の紐は妻が握っている」6割弱、不仲夫婦の2割は「夫婦別々の財布」を管理
◆「夫婦間でお金の悩みをオープンに話し合える」円満夫婦は9割、不仲夫婦は4割強

はじめに、夫婦仲の円満度と、夫婦のマネー事情についての確認を行いました。
配偶者がいる全国の20歳以上の男女1,000名(全回答者)に、夫婦の円満度は100点満点中何点か聞いたところ、「80点台」が22.4%で最も多く、「50点未満」や「50点台」がどちらも16.6%で続き、円満度の平均点は全体で66点となりました。
年代別に円満度の平均点をみると、20代(71点)と60代以上(69点)はその他の年代よりやや点数が高くなりました。結婚して間もない新婚夫婦が多いと思われる20代の夫婦や、結婚歴の長い熟練夫婦が多いと思われる60代以上の夫婦は、夫婦円満な関係を築けている傾向にあるようです。
また、夫婦の就労状況別に円満度の平均点をみると、扶養範囲外の共働き夫婦は63点、扶養範囲内の共働き夫婦は65点、片働き夫婦は67点、その他の状況(夫婦ともに定年退職済みなど)が69点となり、お互いバリバリ働く夫婦ほど、円満度が低くなる傾向がみられました。仕事にかける時間と夫婦の円満度はトレードオフの関係にあるのかもしれません。

続いて、全回答者(1,000名)に、家計の管理の仕方について聞いたところ、「妻が主導で管理」が58.5%、「夫が主導で管理」が26.3%、「夫婦別々に管理」が15.2%となりました。半数以上は妻が財布の紐を握っているようです。
夫婦の就労状況別にみると、扶養範囲外の共働き夫婦では「夫婦別々に管理」(27.2%)が他の就労状況の夫婦よりも多くなりました。お互いにバリバリ稼ぐ共働き夫婦だと、夫婦で別々の財布を持ち、個別に家計を管理しているケースも多いようです。
また、夫婦の円満度別にみると、円満度が100点満点中90点以上ある“円満夫婦”では、「夫が主導で管理」が32.6%となり、円満度100点満点中50点未満の不仲夫婦(22.9%)よりも高くなりました。円満夫婦は固定的なジェンダー意識にとらわれず、男性が財布の紐を握ることも多いようです。一方、不仲夫婦では、「夫婦別々に管理」が20.5%で、円満夫婦(14.0%)よりも高くなっています。不仲夫婦は夫婦別々の財布で各々が家計を管理しているケースが多いことがわかりました。

次に、「お金の悩みを夫婦間でオープンに話し合えている」と思うか聞いたところ、同意率(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同様)は75.1%となりました。4組中3組は、夫婦のマネー事情について、包み隠さず相談し合えているようです。
夫婦の円満度別に同意率をみると、円満夫婦は89.7%、不仲夫婦は42.2%となりました。マネー事情について夫婦でしっかりと共有することは、円満な夫婦関係を続けるために大事なことのようです。


◆将来のための積み立てはひと月4.7万円、20〜40代は子育て資金、50代からは老後資金を積み立て
◆夫婦の4割半が「へそくりしている」、円満夫婦でも4割弱
◆へそくり額 中央値は30万円、「へそくり額500万円以上」は1割半

続いて、全回答者(1,000名)に、「将来のために夫婦で積み立てをしたい(始めたい・続けたい)」と思うか聞いたところ、同意率は84.4%となりました。特に、年齢が若い夫婦ほど将来のために積み立てをしたい傾向が強く、20代では同意率が95.5%、30代では93.0%となりました。

