2016年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図と東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向〜賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月〜
[17/04/27]
提供元:@Press
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不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:尾暮 敏範)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」を発表しました。
「2016年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2017年2月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」および「2017年2月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol88_Vol60residential20170427.html
■レポートの概要
(1) 2016年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、千代田区と目黒区が「悪い」→「やや悪い」、中央区が「やや悪い」→「やや良い」、渋谷区と豊島区が「やや良い」→「良い」に好転しました。一方、港区が「良い」→「やや良い」、台東区が「やや良い」→「やや悪い」、江東区が「やや悪い」→「悪い」に悪化しました。首都圏では、千葉市が「悪い」→「やや悪い」に好転しました。その他の地域については、市況の変化はありません。
トレンドが上昇を示す地域は、2016年第3四半期の9地域から2016年第4四半期は14地域と大幅に増加しました。下降を示す地域は、2016年第3四半期の9地域から2016年第4四半期は横ばいとなっています。
東京23区の内側に位置する区では、市況が「良い」となった区が3つありましたが、外側に位置する区や東京市部、周辺の県では市況の好転はほとんど見られず、東京23区中心部の市場の強さが際立っています。東京市部やさいたま市、川崎市などトレンドが上昇を示した地域はありますが、これらの地域では相続税対策で建設されるアパートが多いと考えられるため、需給ギャップが悪化している可能性があります。引き続き市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県、東京23区の賃貸住宅市況図へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/127164/img_127164_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
2016年1月からの改善を継続していた5,000円/m2月超クラスの空室率TVIは、2016年10月にわずかに上昇しましたが引き続き改善傾向にあります。また、供給量の多い4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスの空室率TVIは、長期的には悪化傾向にあります。
5,000円/m2月超クラスの募集期間は2016年1月をピークに微減傾向にありましたが、2016年10月より大幅減少しており、2016年12月末現在で1.92ヶ月です。 4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスについては、2016年3月をピークに減少傾向にあり、2016年12月末現在で3.04ヶ月です。
4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスの賃料は、前期に引き続き上昇しました。ただし空室率TVIの長期トレンドを考慮すると、今後再び下落する可能性もあります。5,000円/m2月超クラスは、データが少ないため振れ幅が大きくなっていますが、悪化傾向で推移しています。賃料が下がっていることが、空室率TVI、募集期間ともに改善させていると考えられます。
(3) 2017年2月期 1都3県賃貸住宅指標
東京23区と千葉県でアパート系空室率TVIに改善傾向が見られます。一方でマンション系空室率TVIは全地域で悪化傾向となっています。また、全地域で更新確率が減少傾向、中途解約確率が増加傾向にあります。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント) : 12.15
募集期間(ヶ月) : 2.87
更新確率(%) : 37.52
中途解約確率(%) : 41.88
<23区>
空室率TVI(ポイント) : 11.82
募集期間(ヶ月) : 2.87
更新確率(%) : 38.40
中途解約確率(%) : 41.15
<市部>
空室率TVI(ポイント) :14.85
募集期間(ヶ月) : 2.85
更新確率(%) :30.04
中途解約確率(%) :44.97
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント) :15.61
募集期間(ヶ月) : 3.64
更新確率(%) :39.04
中途解約確率(%) :42.18
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント) :18.00
募集期間(ヶ月) : 3.42
更新確率(%) :42.83
中途解約確率(%) :40.29
【千葉県】
空室率TVI(ポイント) :15.75
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :42.33
中途解約確率(%) :42.11
(出所)分析:株式会社タス
(3) 2017年2月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
アパート系空室率TVIは、大阪府で改善、京都府と福岡県で横ばい、その他の地域で悪化しました。マンション系空室率TVIは静岡県で悪化、その他地域は横ばいで推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント) : 8.59
募集期間(ヶ月) : 4.85
更新確率(%) :31.17
中途解約確率(%) :57.33
【京都府】
空室率TVI(ポイント) :13.98
募集期間(ヶ月) : 6.21
更新確率(%) :37.05
中途解約確率(%) :48.15
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント) :12.52
募集期間(ヶ月) : 5.83
更新確率(%) :36.78
中途解約確率(%) :51.03
【愛知県】
空室率TVI(ポイント) :15.39
募集期間(ヶ月) : 6.16
更新確率(%) :35.58
中途解約確率(%) :52.53
【静岡県】
空室率TVI(ポイント) :24.66
募集期間(ヶ月) : 7.32
更新確率(%) :41.16
中途解約確率(%) :47.55
【福岡県】
空室率TVI(ポイント) :10.86
募集期間(ヶ月) : 5.33
更新確率(%) :34.11
中途解約確率(%) :49.50
