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長崎の離島・壱岐市が市長以上の年収1,200万円という報酬で「究極の島おこし」人材を募集

長崎県壱岐市(市長・白川 博一、以下「当市」)は、2017年夏に開設を予定している市の最重要施策である「壱岐市産業支援センター・Iki-Biz(イキビズ)」のセンター長を、11月10日(木)から当市ホームページにて年収1,200万円で募集しています。今後約1か月半にわたり各種求人広告・サイトへ掲載し、全国から優秀な人材を募ります(応募締切2016年12月31日(土)17時必着)。


▼背景/過去60年で人口が半減。高齢化による後継者不足も深刻。
中国の歴史書「魏志倭人伝」に「一支国(いきこく)」として登場する壱岐。1000年以上の歴史ある神社が島内に点在するなど、深い歴史のある島で、かつては海水浴などで年間延べ70万人が訪れていました。しかし、近年は観光客も激減。人口も昭和30年には5万人を超えていましたが、約60年がたった現在ではおよそ2万7,000人と半減しています。また、島内には大学がないことから、高校を卒業した子どもたちのおよそ9割が島外へ。そのほとんどが福岡市などの都市部で就職し島へ戻らず、多くの事業者が後継者問題を抱えています。離島というハンデ、長引く不況から島の活気が失われつつあります。


▼概要/“行列のできる相談所”を、わが島にも!
そのような現状を打破するために設置を決めたのが、「壱岐市産業支援センター・Iki-Biz」。特長は、中小企業の売上アップに特化した支援施設だということです。モデルとなったのは、“行列のできる相談所”との呼び声が高い「富士市産業支援センター・f-Biz(エフビズ)」。センター長・小出 宗昭氏を中心とした専門家チームによって、コストをかけることなく売上低迷に悩む企業をV字回復させたという事例が数多く生まれているのです。また、全国で初めてそのf-Bizをモデルとして誕生した「岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Biz(オカビズ)」においても同様の成果が上がっていることから、現在、全国でf-Bizをモデルとした産業支援センターが続々と生まれています。「Iki-Biz」も、そのひとつ。壱岐市にとって最重要施策と言える事業ですので、開設に向けて全国から広く優秀な人材を募ることにしました。


▼ビジョン/中小企業の売上アップを通じた「究極の島おこし」
「壱岐市産業支援センター・Iki-Biz」の役割は、大きくわけて2つ。ひとつは、「中小企業の売上アップ」、もうひとつは、「創業の支援」です。相談にお越しになる中小企業者や個人事業主の話にじっくりと耳を傾け、相談者自身が気づいていないような「強み」を見つけ、その強みが最も活きるよう売上アップのために知恵をしぼります。壱岐市内の事業者数は約1,500社。基幹産業である農業や漁業のほか、「麦焼酎発祥の地」である同市には焼酎の製造メーカーも。その他、生活関連商品を扱う個人商店を中心に、建設業や木材加工業、造船業など多岐にわたる産業があります。
「Iki-Biz」が目指すのは、中小企業1社1社、1店舗1店舗の売上アップを通じた島全体の活性化、言わば「究極の島おこし」です。企業の99.7%が中小企業と言われていますから、それを支援することは地方創生そのもの。さらに今回は「日本の縮図」と言われる離島での中小企業支援ですから、ここでの成果が日本の希望になります。


◎壱岐市産業支援センター・Iki-Biz 概要
場所:長崎県壱岐市内に開設予定
開設:2017年夏(予定)/日〜木 9:00〜17:30
特長:相談者の強みを発見し、売上アップに直結するアイディアの
   提案を行います。目指すのは、「お金をかけることなく、
   リスクを負わせることなく、売上を上げる」究極のコンサルティング。
   提案して終わりではなく、成果が出るまで相談者の挑戦に伴走します。


▼公募概要/ビジネスセンスに長け、情熱のある人材を年収1,200万で募集
Iki-Bizの顔とも言えるセンター長を月額1,000,000円・年収1,200万円で公募します。経営の問題点を指摘するだけでなく、「こうすれば売上が上がる」という本質を突いた提案ができる人材を迎えることで、「成果を出せる」中小企業支援を実現することが狙いです。11月10日(木)から当市ホームページで情報公開するとともに、大手新聞社や転職サイトなどを活用しながら、広く優秀な人材を募っています。

◎センター長公募概要
募集期間:2016年11月10日(木)〜12月31日(土)17時必着
業務内容:中小企業の売上アップや創業の支援
応募資格:学歴不問
     ビジネスセンス、コミュニケーション能力、情熱を持ち合わせた方
     壱岐市に移住できる方
     パソコン、インターネットなどのICTを活用した業務が可能な方
雇用期間:原則1年雇用(4月1日から翌年3月31日)
     ※初年度は、採用日から平成30年3月31日までとする。
     ※雇用満了時の業務評価により更新しないこともありうる。
月額報酬:100万円(賞与および各種手当なし)
応募申込:指定の応募用紙をメールまたは郵送にて提出
     【PCメールの場合】
      送信先:壱岐市観光商工課( iki-kankou@city.iki.lg.jp )
      メールの件名に「Iki-Bizセンター長応募(応募者の氏名)」と
      明記する。
     【郵送の場合】
      宛先:〒811-5192 長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触562番地
      壱岐市役所観光商工課(Iki-Bizセンター長採用係)宛
     ※詳細は下記URL
       http://www.city.iki.nagasaki.jp/modules/policy/index.php?content_id=1864


▼参考/富士市産業支援センター「f-Biz(エフビズ)」
富士市産業支援センター「f-Biz」は、静岡県富士市が2008年8月に設立した、中小企業支援を目的とした公的機関です。「f-Biz」には、年間4,000件を超える相談があり、“行列のできる企業相談所”として定評があります。
これまで地方の市町村は、企業誘致などによる経済活性化策が大半を占めてきましたが、経済のグローバル化による産業の空洞化が進み、新たな企業支援策の必要性が叫ばれています。
こうした背景を受け、近年、「f-Biz」をモデルとした産業支援が脚光を浴びており、2013年に愛知県岡崎市に岡崎ビジネスサポートセンター「OKa-Biz」、2015年には熊本県天草市に天草市起業創業・中小企業支援センター「Ama-biZ」が立ち上がるなど、産業振興施策のあり方が変わりつつあります。また、「f-Biz」は2014年度に中小企業庁が中小企業支援策として全国に設置した「よろず支援拠点」のモデルとなっています。
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