それでは、実際にいくらの積み立てを行っているのでしょうか。将来のための資金をひと月あたりいくら積み立てているか、積み立ての目的別に聞いたところ、「大きな買い物(住宅や車の購入)」の平均額は18,522円、「出産・子育て」では11,440円、「夫婦の老後」では17,072円となり、それらの合計で、ひと月に平均47,033円の積み立てを行っていることがわかりました。夫婦の将来のために、ひと月あたり5万円弱を積み立てに充てているようです。
年代別に将来の積み立ての平均額をみると、「大きな買い物(住宅や車の購入)」については特段の差がみられませんでしたが、「出産・子育て」は20代(16,318円)や30代(17,750円)、40代(13,680円)で高く、「夫婦の老後」は、50代(24,580円)、60代以上(24,081円)で高い傾向がみられました。40代までは出産や子育て資金の積み立て、50代以降は夫婦の老後のための積み立てと、積み立て目的が移り変わっていくようです。
※平均値は小数点第一位で四捨五入しているため、内訳の平均値を加算しても、合計の平均値と一致しないことがあります。

一方で、パートナーに秘密で積み立てているお金=へそくりはあるのでしょうか。全回答者(1,000名)に聞いたところ、へそくりをしている割合は、全体で45.2%、男性で43.6%、女性で46.8%となりました。既婚男女の半数近くはパートナーに隠してへそくりを貯めているようです。
夫婦の円満度別にへそくりをしている割合をみると、円満夫婦は37.2%、不仲夫婦は47.6%となりました。円満夫婦のほうがへそくりをしている割合は低くなっていますが、夫婦仲が円満であっても、へそくりをする人は3組に1組程度は存在するようです。

それでは、へそくりの残高はどのくらいあるのでしょうか。へそくりをしている人(452名)に聞いたところ、「10万円未満」が27.4%、「10万円〜50万円未満」が25.9%となり、50万円未満までに過半数(53.3%)の回答が集まり、中央値(※)は30万円となりました。へそくり額は30万円前後が一般的なようです。一方で、500万円以上貯めている方も14.4%と、少なくありませんでした。
男女別にへそくり額の中央値をみると、男性は17.5万円、女性は50万円となりました。夫婦間で比較すると、妻のほうが高額のへそくりを貯めている傾向にあるようです。
また、男女・年代別にへそくり額の中央値をみると、男女どちらも年代が上がるほど高くなり、100万円以上になったのは60代以上男性(100万円)と、50代女性(100万円)、60代以上女性(200万円)でした。
※データの大きさ順で並べたときに中央(ちょうど50%の位置)にくる値。


▼夫婦の投資事情
◆「預貯金だけでは将来が不安」9割、「将来のために夫婦で投資をしたい」は4割
◆既婚者の金融投資の実態 円満夫婦の3割が「現在投資している」、不仲夫婦は2割
◆夫婦で投資を始めたきっかけ「預貯金は利息が少ない」「年金だけでは将来が不安」

夫婦のマネー事情が明らかになりましたが、貯蓄と投資について、どのような考えを持っているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、「預貯金だけでは将来が不安だ」と思うか聞いたところ、同意率は90.8%となりました。また、「将来のために夫婦で投資をしたい(始めたい・続けたい)」では、同意率は39.8%となりました。ほとんどの方が貯蓄するだけでは将来が不安だと感じ、将来のリスクに備えるために投資を始めたい・続けたい、と考えている夫婦が4割いることがわかりました。

続いて、金融投資の経験について聞いたところ、「現在、投資している」が28.0%、「以前投資していたが、現在はしていない」が10.7%となり、合計で38.7%の方が、実際に金融投資の経験があることがわかりました。
夫婦の円満度別にみると、円満夫婦は「現在、投資している」が29.8%で、不仲夫婦(20.5%)よりも高くなりました。円満夫婦ほど、金融投資に取り組んでいることが明らかになりました。

次に、投資意向者(398名)に、投資を始めたいと思った理由について聞いたところ、「預貯金しても利息がほとんどつかないため」が50.3%で最も多く、次いで、「年金だけでは老後が不安なため」が39.7%、「NISAなど、得する情報を知ったため」が21.4%で続きました。預貯金では資産が増やせず、年金では老後が不安なので投資を始めたい、と考えた方が多いようです。また、NISAなどの情報を知ったことで投資を始めたくなった、という意見も上位回答となりました。