(出所)分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol88_Vol60residential20170427.html
メディア掲載情報等はこちらをご覧ください。
https://tas-channel.com/
■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
「2016年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2017年2月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」および「2017年2月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol88_Vol60residential20170427.html
■レポートの概要
(1) 2016年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、千代田区と目黒区が「悪い」→「やや悪い」、中央区が「やや悪い」→「やや良い」、渋谷区と豊島区が「やや良い」→「良い」に好転しました。一方、港区が「良い」→「やや良い」、台東区が「やや良い」→「やや悪い」、江東区が「やや悪い」→「悪い」に悪化しました。首都圏では、千葉市が「悪い」→「やや悪い」に好転しました。その他の地域については、市況の変化はありません。
トレンドが上昇を示す地域は、2016年第3四半期の9地域から2016年第4四半期は14地域と大幅に増加しました。下降を示す地域は、2016年第3四半期の9地域から2016年第4四半期は横ばいとなっています。
東京23区の内側に位置する区では、市況が「良い」となった区が3つありましたが、外側に位置する区や東京市部、周辺の県では市況の好転はほとんど見られず、東京23区中心部の市場の強さが際立っています。東京市部やさいたま市、川崎市などトレンドが上昇を示した地域はありますが、これらの地域では相続税対策で建設されるアパートが多いと考えられるため、需給ギャップが悪化している可能性があります。引き続き市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県、東京23区の賃貸住宅市況図へのリンク
https://www.atpress.ne.jp/releases/127164/img_127164_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
2016年1月からの改善を継続していた5,000円/m2月超クラスの空室率TVIは、2016年10月にわずかに上昇しましたが引き続き改善傾向にあります。また、供給量の多い4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスの空室率TVIは、長期的には悪化傾向にあります。
5,000円/m2月超クラスの募集期間は2016年1月をピークに微減傾向にありましたが、2016年10月より大幅減少しており、2016年12月末現在で1.92ヶ月です。 4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスについては、2016年3月をピークに減少傾向にあり、2016年12月末現在で3.04ヶ月です。
4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスの賃料は、前期に引き続き上昇しました。ただし空室率TVIの長期トレンドを考慮すると、今後再び下落する可能性もあります。5,000円/m2月超クラスは、データが少ないため振れ幅が大きくなっていますが、悪化傾向で推移しています。賃料が下がっていることが、空室率TVI、募集期間ともに改善させていると考えられます。
(3) 2017年2月期 1都3県賃貸住宅指標
東京23区と千葉県でアパート系空室率TVIに改善傾向が見られます。一方でマンション系空室率TVIは全地域で悪化傾向となっています。また、全地域で更新確率が減少傾向、中途解約確率が増加傾向にあります。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント) : 12.15
募集期間(ヶ月) : 2.87
更新確率(%) : 37.52
中途解約確率(%) : 41.88
<23区>
空室率TVI(ポイント) : 11.82
募集期間(ヶ月) : 2.87
更新確率(%) : 38.40
中途解約確率(%) : 41.15
<市部>
空室率TVI(ポイント) :14.85
募集期間(ヶ月) : 2.85
更新確率(%) :30.04
中途解約確率(%) :44.97
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント) :15.61
募集期間(ヶ月) : 3.64
更新確率(%) :39.04
中途解約確率(%) :42.18
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント) :18.00
募集期間(ヶ月) : 3.42
更新確率(%) :42.83
中途解約確率(%) :40.29
【千葉県】
空室率TVI(ポイント) :15.75
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :42.33
中途解約確率(%) :42.11
(出所)分析:株式会社タス
(3) 2017年2月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
アパート系空室率TVIは、大阪府で改善、京都府と福岡県で横ばい、その他の地域で悪化しました。マンション系空室率TVIは静岡県で悪化、その他地域は横ばいで推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント) : 8.59
募集期間(ヶ月) : 4.85
更新確率(%) :31.17
中途解約確率(%) :57.33
【京都府】
空室率TVI(ポイント) :13.98
募集期間(ヶ月) : 6.21
更新確率(%) :37.05
中途解約確率(%) :48.15
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント) :12.52
募集期間(ヶ月) : 5.83
更新確率(%) :36.78
中途解約確率(%) :51.03
【愛知県】
空室率TVI(ポイント) :15.39
募集期間(ヶ月) : 6.16
更新確率(%) :35.58
中途解約確率(%) :52.53
【静岡県】
空室率TVI(ポイント) :24.66
募集期間(ヶ月) : 7.32
更新確率(%) :41.16
中途解約確率(%) :47.55
【福岡県】
空室率TVI(ポイント) :10.86
募集期間(ヶ月) : 5.33
更新確率(%) :34.11
中途解約確率(%) :49.50
(出所)分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol88_Vol60residential20170427.html
メディア掲載情報等はこちらをご覧ください。
https://tas-channel.com/
■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/