若者が描いた未来の「消費」の形とは?しずおか消費者教育未来会議が行った「フューチャーセッション」と若者の消費に関する調査結果を公開!
[17/02/28]
提供元:@Press
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静岡県では、消費者市民社会の実現に向け、社会的価値行動ができる消費者の育成を目指しています。このたび、若者を主体とした「しずおか消費者教育未来会議」で行った「未来志向の対話(フューチャーセッション)」と若者の消費に関する各種調査結果をウェブサイトで公開しました。
しずおか消費者教育未来会議(静岡県)
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/
主な報告内容は、フューチャーセッション(全3回)と調査結果(インターネット調査とグループインタビュー)です。
(1) フューチャーセッション報告
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/#future-session
社会で生活する人には、消費者として有している権利と義務があります。現代社会の複雑な問題を自分のこととして考え、さまざまな立場や属性の人と意見を交え、いろいろな角度で見つめていきます。一人ひとりが当事者になり、新しいアイデアを生み出し、問題解決の糸口を見つけるための、未来志向の対話がなされる場が「フューチャーセッション」です。
「静大フューチャーセンター」「『静岡時代』編集部」「静岡大学消費生活研究サークル」の3つの団体を中心とした若者による「しずおか消費者教育未来会議」を結成し、「消費者教育」をテーマにフューチャーセッションを3回に分けて実施しました。
<第1回>
1回目は「若者の“消費”を知ろう」をテーマに、普段の身近な「消費(買い物)」から消費者教育について考えるきっかけづくりを行いました。
<第2回>
2回目は「“消費者教育が劇的に広まった未来”は?」をテーマに、消費者教育が広まるとどのような社会になるか、その未来像について考えました。「フェアトレード」を例に自分の興味対象と掛け合わせ、広める仕掛けについて自由なアイデアが生まれました。
<第3回>
3回目は「未来編集会議〜未来イメージの実現までのストーリーを考える〜」をテーマに、『未来新聞』という架空の新聞の制作プロセスを通して、より具体的な未来イメージを想像しました。
いずれの回もフューチャーセッションの特徴を最大限に活用して、若者同士が自ら考え、話し合い、アイデアを出し、アウトプットすることで、消費者教育への理解や関心を深めました。セッション終了後、参加者から得られた感想からもその様子がうかがえました。
※参加者の感想(一部抜粋)
・消費者として存在している時点で責任が伴う、消費は経済における「選挙」だと思いました。
・「消費者教育って何?自分とはどんな関わりがあるんだろう?」から、「他人事ではない!」という認識に変わりました。
・私たちの明日が、きっとよりよい50年後を作るんだろうなぁと、改めて考えるよい機会になりました。
・50代である自分の両親も、消費者教育についての知識が全くなく、話をするいい機会になりました。
・「消費者教育」も、特別扱いされるのではなく、「消費者教育」という言葉がなくなるくらい当たり前になったらいいなと思います。
※その他の参加者の感想
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/participant-impression.html
(2) 調査結果報告
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/#investigation
静岡県内在住の若者を対象に、インターネット調査とグループインタビューを行い、若者の行動傾向や消費に対する意識を把握しました。
インターネット調査では、商品選びの基準や消費者教育への関心についてアンケートを行いました。グループインタビューでは、消費や消費者教育に対するイメージについて、詳しく聞いています。
調査結果として、およそ5人に1人は“自身の行動が社会にどのような影響をもたらし得るか”を明確に把握していないことが判明しました。
消費者は、単なるサービスの受け手ではなく、自分の消費行動が、社会・経済・環境などに与える影響を考えて、商品・サービスを選ぶことが大切です。人にやさしく、地球にやさしく、住みやすい社会「消費者市民社会」の実現に向けては、若者に対してまずは“消費”の定義とその影響を認識させる必要があるという、大きな課題が浮き彫りになりました。
静岡県では、若者が中心となった今回の活動や調査に関する情報発信を通じて、消費者教育を“自分ゴト”として捉えるきっかけづくりを行い、次世代の消費者教育の担い手の育成に今後も取り組んでまいります。
またウェブサイト以外にメールマガジン「静岡県くらしのめ〜ル」でも消費生活情報をお届けし、賢い消費者となるための啓発事業を推進していきます。
※メールマガジン「静岡県くらしのめ〜ル」
http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-110/kurashinomeru.html
【しずおか消費者教育未来会議とは】
消費行動が社会に与える影響や消費者教育の未来について、若者が主体的に考える対話の場を設けることで、今できることの提案を引き出し、また情報発信することにより、多くの若者の共感を呼び起こしていくための会議です。
民法改正による成年年齢引き下げ等、若者の権利が広がることにより、責任も高まることが予想されます。また、静岡県全体の消費生活相談窓口への相談件数の伸び率も若者が平均を大きく上回っており、若者が消費者トラブルの被害にあう可能性が今後さらに高まることが懸念されます。
こうした社会の変化に対応するため、静岡県では若者の「消費者」としての自覚や「消費行動」が与える社会的影響に対する意識の向上へ目指して、「若者の、若者による、若者のための消費者教育」をコンセプトとした「しずおか消費者教育未来会議」を発足し、事業を推進しました。
<概要>
発足日: 2016年10月25日