◆既婚者が考える“いい投資”は「金銭的リターンがある投資」や「将来のリスクに備える投資」、「少額で始められる投資」「ストレスが溜まりにくい投資」「家族に反対されない投資」の声も
◆夫婦の投資先は「日本株式」や「投資信託」「外貨」が人気
◆投資継続層は投資リタイア層に比べて「日本株式」や「投資信託」を選択する傾向あり

では、既婚者にとって、どのような投資が“いい投資”なのでしょうか。全回答者(1,000名)に、自身にとっての“いい投資”とはどんな投資か聞いたところ、「経済的(金銭的)なリターンが得られる投資」が55.4%で最も多く、次いで、「将来のリスクに備える投資」が32.5%で続きました。金銭的なリターンが見込めて、将来のリスクに備えられる投資がいい投資だと考えられているようです。以下、「少ない資本(資金・労力)で始められる投資」が29.3%、「自分の(または家族の)成長に繋がる投資」が25.5%、「精神的に疲れない(ストレスが溜まりにくい)投資」が24.3%、「家族に反対されない・不安にさせない投資」が19.2%で続きました。少ない資本で始められることや精神的に疲れないこと、家族に反対されないことなどといった、始める・続けるハードルの低さや、金銭以外にも、自分や家族の成長に繋がるリターンを得ることができるような投資を“いい投資”の条件としていることがわかりました。
投資状況別にみると、現在投資している方は、「コツコツ続けることができる投資」(27.9%)や「長期的にリターン(利益・効果)が得られる投資」(29.6%)が、現在投資していない方(それぞれ15.3%、12.9%)より高くなりました。現在投資している方は、無理なく投資を続けられることも“いい投資”の条件として重視しているようです。

続いて、投資経験者(387名)に、投資経験のある金融資産は何か聞いたところ、「日本株式」が70.8%で最も多く、次いで、「投資信託(「REIT」以外)」が37.7%、「外貨(外国為替証拠金取引(FX)を含む)」が16.3%で続きました。日本株式や投資信託、外貨がよく選ばれている投資先のようです。
投資状況別にみると、現在投資している方は「日本株式」(74.3%)や「投資信託」(42.9%)が、現在投資していない方(以前は投資していた方)(それぞれ61.7%、24.3%)より高くなりました。投資を続けている方は、投資を一度は始めたものの、やめてしまった方に比べて、株式や投資信託を投資先に選んでいる傾向があるようです。


▼夫婦円満投資
◆夫婦2人きりで過ごす時間 1日平均2時間18分、子育て世代は2人きりの時間が少なめ
◆既婚者が持てる“1人の自由時間”は1日平均2時間22分
◆夫婦の遊興費はひと月平均1.3万円、子育て世代もデート費用はしっかり確保
◆既婚者のおこづかい 月額平均1.9万円、夫は2.4万円、妻は1.5万円

良好な夫婦仲を築いて維持するために、世の夫婦は時間やお金をどの程度費やしているのでしょうか。ここでは、夫婦仲を円満に保つために行っている取り組み=夫婦円満投資についての質問を行いました。
まず、全回答者(1,000名)に、夫婦2人きりで過ごす時間を1日どの程度確保しているか聞いたところ、全体の平均時間は138分(=2時間18分)となりました。
子どもの有無別に平均時間をみると、子どもがいない方は199分(=3時間19分)、子どもがいる方は127分(=2時間7分)と、およそ1時間の差がみられました。さらに、子育て段階(末子の年齢)別では、末子が18歳未満の方は総じて120分未満(=2時間未満)、19歳以上で174分(=2時間54分)となりました。子育てが始まって以降、子どもが高校を卒業するくらいの年齢になるまでは、夫婦2人きりで過ごす時間はなかなか確保しづらくなるようです。
また、夫婦の円満度別に平均時間をみると、円満夫婦では205分(=3時間25分)、不仲夫婦では58分と、およそ2時間半の差がみられました。夫婦2人きりの時間を確保できるかどうかは、良好な夫婦仲を保てるかどうかという点と、大いに関連があるようです。

