<外食・中食 調査レポート>外食・中食市場 2016年第3四半期の動向 客単価の減少により、売上はゼロ成長
[16/11/24]
提供元:@Press
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外食・中食市場情報サービス『CREST(R) *1』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:トーマス・リンチ)は、この度、外食・中食市場 2016年第3四半期動向の分析を紹介します。また、今回紹介する外食・中食市場の動向を分析・解説する無料セミナーを2016年12月14日(水)に開催します。
8月・9月は相次ぐ台風や大雨などの悪天候の上、シルバーウィークはカレンダー並びが悪く飛び石連休と、外食・中食市場には悪条件が重なりました。そのような2016年第3四半期の外食・中食市場はどのような状況だったのか、エヌピーディー・ジャパン(株)が提供する外食・中食市場情報サービス『CREST(R)マーケットトレンドレポート *2 2016Q3 vs. 2015Q3』から分析を紹介します。
■外食・中食市場全体の売上は微減
外食・中食市場全体の2016年第3四半期の成長率(図表1)をみると、売上は対前年同期比0%と横ばいでした。昨年から客数はプラスマイナス1%の範囲内で前後していて、市場規模の成長を左右しているのは客単価でした。客単価は2015年第1四半期にはプラス6%でしたが四半期毎に成長率が半減していき、2016年はゼロ成長だったのがついに今期マイナス成長となりました。この客単価の減少を受けて、市場規模成長率がマイナスとなりました。
<図表1>
・外食・中食市場成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_1.png
■スーパーの食機会数がマイナス成長に転じる
業態別の食機会数 *3の成長率(図表2)をみてみると、業態シェアの一番高いスーパーマーケットの成長率がマイナスとなりました。夕食機会数が減少したことが影響しています。FR(ファミリーレストラン)は、高客単価層の流出で食機会数が減少しました。FF(ファストフード)+セルフ型カフェ、CVS(コンビニエンスストア)は第1、2四半期に引き続きプラス成長を維持しています。
<図表2>
・業態シェア(2016年第3四半期)と食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_2.png
■食事機会はすべて減少、間食機会が伸びる
食機会別の成長率(図表3)を見ると、間食機会が大きく成長しているのが分かります。2015年第4四半期まで4期連続でマイナス成長だった間食機会が2016年に入ってからは3期連続でプラス成長となっています。間食の伸びは主にCVSとスーパーの間食機会の伸びがけん引していますが、全般的にどの業態でも間食が伸びている傾向があります。
反面、朝食、昼食、夕食のメインの食事機会数は、2016年に入り3期連続で減少しています。
<図表3>
・食機会別 食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_3.png
第2四半期までは商品単価が上がり続けている傾向にありましたが、今期は多くの業態で商品単価が横ばいまたはマイナスの傾向となっています。間食が伸び食事機会が減ることで菓子やドリンクだけを購入するなどの機会が増え、平均商品単価が減り客単価が減少し、売上を下げる要因となっています。食事機会においてもドリンクとフードを一緒に購入(注文)しない食機会が増加傾向で、客単価を下げる原因にもなっています。節約志向を受け、消費者はより支払いにシビアになってきているといえます。メインの昼食や夕食の客数を回復させることが、市場の売上を伸ばすのに最も重要といえるでしょう。
【本分析の詳細をもっと知りたい方へ】
■「外食・中食マーケットトレンドセミナー2016年第3四半期編」12月14日開催決定
本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)の2016年第3四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
3回目となる本セミナーは、12月14日午後3時15分より品川にて開催します。
セミナー特典として今食市場においてホットなトレンドについて特別分析もご紹介します。今回は、成長する間食市場の詳細も分析します。
詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。
http://www.npdjapan.com/information/info_seminarq3/
セミナー参加申込は、以下からもお申込み可能です。
https://www.npdjapan.com/contact-us/
*1.CREST(R)
外食・中食市場において「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。(海外各国版もご用意)
詳細URL: http://www.npdjapan.com/service/food.html
*2.CREST(R)マーケットトレンドレポート
