ABB、デザーテックプロジェクトに参画
[09/07/22]
提供元:@Press
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ABB(本社:スイス連邦・チューリッヒ)を含む欧州の大手企業は7月13日、ミュンヘンで会合を持ち、「デザーテック」プロジェクトの覚書にサインしました。これにより砂漠でクリーンな電力を発電する構想が、実現へ向けて一歩近づきました。
「ABBは『デザーテック』構想を長い間支えてきました。我々の技術と専門性が、この草分け的なプロジェクトの成功に貢献することでしょう。」と、ABB中欧責任者、ピーター・スミッツは述べています。
「デザーテック」プロジェクトは、2050年までに、北サハラ地域の太陽エネルギーで、欧州の電力需要の約15%および北アフリカ諸国の電力重要の大部分をまかなう計画です。この新しい取組みの目的は、プロジェクトの技術的、経済的、政治的、社会的そして環境的な枠組みについて分析するというものです。
今後3年以内に具体的な投資計画が決定される予定で、そこには大きなビジネスチャンスが存在します。ABBは、特に再生可能エネルギーを電力網に取り込む、あるいは長距離間の効率的な送電をする領域における専門的技術で、大きな貢献をすることが可能です。
「『デザーテック』のようなプロジェクトのため、技術は十分に実践、実験されてきました。長距離での送電において不可欠な技術である直流送電 (HVDC: high voltage direct current) は、ABBによって約50年前に発明された技術で、以来常に進化しています。この技術は、電力網を再生可能エネルギー源と結び、効率を高めるために使われています。ABBは、『デザーテック』プロジェクトのみならず、気候を変えることも可能です。『デザーテック』はカーボンニュートラルな電力の欧州への供給に一歩近づく、先見性のあるプロジェクトです。しかしながら、最初に砂漠で発電された電力が欧州に供給され始めるまでにはまだ暫く時間がかかるでしょう。当面は、今日の電力需要を、例えば石炭火力発電など、幅広い発電方法を駆使して供給していかなくてはなりません。」とスミッツは述べています。
ABB以外にこの取組みに参加している企業は、ドイツの保険会社ミュンヘン再保険、エネルギー大手のE.ON、RWE、ドイツ銀行、スコット・ソーラー、シーメンスなどです。スペインのアベンゴア・ソーラー、アルジェリアのセビタル・インダストリアル・グループなどもこの取組みに参加する予定です。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に120,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。
「ABBは『デザーテック』構想を長い間支えてきました。我々の技術と専門性が、この草分け的なプロジェクトの成功に貢献することでしょう。」と、ABB中欧責任者、ピーター・スミッツは述べています。
「デザーテック」プロジェクトは、2050年までに、北サハラ地域の太陽エネルギーで、欧州の電力需要の約15%および北アフリカ諸国の電力重要の大部分をまかなう計画です。この新しい取組みの目的は、プロジェクトの技術的、経済的、政治的、社会的そして環境的な枠組みについて分析するというものです。
今後3年以内に具体的な投資計画が決定される予定で、そこには大きなビジネスチャンスが存在します。ABBは、特に再生可能エネルギーを電力網に取り込む、あるいは長距離間の効率的な送電をする領域における専門的技術で、大きな貢献をすることが可能です。
「『デザーテック』のようなプロジェクトのため、技術は十分に実践、実験されてきました。長距離での送電において不可欠な技術である直流送電 (HVDC: high voltage direct current) は、ABBによって約50年前に発明された技術で、以来常に進化しています。この技術は、電力網を再生可能エネルギー源と結び、効率を高めるために使われています。ABBは、『デザーテック』プロジェクトのみならず、気候を変えることも可能です。『デザーテック』はカーボンニュートラルな電力の欧州への供給に一歩近づく、先見性のあるプロジェクトです。しかしながら、最初に砂漠で発電された電力が欧州に供給され始めるまでにはまだ暫く時間がかかるでしょう。当面は、今日の電力需要を、例えば石炭火力発電など、幅広い発電方法を駆使して供給していかなくてはなりません。」とスミッツは述べています。
ABB以外にこの取組みに参加している企業は、ドイツの保険会社ミュンヘン再保険、エネルギー大手のE.ON、RWE、ドイツ銀行、スコット・ソーラー、シーメンスなどです。スペインのアベンゴア・ソーラー、アルジェリアのセビタル・インダストリアル・グループなどもこの取組みに参加する予定です。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に120,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。