では、自分1人で過ごす自由時間はどの程度あるのでしょうか。同様に聞いたところ、全体の平均時間は142分(=2時間22分)となりました。結婚してからも、自分1人きりで自由に過ごせる時間を確保できているようです。
夫婦の円満度別に平均時間をみると、円満夫婦では151分(=2時間31分)、不仲夫婦では168分(2時間48分)と、こちらでは特段の差はみられませんでした。

続いて、全回答者(1,000名)に、夫婦の遊興費(デート費用や夫婦旅行の積み立てなど)に回しているお金はひと月あたりいくらか聞いたところ、全体の平均額は13,412円となりました。
子どもの有無別にみると、子どもがいない方は13,677円、子どもがいる方は13,362円と、特段の差はみられませんでした。夫婦2人きりで過ごせる時間が少なくなる傾向がみられた子育て世代でも、夫婦の遊興費には予算をしっかりと割いているようです。
また、夫婦の円満度別に平均額をみると、円満夫婦では17,829円、不仲夫婦では8,970円となり、およそ9千円の差がみられました。

さらに、自身が自由に使えるお金(おこづかいなど)はひと月あたりいくらか聞いたところ、全体の平均額は19,439円、男性は23,828円、女性は15,050円となりました。夫婦間で比較すると、夫のほうが自由に使えるお金を確保できているようです。
男性を年代別にみると、20代の男性は19,710円、30代の男性は16,950円となり、40代以上の男性は2万5千円を超える金額となりました。若いうちは、大きな買い物や出産・子育てのための積み立てを優先させるためか、夫のおこづかいが少なめになる傾向にあるようです。


◆夫婦円満のための取り組み「家事に参加」「連絡は欠かさない」「感謝の気持ちを言葉で伝える」
◆夫婦円満の秘訣は“ありがとう”と伝えること
円満夫婦の夫の特徴は「感謝上手」「聞き上手」「小さな変化を見逃さない」、
円満夫婦の妻の特徴は「感謝上手」「聞き上手」「プチ贅沢上手」
◆夫が妻に求めること1位「家事・育児をしっかり」2位「ありがとうと言う」3位「綺麗でいる努力」
◆妻が夫に求めること1位「ありがとうと言う」2位「連絡は欠かさないで」3位「話をよく聞いて」
◆夫婦2人きりの時間の確保術「仕事を手早く」「一緒に食事・晩酌をする」「外食や惣菜を使う」
◆円満な関係を保ちたい夫婦には「寝室同室」「夫婦デート」「一緒にお風呂」が有効?

夫婦仲を円満に保つために費やしている時間やお金が明らかになりましたが、夫婦円満投資として、実際にはどのような取り組みが行われているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、良好な夫婦関係を築く(維持する)ために、心がけていることは何か聞いたところ、「家事や育児をきちんとする(相手任せにしない/手を抜かない)」が43.1%で最も多く、次いで、「連絡を欠かさない(帰宅時間遅くなる・ご飯いらない、などの連絡)」(39.1%)、「感謝の気持ちを言葉にして伝える」(35.6%)、「お互いのプライベートを尊重する」(32.7%)が続きました。家事や育児といった家庭の仕事を相手任せにしないことなどを、夫婦円満のために心がけている方が多いようです。
男女・夫婦の円満度別に心がけているものをみると、円満夫婦の男性は、「感謝の気持ちを言葉にして伝える」が47.7%で最も多くなり、「相手の話をよく聞く(聞き上手になる)」(38.6%)や「相手の努力や変化を見逃さない」(37.1%)が不仲夫婦の男性よりも上位につきました。円満夫婦の夫には、聞き上手で相手の努力や変化を見逃さず、相手の行動に対する感謝の気持ちを言葉で表せる男性が多いようです。また、円満夫婦の女性では、「感謝の気持ちを言葉にして伝える」(69.1%)が最も多くなり、「相手の話をよく聞く」(52.7%)や「たまには夫婦2人で贅沢をする」(51.8%)が不仲夫婦の女性よりも上位となっています。円満夫婦の妻には、感謝の気持ちを言葉で表すことができて、聞き上手で、たまのプチ贅沢の機会をもうけるのが得意な女性が多いようです。また、感謝の気持ちを言葉で表せることは、円満夫婦の男女に共通して最多回答となりました。円満夫婦の秘訣は、お互いに感謝の気持ちを忘れずに、言葉に表して伝えることなのではないでしょうか。

