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国際的な作曲家・武満徹の没後20年に寄せる公演を開催 スペシャルゲストに歌手のカルメン・マキも出演

株式会社KAJIMOTO(本社:東京都中央区銀座、代表取締役社長:梶本眞秀)は、「世界のタケミツ」と呼ばれ国際的に活躍した作曲家・武満徹の没後20年に寄せる公演を2016年12月21日(水)に実施いたします。本公演は、武満徹が黒澤明監督や小林正樹監督の作品のために書いた映画音楽ばかりを、一流のミュージシャンたちが演奏するコンサートで、スペシャルゲストとして歌手のカルメン・マキの出演が急きょ決定しました。
また、当時の貴重な映画ポスターや、武満徹の自筆譜など秘蔵品の特別展示も行います。


■開催概要
開催日時 :2016年12月21日(水) 19:00開演
開催場所 :Bunkamura オーチャードホール
      〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
出演者  :ギター/渡辺香津美
      アコーディオン/coba
      ギター/鈴木大介
      パーカッション/ヤヒロトモヒロ
      スペシャルゲスト/カルメン・マキ
プログラム:「フォリオス」より 第1曲
      不良少年(羽仁進監督)
      伊豆の踊子(恩地日出夫監督)
      どですかでん(黒澤明監督)
      日本の青春(小林正樹監督)
      太平洋ひとりぼっち(市川崑監督)
      ホゼー・トレス(勅使河原宏監督)
      狂った果実(中平康監督)
      最後の審判(堀川弘通監督)
      他人の顔(勅使河原宏監督)
      写楽(篠田正浩監督) ほか
価格   :全席指定¥6,500 好評発売中

<チケットのご購入>
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20161221.html

<お電話でのご購入・公演に関するお問い合わせ>
カジモト・イープラス
TEL:0570-06-9960


■開催の背景
本公演は、武満徹の愛娘であり音楽プロデューサーの武満真樹が企画・全面監修しています。
2008年にワシントンDCで開催されたジャパン・フェスティバルから「日本を代表する作曲家として武満徹の音楽を紹介したい」という相談を受けた武満真樹が、武満徹の敬愛していた4人の音楽家“渡辺香津美、coba、鈴木大介、ヤヒロトモヒロ”に「父の音楽で自由に遊んで欲しい。何より彼らの素晴らしさをワシントンDCの人々に知って欲しかったから。」という想いから声をかけたことで、公演の企画が始まりました。海外5都市、国内4都市で成功を納め、足掛け8年、今回が待望の東京凱旋公演となります。


■本公演について
作曲家・武満徹(1930-1996)は、1年で300本も観たことがあったほどの映画好きであり、生涯では100本を超える映画音楽づくりに携わりました。甘美で洒脱な、すっと耳に馴染む心地よさと、それでいて斬新な、響きの奥に宿る“武満らしさ”を、映画のファンの方から初めての方、武満徹の現代曲のファンの方まで誰もが心から楽しめる映画音楽コンサートになっています。

<スペシャルゲスト カルメン・マキの歌う「死んだ男の残したものは」>
本公演でスペシャルゲストのカルメン・マキが歌うのは、武満徹とは無二の親友であり、武満徹との共作も数多い谷川俊太郎が作詞を担当した「死んだ男の残したものは」。この歌はベトナム戦争の際に平和を願って書かれた歌であり、カルメン・マキ自身が強い思い入れを持っている曲です。


■出演者情報
・渡辺香津美(ギター)
1953年東京の渋谷生まれ。名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト。17歳で衝撃のアルバムデビュー。驚異の天才ギタリスト出現と騒がれて以来45年にわたり、常に最先端インストゥルメンタル・ミュージックを創造し第一線で活躍中。その速いテンポで繰り出される魅惑のアドリブと芳醇な旋律、演奏技術を緻密に組み合わせることで、音の一つ一つに豊かな表現力を含ませ、独自の<カズミサウンド>を創り出すことでも定評がある、まさしくワン・アンド・オンリーの存在。2015-16年と「ギター生活45周年」を記念した企画を展開中。
http://www.kazumiwatanabe.net/

・coba(アコーディオン)
18歳でイタリアに留学。1980年世界アコーディオン・コンクールで東洋人として初優勝。以来、欧州各国でのCDリリース、チャート1位獲得など、“coba”の名前と音楽は国境を越え世界の音楽シーンに影響を与え続けている。1992年日本レコード大賞特別賞を受賞したファーストアルバム「シチリアの月の下で」から最新作「cobacabada」に至るまで36枚のアルバムを発表。常にアコーディオンの限界に挑戦しながらもハイクオリティなサウンドを追求した作品は、内外に高い評価を得る。作曲家としても、映画、舞台、テレビ、CM音楽をプロデュース、演奏家やオーケストラへの委嘱作品を手掛けるなど作品多数。フィギュアスケートの高橋大輔や体操の寺本明日香がオリンピックでcobaの楽曲を使用し話題となった。
http://www.coba-net.com/

・鈴木大介(ギター)
作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第三位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作は高い評価を受け、「カタロニア讃歌〜鳥の歌/禁じられた遊び〜」は平成17年度芸術祭優秀賞を受賞。平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第10回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。

・ヤヒロトモヒロ(パーカッション)
少年時代をカナリア諸島で過ごした異色の打楽器奏者。山下洋輔、久石譲、さだまさし等の公演やツアーに参加。ウーゴ・ファトルーソ(ピアノ)とのDuo「ドス・オリエンタレス」は2012年ラテン版グラミー賞ラテンジャズ部門6位、グラフィティ賞ジャズ部門最優秀賞獲得。同年、同Duoにてサイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演、また南米・欧州ツアーを展開(2012-2013年)。2014年同Duoの2作目「Orienta」もグラフィティ賞ジャズ部門最優秀賞。同年、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのキッズ・プログラムで講師を務める。日亜混成バンドGAIA CUATRO、The Unforsaken、中村善郎Duo等、多岐に渡り国内外で活躍中。
http://www.tomohiro-yahiro.com/


■武満徹(1930-96)について
1930年、東京生まれの国際的作曲家。
主に独学で学び、その作品は、オーケストラ曲、ピアノ、電子音楽、映画音楽、舞台音楽、ポップ・ソングなど、多岐にわたる。「タケミツ・トーン」と呼ばれた独特の響きで、世界中の演奏家や芸術家、音楽ファンを魅了した。また、1973年〜1992年に行われた現代音楽祭「Music Today」の音楽監督や、1986年に始まった「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」を監修するなど、常に同時代の音楽に高い関心をもち、多くの優れた作曲家を日本に紹介した。
映画音楽では、実験的な作風のものからメロディアスなものまで、100を数える作品に携わり、自身も年間100本の映画を観たこともあるほどの映画好きであった。1996年、65歳で死去。
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