日本の外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)について、基本指標を四半期ごとにトラックし、その変化を捉えるための定型レポート。業態別の伸び及びその変化がどのセグメントで生じているのかを四半期毎に捉えることで、経営戦略策定やマーケティング活動の基礎資料としてお役立ていただけます。レポート(PDF形式)を年4回発刊します。
*3.食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数
8月・9月は相次ぐ台風や大雨などの悪天候の上、シルバーウィークはカレンダー並びが悪く飛び石連休と、外食・中食市場には悪条件が重なりました。そのような2016年第3四半期の外食・中食市場はどのような状況だったのか、エヌピーディー・ジャパン(株)が提供する外食・中食市場情報サービス『CREST(R)マーケットトレンドレポート *2 2016Q3 vs. 2015Q3』から分析を紹介します。
■外食・中食市場全体の売上は微減
外食・中食市場全体の2016年第3四半期の成長率(図表1)をみると、売上は対前年同期比0%と横ばいでした。昨年から客数はプラスマイナス1%の範囲内で前後していて、市場規模の成長を左右しているのは客単価でした。客単価は2015年第1四半期にはプラス6%でしたが四半期毎に成長率が半減していき、2016年はゼロ成長だったのがついに今期マイナス成長となりました。この客単価の減少を受けて、市場規模成長率がマイナスとなりました。
<図表1>
・外食・中食市場成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_1.png
■スーパーの食機会数がマイナス成長に転じる
業態別の食機会数 *3の成長率(図表2)をみてみると、業態シェアの一番高いスーパーマーケットの成長率がマイナスとなりました。夕食機会数が減少したことが影響しています。FR(ファミリーレストラン)は、高客単価層の流出で食機会数が減少しました。FF(ファストフード)+セルフ型カフェ、CVS(コンビニエンスストア)は第1、2四半期に引き続きプラス成長を維持しています。
<図表2>
・業態シェア(2016年第3四半期)と食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_2.png
■食事機会はすべて減少、間食機会が伸びる
食機会別の成長率(図表3)を見ると、間食機会が大きく成長しているのが分かります。2015年第4四半期まで4期連続でマイナス成長だった間食機会が2016年に入ってからは3期連続でプラス成長となっています。間食の伸びは主にCVSとスーパーの間食機会の伸びがけん引していますが、全般的にどの業態でも間食が伸びている傾向があります。
反面、朝食、昼食、夕食のメインの食事機会数は、2016年に入り3期連続で減少しています。
<図表3>
・食機会別 食機会数成長率
https://www.atpress.ne.jp/releases/116684/img_116684_3.png
第2四半期までは商品単価が上がり続けている傾向にありましたが、今期は多くの業態で商品単価が横ばいまたはマイナスの傾向となっています。間食が伸び食事機会が減ることで菓子やドリンクだけを購入するなどの機会が増え、平均商品単価が減り客単価が減少し、売上を下げる要因となっています。食事機会においてもドリンクとフードを一緒に購入(注文)しない食機会が増加傾向で、客単価を下げる原因にもなっています。節約志向を受け、消費者はより支払いにシビアになってきているといえます。メインの昼食や夕食の客数を回復させることが、市場の売上を伸ばすのに最も重要といえるでしょう。
【本分析の詳細をもっと知りたい方へ】
■「外食・中食マーケットトレンドセミナー2016年第3四半期編」12月14日開催決定
本分析を含めた外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)の2016年第3四半期の動向について分析・解説するセミナーを無料で開催します。
3回目となる本セミナーは、12月14日午後3時15分より品川にて開催します。
セミナー特典として今食市場においてホットなトレンドについて特別分析もご紹介します。今回は、成長する間食市場の詳細も分析します。
詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。
http://www.npdjapan.com/information/info_seminarq3/
セミナー参加申込は、以下からもお申込み可能です。
https://www.npdjapan.com/contact-us/
*1.CREST(R)
外食・中食市場において「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。(海外各国版もご用意)
詳細URL: http://www.npdjapan.com/service/food.html
*2.CREST(R)マーケットトレンドレポート
日本の外食・中食市場全体及び主要業態(FF+セルフ型カフェ、FR、居酒屋、CVS、スーパー)について、基本指標を四半期ごとにトラックし、その変化を捉えるための定型レポート。業態別の伸び及びその変化がどのセグメントで生じているのかを四半期毎に捉えることで、経営戦略策定やマーケティング活動の基礎資料としてお役立ていただけます。レポート(PDF形式)を年4回発刊します。
*3.食機会数
外食・中食を利用した延べ食機会(朝/午前間食/昼/午後間食/夕/夜間食)数