さらに、全回答者(1,000名)に、良好な夫婦関係を築くために、パートナーに心がけて欲しいと思うことを聞いたところ、「感謝の気持ちを言葉にして伝える」(38.8%)や「連絡を欠かさない」(33.6%)、「家事や育児をきちんとする」(31.7%)が3割台で上位回答となりました。感謝の言葉とこまめな連絡、家庭の仕事への参加は、夫婦円満な家庭を築くために心がけて欲しいと求められているようです。
男女別にみると、男性の1位は「家事や育児をきちんとする」(30.2%)、2位は「感謝の気持ちを言葉にして伝える」(29.8%)、3位は「綺麗で(かっこよく)いる努力をする」(23.8%)となりました。また、女性に比べて「喧嘩をしても、無視はしない(話し合う)」(4位、23.0%)が上位につきました。夫は妻に対し、家事や育児をきちんとすることや綺麗でいる努力、もし喧嘩になっても無視はしないで話し合うことなどを求める傾向にあるようです。
一方、女性の1位は「感謝の気持ちを言葉にして伝える」(47.8%)、2位「連絡を欠かさない」(46.2%)、3位「相手の話をよく聞く」(37.4%)となりました。また、男性に比べて「弱っているときは力になる(病気中などは、いつも以上に気遣う)」(4位、34.8%)が上位につきました。妻は夫に対し、こまめな連絡や話をよく聞くこと、体調が悪いときなど、弱っているときはいつも以上に力になってくれることなどを求めているようです。

続いて、全回答者(1,000名)に、夫婦2人きりの時間を過ごしたいときにどのようなことを行っているか聞いたところ、「仕事や家事を手早く終わらせる」(39.6%)と「一緒に食卓を囲む・晩酌する」(39.3%)が約4割で上位の回答になり、次いで、「外食やお惣菜を活用する」(23.3%)が2割台前半で続きました。夫婦2人きりの時間を作るために、仕事や家事を手早く済ませ、一緒に食卓を囲むように努力している夫婦が多いようです。また、一緒に食事や晩酌をする時間や機会を作るために、外食やお惣菜などを上手に活用することが多いようです。
夫婦の円満度別にみると、円満夫婦は不仲夫婦よりもこれらの取り組みを行っている割合が軒並み高くなりました。夫婦2人で過ごすために様々な努力をしていることで、実際に夫婦仲が円満に保てているのではないでしょうか。特に、円満夫婦と不仲夫婦とでは、「仕事や家事を手早く終わらせる」(円満夫婦52.5%、不仲夫婦14.5%、以下同順)や「一緒に食卓を囲む・晩酌する」(50.8%、20.5%)、「寝室を夫婦同室にする」(38.4%、1.8%)、「定期的にデートの予定を設ける」(20.7%、2.4%)、「一緒にお風呂に入る」(18.2%、2.4%)で大きな差がみられました。食卓や晩酌を一緒にする、寝室を同室にする、夫婦でデートに行く、一緒にお風呂に入るなどが、円満夫婦の特徴のようです。今後も良好な関係を保ちたいと考えている夫婦は、円満夫婦のこれらの“夫婦円満投資”を参考にしてみると良いかもしれません。

■■調査概要■■
調査タイトル:夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2016
調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする配偶者がいる全国の20歳以上の男女
調査期間:2016年9月12日〜9月13日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から男女×20代・30代・40代・50代・60代以上が均等になるように抽出)
実施機関:ネットエイジア株式会社
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