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KFCR社、PCI Express開発の技術サポートとAltera/Xilinx両対応IPコアを統合した開発パッケージ「GPCIe DS」をリリース

株式会社K&F Computing Research(本社:東京都調布市、代表取締役:福重 俊幸、以下 KFCR社)は、独自開発のPCI Express IPコア「GPCIe」を中心に、PCI Express機器開発を支援する各種の回路データ、ソフトウェア、技術サポートなどをまとめた統合開発パッケージ「GPCIe DS(Development Suite)」の販売を開始しました。

PCI Expressは、PCと周辺機器をつなぐ高速インタフェース規格です。従来のPCIやPCI-Xといった規格に代わる規格として、この数年の間に広く普及しました。

KFCR社ではこれまで、PCI Express2.0(Gen2)対応のIPコア「GPCIe」の販売を行ってきました。GPCIeは、ユーザの設計した回路に対してPCI Expressインタフェースの制御機能を提供する回路モジュールです。GPCIeをユーザの設計した回路へ組み込むことにより、ユーザはPCI Express規格の詳細に立ち入ることなしに、他のPCI Expressデバイスへのインタフェースを実現できます。

しかしながら、たとえIPコアを利用した場合であっても、初めてのPCI Express機器開発には相当の期間を要します。用途に応じた適切なデバイス選定や設計方針の確立にはノウハウの蓄積が必要であり、また、そもそもPCI Expressの高機能さゆえに、複雑かつ膨大な規格のうち、どの部分をどの程度理解する必要があるのかを把握するまでに、かなりの調査期間を要するからです。

KFCR社が今回リリースした「GPCIe DS」の技術サポートは、KFCR社技術スタッフによる実践的なアドバイスによって、これらに要する期間を大幅に短縮することを目的とするものです。

IPコア「GPCIe」自体の機能も従来版から大幅に拡張されました。従来版が対応していたデバイス、Altera社Arria GX、StratixII GXに加え、同社Cyclone III、Xilinx社Spartan3へも対応したほか、外付けPHYチップへのインタフェース(PIPE)が追加されました。デバイスドライバ等のソフトウェア環境については、Linuxに加えてWindowsにも対応しました。

「GPCIe DS」の標準価格は、1ライセンス当り1,890,000円(税込)。価格には5年間の技術サポートと無償バージョンアップを含みます。同梱のすべての回路と、デバイスドライバを含むすべてのソフトウェアにはソースコードが付属します。ユーザはこれらに独自の改変や機能拡張を加えて使用することが可能です。また、回路内の任意の信号に自由にアクセスできるため、動作検証等の作業効率が飛躍的に向上します。


■株式会社K&F Computing Research 概要
株式会社K&F Computing Researchは、先進的なコンピュータハードウェアおよびソフトウェアの開発を行っている企業です。特にハイパフォーマンスコンピューティング分野(数値計算向けの高速演算回路、高速通信機器、高速アルゴリズム等)の設計開発を得意としています。2006年にはKFCR社製品を用いた天体物理学シミュレーションが、ハイパフォーマンスコンピューティングの世界におけるもっとも権威ある賞の一つであるゴードン・ベル賞の、最終候補に選出されました。

会社名 : 株式会社K&F Computing Research
所在地 : 〒182-0026 東京都調布市小島町1-21-6-407
代表者 : 代表取締役 福重 俊幸
設立  : 2006年3月1日
資本金 : 1,000万円
URL   : http://www.kfcr.jp/
業務内容:
1.コンピュータ、コンピュータソフトウェア、コンピュータ周辺機器および電気・電子機器・製品・部品の開発、製造、輸出入、販売および保守サービス
2.コンピュータサイエンス、天文学、物理学に関する研究およびその支援サービス業務
3.前各号に附帯する一切の業務
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