イーシー・ワン、コマツ向けにリッチクライアントで経理伝票入力システム「Kalmia(カルミア)」を開発、ユーザ部門へ提供開始
[09/07/21]
提供元:@Press
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株式会社イーシー・ワン(本社:東京都中央区、代表取締役社長(CEO):最首 英裕、以下 EC-One)は、建設機械メーカー国内最大手の株式会社 小松製作所(本社:東京都港区、代表取締役社長(兼)CEO:野路 國夫 氏、以下 コマツ)より開発委託を受けて、同社の経理伝票入力システム「Kalmia(カルミア)、以下 Kalmia」を構築いたしました。「Kalmia」は2009年7月よりユーザ部門での利用が開始されています。
コマツグループでは、コマツ本社経理部がシェアードサービスセンター(以下 SSC)としてグループ各社からの委託を受け、経理・会計業務の集中処理を行っています。SSCは、会計基幹システムにSAP社のERPパッケージ(以下 SAP)を使用しており、最終的にSAPへ仕訳伝票を登録し、各社の経理・会計業務をサポートしています。
グループ各社からの伝票入力には、これまでグループウェアを拡張して伝票入力システムを提供していましたが、今回Java・Swingを用いたリッチなユーザーインタフェースの経理伝票入力システム「Kalmia」にリプレイスをいたしました。
【今回のリプレイスにより得られたメリット】
今回のリプレイスにより得られたメリットは、主に以下の3点となります。
1.Javaを利用したコンポーネントベース開発による保守性の向上
それまでのシステムは、グループウェアとEAIツールを使用していましたが、アーキテクチャ・トレンドの変遷により、シングルサインオンなどの他アプリケーションとの親和性による課題や、ミドルウェア自体の拡張・改善が停滞するといった状況が発生し、データ量の増加にともなうレスポンスの悪化や、ユーザからのシステム改善要望に対応することが困難となっていました。
そこで「Kalmia」では、開発言語にJavaを利用したコンポーネントベース開発を行うことで、継続的な改善が行えるシステムを短期間・低コストで実現しました。
2.SAPとのリアルタイム連携による伝票登録処理の高速化
それまでのシステムは、SAPとの連携処理に時間を要しており、伝票登録業務が非効率となっていました。
「Kalmia」では、SAP Java Connector(JCo)を使用したリアルタイム連携で、SAPとの連携処理をそれまでの30秒〜1分を原則6秒以内(5〜10倍)にスピードアップし、伝票登録業務の効率化を実現しました。
3.入力補助機能・入力チェック機能の改善による操作性の向上
それまでのシステムは、「入力補助機能が少ない」「入力チェックに時間がかかる」等の問題があり、伝票登録業務が非効率なものとなっていました。また、そのためにSSCへの問い合わせも多くなっており、SSC側の負荷も無視できない量となっていました。
「Kalmia」では、手厚い入力補助機能・入力チェック機能、および高速な操作レスポンスを実現したことで、ユーザの入力負荷・ミスを低減しました。(コード入力に対する名称表示、入力補助検索ダイアログ、正しい入力を促すエラーメッセージなど)
【「Kalmia」の主な技術的特長】
「Kalmia」の主な技術的特長は以下の通りです。
・プログラミング言語としてJavaを採用しました。
・サーバアプリケーションとしてcFramework(EC-OneのJ2EEフレームワーク)上にEnterprise Java Beans(EJB)を使用したコンポーネントベースの開発を行い、生産性向上・開発期間短縮を実現しました。
・クライアントアプリケーションとしてSwing(JavaでGUIを実現するためのコンポーネント)を採用し、リッチなユーザーインタフェースを実現しました。
・クライアントアプリケーション配布の手間を軽減するため、Java Web Startを採用し、アプリケーションの初期導入およびバージョンアップをポータルサイトからのワンクリックで実現しました。
・SAP Java Connector(JCo)を使用して、SAPとのリアルタイム連携を実現しました。
・その他、Spring・iBATIS・JasperReports等のオープンソースソフトウェアを採用しました。
・ID/アクセス権限を統合ID管理システム(パッケージ製品)にて管理し、一回の認証で複数のシステムを使用できるシングルサインオンを実現しました。
【株式会社 小松製作所 経理部 高橋主幹のコメント】
会計伝票の入力を時間とストレスをかけずに、かつ正確に実施してもらうためには、リッチクライアントという選択しかありませんでした。会社別・部門別に進めている「Kalmia」導入が、当初の計画を上回るスピードで進捗しているのも、エンドユーザが操作性を受け入れてくれたことに他ならないと考えています。
本プレスリリースに記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【コマツについて】
会社名 : コマツ(登記社名:株式会社 小松製作所)
所在地 : 〒107-8414 東京都港区赤坂2-3-6 コマツビル
代表者 : 代表取締役社長(兼)CEO 野路 國夫 氏
創立 : 1921年(大正10年)5月13日
URL : http://www.komatsu.co.jp/
コマツグループでは主に、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)や産業用機械などの事業を展開しています。
【会社概要】
会社名 : 株式会社イーシー・ワン
所在地 : 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-13-13 共同ビル
代表者 : 代表取締役社長(CEO) 最首 英裕
設立 : 1998年(平成10年)4月14日
URL : http://www.ec-one.com/
1998年設立以来、一貫してJavaによるコンポーネント開発を手がけています。企業システムのオープン化が進む中、イーシー・ワンのノウハウを用いてコンポーネントによる標準化を行う企業が増加。製造業を中心に多くの実績を積んでいます。また、Rubyによる技術やビジネスのノウハウを作り出し、共有することを目的としたコミュニティ「Rubyビジネス・コモンズ」をはじめとして、多くのJava・Rubyコミュニティの支援を行っています。
