第3回「就職したい企業・業種ランキング」調査 公務員についでソニー、JR3社、任天堂、資生堂が人気を集める
[17/03/27]
提供元:@Press
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与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、第3回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。
■調査結果
(1) 「地方公務員」「国家公務員」の1位、2位は変わらず。鉄道がランクアップの一方で銀行は順位を下げる
「就職したい企業・業種ランキング」のランキング1位は「地方公務員」(回答率6.8%)でした。次いで「国家公務員」が2位(同3.8%)、「ソニー」が3位(同3.6%)となり、以下4位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同3.0%)、5位に「任天堂」、「東海旅客鉄道(JR東海)」、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」、「資生堂」(同2.6%)、9位「森永乳業」、「講談社」(同2.4%)と続きました。(図表A)
なお、トップ100については図表Bの通りです。
前回調査結果と比較したところ、1位の「地方公務員」と2位の「国家公務員」に変化はなく、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回41位→今回4位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回80位→今回5位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回100位圏外→今回5位)の鉄道3社が順位を大幅に上げた一方で、「三菱東京UFJ銀行」(前回3位→今回45位)、「みずほ銀行」(前回4位→今回45位)、「三井住友銀行」(前回7位→今回30位)と銀行業3社はそれぞれ順位を大きく下げる結果となりました。(図表C)
(2) 文系はエンタメ・レジャーや金融・サービス、理系はIT系やメーカーが人気
就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文系学生が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率9.6%)となりました。次いで「ジェイティービー(JTB)」(同4.4%)が2位、「国家公務員」(同4.0%)が3位、「日本航空(JAL)」(同3.6%)が4位、「ソニー」、「講談社」、「ベネッセコーポレーション」(同3.2%)が5位となりました。
これに対して、理系学生が望む就職先のランキング1位は「資生堂」(回答率4.8%)となり、次いで「地方公務員」、「ソニー」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同4.0%)が2位、「国家公務員」、「花王」、「三菱重工」(同3.6%)が5位となりました。(図表D)
文系・理系問わず、公務員や鉄道業、食料品製造業に高い人気が集まっていることが分かりました。その他では、文系では、エンタメ・レジャー系や金融などのサービス業に人気が高いのに対して、理系では、IT系や製造業など、自身が学生時代に学んできた知識を活かせる業種への就職を希望している傾向がうかがえます。
(3) 就職先の選定では「給与額」がポイント。情報収集では「ホームページ」を重視
就職先の選定において気になる点では、「給与額」(回答率49.6%)が1位、「残業時間」(同24.0%)が2位、「福利厚生」(同23.8%)となり、「給与額」の高さが際立つ結果となりました。(図表E)
さらに、「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「600万円以上700万円未満」(13.8%)が最も多く、「500万円以上600万円未満」(12.8%)が2位、「300万円以上400万円未満」(12.6%)が3位となった。特に理系の男性においては、「1,000万円以上1,500万円未満」の高い年収を望む傾向が強くうかがえる結果となりました。(図表F)
就職先の選定における情報収集手段としては、「企業のホームページ・パンフレット」(同71.8%)が圧倒的に多く、次いで「その他のインターネット情報」(同27.0%)、「友人・知人」(同26.2%)、「SNS」(同16.0%)、「親」(同12.2%)と続きました。(図表G)
就職活動に備えた活動としては、「企業へのインターンシップへの参加」(回答率61.4%)が最も多く、「合同企業説明会などイベントへの参加」(同50.0%)、「業界・企業研究」(同37.4%)と続きました。前回と比較して、「合同企業説明会などイベントへの参加」や「就職活動支援セミナーへの参加」、「業界・企業研究」が大幅に増加していることから、就職活動生の姿勢がより積極的になっている傾向が見られます。(図表H)
■総評 - 学生は情報収集に積極的。企業の発信力が学生獲得の正否を分ける