参加者: 静大フューチャーセンター、「静岡時代」編集部、
静岡大学消費生活研究サークルの3団体を中心とした
静岡県内の学生や社会人(18〜30歳程度)
URL : http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/
しずおか消費者教育未来会議(静岡県)
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/
主な報告内容は、フューチャーセッション(全3回)と調査結果(インターネット調査とグループインタビュー)です。
(1) フューチャーセッション報告
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/#future-session
社会で生活する人には、消費者として有している権利と義務があります。現代社会の複雑な問題を自分のこととして考え、さまざまな立場や属性の人と意見を交え、いろいろな角度で見つめていきます。一人ひとりが当事者になり、新しいアイデアを生み出し、問題解決の糸口を見つけるための、未来志向の対話がなされる場が「フューチャーセッション」です。
「静大フューチャーセンター」「『静岡時代』編集部」「静岡大学消費生活研究サークル」の3つの団体を中心とした若者による「しずおか消費者教育未来会議」を結成し、「消費者教育」をテーマにフューチャーセッションを3回に分けて実施しました。
<第1回>
1回目は「若者の“消費”を知ろう」をテーマに、普段の身近な「消費(買い物)」から消費者教育について考えるきっかけづくりを行いました。
<第2回>
2回目は「“消費者教育が劇的に広まった未来”は?」をテーマに、消費者教育が広まるとどのような社会になるか、その未来像について考えました。「フェアトレード」を例に自分の興味対象と掛け合わせ、広める仕掛けについて自由なアイデアが生まれました。
<第3回>
3回目は「未来編集会議〜未来イメージの実現までのストーリーを考える〜」をテーマに、『未来新聞』という架空の新聞の制作プロセスを通して、より具体的な未来イメージを想像しました。
いずれの回もフューチャーセッションの特徴を最大限に活用して、若者同士が自ら考え、話し合い、アイデアを出し、アウトプットすることで、消費者教育への理解や関心を深めました。セッション終了後、参加者から得られた感想からもその様子がうかがえました。
※参加者の感想(一部抜粋)
・消費者として存在している時点で責任が伴う、消費は経済における「選挙」だと思いました。
・「消費者教育って何?自分とはどんな関わりがあるんだろう?」から、「他人事ではない!」という認識に変わりました。
・私たちの明日が、きっとよりよい50年後を作るんだろうなぁと、改めて考えるよい機会になりました。
・50代である自分の両親も、消費者教育についての知識が全くなく、話をするいい機会になりました。
・「消費者教育」も、特別扱いされるのではなく、「消費者教育」という言葉がなくなるくらい当たり前になったらいいなと思います。
※その他の参加者の感想
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/participant-impression.html
(2) 調査結果報告
http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/#investigation
静岡県内在住の若者を対象に、インターネット調査とグループインタビューを行い、若者の行動傾向や消費に対する意識を把握しました。
インターネット調査では、商品選びの基準や消費者教育への関心についてアンケートを行いました。グループインタビューでは、消費や消費者教育に対するイメージについて、詳しく聞いています。
調査結果として、およそ5人に1人は“自身の行動が社会にどのような影響をもたらし得るか”を明確に把握していないことが判明しました。
消費者は、単なるサービスの受け手ではなく、自分の消費行動が、社会・経済・環境などに与える影響を考えて、商品・サービスを選ぶことが大切です。人にやさしく、地球にやさしく、住みやすい社会「消費者市民社会」の実現に向けては、若者に対してまずは“消費”の定義とその影響を認識させる必要があるという、大きな課題が浮き彫りになりました。
静岡県では、若者が中心となった今回の活動や調査に関する情報発信を通じて、消費者教育を“自分ゴト”として捉えるきっかけづくりを行い、次世代の消費者教育の担い手の育成に今後も取り組んでまいります。
またウェブサイト以外にメールマガジン「静岡県くらしのめ〜ル」でも消費生活情報をお届けし、賢い消費者となるための啓発事業を推進していきます。
※メールマガジン「静岡県くらしのめ〜ル」
http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-110/kurashinomeru.html
【しずおか消費者教育未来会議とは】
消費行動が社会に与える影響や消費者教育の未来について、若者が主体的に考える対話の場を設けることで、今できることの提案を引き出し、また情報発信することにより、多くの若者の共感を呼び起こしていくための会議です。
民法改正による成年年齢引き下げ等、若者の権利が広がることにより、責任も高まることが予想されます。また、静岡県全体の消費生活相談窓口への相談件数の伸び率も若者が平均を大きく上回っており、若者が消費者トラブルの被害にあう可能性が今後さらに高まることが懸念されます。
こうした社会の変化に対応するため、静岡県では若者の「消費者」としての自覚や「消費行動」が与える社会的影響に対する意識の向上へ目指して、「若者の、若者による、若者のための消費者教育」をコンセプトとした「しずおか消費者教育未来会議」を発足し、事業を推進しました。
<概要>
発足日: 2016年10月25日
参加者: 静大フューチャーセンター、「静岡時代」編集部、
静岡大学消費生活研究サークルの3団体を中心とした
静岡県内の学生や社会人(18〜30歳程度)
URL : http://www.shizuoka-shohi.jp/miraikaigi/