ソフトウェア資産を共有化・再利用できるようにすることで、ソフトウェア業界をより高い生産性・想像力が発揮できる知識集約的な事業へ転換するべく、システム開発・コンサルティング・開発支援を行っています。
コマツグループでは、コマツ本社経理部がシェアードサービスセンター(以下 SSC)としてグループ各社からの委託を受け、経理・会計業務の集中処理を行っています。SSCは、会計基幹システムにSAP社のERPパッケージ(以下 SAP)を使用しており、最終的にSAPへ仕訳伝票を登録し、各社の経理・会計業務をサポートしています。
グループ各社からの伝票入力には、これまでグループウェアを拡張して伝票入力システムを提供していましたが、今回Java・Swingを用いたリッチなユーザーインタフェースの経理伝票入力システム「Kalmia」にリプレイスをいたしました。
【今回のリプレイスにより得られたメリット】
今回のリプレイスにより得られたメリットは、主に以下の3点となります。
1.Javaを利用したコンポーネントベース開発による保守性の向上
それまでのシステムは、グループウェアとEAIツールを使用していましたが、アーキテクチャ・トレンドの変遷により、シングルサインオンなどの他アプリケーションとの親和性による課題や、ミドルウェア自体の拡張・改善が停滞するといった状況が発生し、データ量の増加にともなうレスポンスの悪化や、ユーザからのシステム改善要望に対応することが困難となっていました。
そこで「Kalmia」では、開発言語にJavaを利用したコンポーネントベース開発を行うことで、継続的な改善が行えるシステムを短期間・低コストで実現しました。
2.SAPとのリアルタイム連携による伝票登録処理の高速化
それまでのシステムは、SAPとの連携処理に時間を要しており、伝票登録業務が非効率となっていました。
「Kalmia」では、SAP Java Connector(JCo)を使用したリアルタイム連携で、SAPとの連携処理をそれまでの30秒〜1分を原則6秒以内(5〜10倍)にスピードアップし、伝票登録業務の効率化を実現しました。
3.入力補助機能・入力チェック機能の改善による操作性の向上
それまでのシステムは、「入力補助機能が少ない」「入力チェックに時間がかかる」等の問題があり、伝票登録業務が非効率なものとなっていました。また、そのためにSSCへの問い合わせも多くなっており、SSC側の負荷も無視できない量となっていました。
「Kalmia」では、手厚い入力補助機能・入力チェック機能、および高速な操作レスポンスを実現したことで、ユーザの入力負荷・ミスを低減しました。(コード入力に対する名称表示、入力補助検索ダイアログ、正しい入力を促すエラーメッセージなど)
【「Kalmia」の主な技術的特長】
「Kalmia」の主な技術的特長は以下の通りです。
・プログラミング言語としてJavaを採用しました。
・サーバアプリケーションとしてcFramework(EC-OneのJ2EEフレームワーク)上にEnterprise Java Beans(EJB)を使用したコンポーネントベースの開発を行い、生産性向上・開発期間短縮を実現しました。
・クライアントアプリケーションとしてSwing(JavaでGUIを実現するためのコンポーネント)を採用し、リッチなユーザーインタフェースを実現しました。
・クライアントアプリケーション配布の手間を軽減するため、Java Web Startを採用し、アプリケーションの初期導入およびバージョンアップをポータルサイトからのワンクリックで実現しました。
・SAP Java Connector(JCo)を使用して、SAPとのリアルタイム連携を実現しました。
・その他、Spring・iBATIS・JasperReports等のオープンソースソフトウェアを採用しました。
・ID/アクセス権限を統合ID管理システム(パッケージ製品)にて管理し、一回の認証で複数のシステムを使用できるシングルサインオンを実現しました。
【株式会社 小松製作所 経理部 高橋主幹のコメント】
会計伝票の入力を時間とストレスをかけずに、かつ正確に実施してもらうためには、リッチクライアントという選択しかありませんでした。会社別・部門別に進めている「Kalmia」導入が、当初の計画を上回るスピードで進捗しているのも、エンドユーザが操作性を受け入れてくれたことに他ならないと考えています。
本プレスリリースに記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【コマツについて】
会社名 : コマツ(登記社名:株式会社 小松製作所)
所在地 : 〒107-8414 東京都港区赤坂2-3-6 コマツビル
代表者 : 代表取締役社長(兼)CEO 野路 國夫 氏
創立 : 1921年(大正10年)5月13日
URL : http://www.komatsu.co.jp/
コマツグループでは主に、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)や産業用機械などの事業を展開しています。
【会社概要】
会社名 : 株式会社イーシー・ワン
所在地 : 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-13-13 共同ビル
代表者 : 代表取締役社長(CEO) 最首 英裕
設立 : 1998年(平成10年)4月14日
URL : http://www.ec-one.com/
1998年設立以来、一貫してJavaによるコンポーネント開発を手がけています。企業システムのオープン化が進む中、イーシー・ワンのノウハウを用いてコンポーネントによる標準化を行う企業が増加。製造業を中心に多くの実績を積んでいます。また、Rubyによる技術やビジネスのノウハウを作り出し、共有することを目的としたコミュニティ「Rubyビジネス・コモンズ」をはじめとして、多くのJava・Rubyコミュニティの支援を行っています。
ソフトウェア資産を共有化・再利用できるようにすることで、ソフトウェア業界をより高い生産性・想像力が発揮できる知識集約的な事業へ転換するべく、システム開発・コンサルティング・開発支援を行っています。