本アンケートの結果によれば、安定職の代名詞とも言える「公務員」に加えて、地域の重要インフラである「鉄道業」に高い人気が見られる結果となり、特に地方出身者においては、「地域に根差しながら、一生涯にわたり安定した生活を送ることができる職場」を学生達が求めている傾向が見受けられます。一方で、理系の学生を中心に、「食品会社」や「製薬会社」のように「自らが学業で得た専門性や知識、経験を商品開発等で活かせる職場」を求めていることもうかがえます。
近年、「サ―ビス残業」や「過剰労働」、「過労死」など労働環境を巡る社会問題への関心が高まっており、就職や転職においても勤め先がいわゆるブラック企業であるか否かは、非常に高い関心事となっています。今回のランキングにおいて、「地方公務員」や「国家公務員」が上位を占めた点については、単なる安定職ということだけでなく、「最終的に500万円〜700万円程度の安定収入」が得られ、「正規雇用」であり、「サービス残業」が発生しにくい、「福利厚生」の充実している職業として選択された結果ともいえます。
そして同様の基準で民間企業を選ぼうとした場合には、「企業のホームページ・パンフレット」や「インターネット情報」、「SNS」などの情報媒体を駆使して情報を集めつつ、「企業のインターンシップに参加」することで、実際に企業の内部に触れ、「親や友人・知人の意見を参考」にしながら、間違いのない就職先を探そうとしていることが分かります。
学生達は、これから数か月間にわたって試行錯誤を繰り返しながら、自らが生涯にわたって勤めるべき企業を見つけていきます。「売り手市場」に胡坐をかくことなく、よりよい企業に就職するために積極的な姿勢で就職活動に臨んでいる学生に対して、企業はイメージと現実のミスマッチが生じないように十分な情報開示を行っていくことが必要となってきています。
「良い企業」と「悪い企業」を自分なりの方法や基準で選別し、自らの人生に対するリスクマネジメントに取り組み始めている学生達のこれからの健闘に期待したいです。
※ 本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■実施概要
・調査名称 :第3回「就職したい企業・業種ランキング」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア :全国
・期間 :2017年2月21日(火)〜3月3日(金)
・調査対象者 :2018年3月卒業予定の大学3年生男女個人
・調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
・有効回収数 :500サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2016年12月末時点で10,715(内、与信管理サービス等5,446、ビジネスポータルサイト等3,057、その他2,212)となっております。
URL: http://www.riskmonster.co.jp/
■調査結果
(1) 「地方公務員」「国家公務員」の1位、2位は変わらず。鉄道がランクアップの一方で銀行は順位を下げる
「就職したい企業・業種ランキング」のランキング1位は「地方公務員」(回答率6.8%)でした。次いで「国家公務員」が2位(同3.8%)、「ソニー」が3位(同3.6%)となり、以下4位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同3.0%)、5位に「任天堂」、「東海旅客鉄道(JR東海)」、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」、「資生堂」(同2.6%)、9位「森永乳業」、「講談社」(同2.4%)と続きました。(図表A)
なお、トップ100については図表Bの通りです。
前回調査結果と比較したところ、1位の「地方公務員」と2位の「国家公務員」に変化はなく、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回41位→今回4位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回80位→今回5位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回100位圏外→今回5位)の鉄道3社が順位を大幅に上げた一方で、「三菱東京UFJ銀行」(前回3位→今回45位)、「みずほ銀行」(前回4位→今回45位)、「三井住友銀行」(前回7位→今回30位)と銀行業3社はそれぞれ順位を大きく下げる結果となりました。(図表C)
(2) 文系はエンタメ・レジャーや金融・サービス、理系はIT系やメーカーが人気
就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文系学生が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率9.6%)となりました。次いで「ジェイティービー(JTB)」(同4.4%)が2位、「国家公務員」(同4.0%)が3位、「日本航空(JAL)」(同3.6%)が4位、「ソニー」、「講談社」、「ベネッセコーポレーション」(同3.2%)が5位となりました。
これに対して、理系学生が望む就職先のランキング1位は「資生堂」(回答率4.8%)となり、次いで「地方公務員」、「ソニー」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同4.0%)が2位、「国家公務員」、「花王」、「三菱重工」(同3.6%)が5位となりました。(図表D)
文系・理系問わず、公務員や鉄道業、食料品製造業に高い人気が集まっていることが分かりました。その他では、文系では、エンタメ・レジャー系や金融などのサービス業に人気が高いのに対して、理系では、IT系や製造業など、自身が学生時代に学んできた知識を活かせる業種への就職を希望している傾向がうかがえます。
(3) 就職先の選定では「給与額」がポイント。情報収集では「ホームページ」を重視
就職先の選定において気になる点では、「給与額」(回答率49.6%)が1位、「残業時間」(同24.0%)が2位、「福利厚生」(同23.8%)となり、「給与額」の高さが際立つ結果となりました。(図表E)
さらに、「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「600万円以上700万円未満」(13.8%)が最も多く、「500万円以上600万円未満」(12.8%)が2位、「300万円以上400万円未満」(12.6%)が3位となった。特に理系の男性においては、「1,000万円以上1,500万円未満」の高い年収を望む傾向が強くうかがえる結果となりました。(図表F)
就職先の選定における情報収集手段としては、「企業のホームページ・パンフレット」(同71.8%)が圧倒的に多く、次いで「その他のインターネット情報」(同27.0%)、「友人・知人」(同26.2%)、「SNS」(同16.0%)、「親」(同12.2%)と続きました。(図表G)
就職活動に備えた活動としては、「企業へのインターンシップへの参加」(回答率61.4%)が最も多く、「合同企業説明会などイベントへの参加」(同50.0%)、「業界・企業研究」(同37.4%)と続きました。前回と比較して、「合同企業説明会などイベントへの参加」や「就職活動支援セミナーへの参加」、「業界・企業研究」が大幅に増加していることから、就職活動生の姿勢がより積極的になっている傾向が見られます。(図表H)
■総評 - 学生は情報収集に積極的。企業の発信力が学生獲得の正否を分ける
本アンケートの結果によれば、安定職の代名詞とも言える「公務員」に加えて、地域の重要インフラである「鉄道業」に高い人気が見られる結果となり、特に地方出身者においては、「地域に根差しながら、一生涯にわたり安定した生活を送ることができる職場」を学生達が求めている傾向が見受けられます。一方で、理系の学生を中心に、「食品会社」や「製薬会社」のように「自らが学業で得た専門性や知識、経験を商品開発等で活かせる職場」を求めていることもうかがえます。
近年、「サ―ビス残業」や「過剰労働」、「過労死」など労働環境を巡る社会問題への関心が高まっており、就職や転職においても勤め先がいわゆるブラック企業であるか否かは、非常に高い関心事となっています。今回のランキングにおいて、「地方公務員」や「国家公務員」が上位を占めた点については、単なる安定職ということだけでなく、「最終的に500万円〜700万円程度の安定収入」が得られ、「正規雇用」であり、「サービス残業」が発生しにくい、「福利厚生」の充実している職業として選択された結果ともいえます。
そして同様の基準で民間企業を選ぼうとした場合には、「企業のホームページ・パンフレット」や「インターネット情報」、「SNS」などの情報媒体を駆使して情報を集めつつ、「企業のインターンシップに参加」することで、実際に企業の内部に触れ、「親や友人・知人の意見を参考」にしながら、間違いのない就職先を探そうとしていることが分かります。
学生達は、これから数か月間にわたって試行錯誤を繰り返しながら、自らが生涯にわたって勤めるべき企業を見つけていきます。「売り手市場」に胡坐をかくことなく、よりよい企業に就職するために積極的な姿勢で就職活動に臨んでいる学生に対して、企業はイメージと現実のミスマッチが生じないように十分な情報開示を行っていくことが必要となってきています。
「良い企業」と「悪い企業」を自分なりの方法や基準で選別し、自らの人生に対するリスクマネジメントに取り組み始めている学生達のこれからの健闘に期待したいです。
※ 本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■実施概要
・調査名称 :第3回「就職したい企業・業種ランキング」調査
・調査方法 :インターネット調査
・調査エリア :全国
・期間 :2017年2月21日(火)〜3月3日(金)
・調査対象者 :2018年3月卒業予定の大学3年生男女個人
・調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
・有効回収数 :500サンプル
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2016年12月末時点で10,715(内、与信管理サービス等5,446、ビジネスポータルサイト等3,057、その他2,212)となっております。
URL: http://www.riskmonster.co.jp/