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ラリタン、次世代の電源管理製品を発表 新型iX7コントローラー搭載でよりスマートな機能を実現

インテリジェントなデータセンター管理とラック用電源管理ソリューションのリーディングプロバイダーであるラリタン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、米国本社:ニュージャージー州サマセット、以下 ラリタン)は本日、海外で3月に先行リリースされておりました次世代の電源管理製品ラインナップの日本国内での販売計画を発表しました。先進のiX7(TM)コントローラーを搭載することで、ラリタンのインテリジェントラックPDU(iPDU)の新シリーズは、スマート管理機能が強化され、将来のデータセンターインフラニーズにも対応できるようになりました。

詳細URL: http://www.raritan.com/jp/px


iX7コントローラー内蔵のラリタンの新インテリジェントラックPDUは、効率的で信頼性の高い電源管理が可能であること以外にも、計算機能とメモリの拡大によって新たな用途にも対応し、IT機器で使用されている電気、データセンターで利用可能な電力容量、ラックキャビネット環境の健全性に関するデータを収集・分析することができます。また新しいiPDUは、これまで以上にセンシングポイントやインフラデータ収集ポイントに対応しています。

この新しいiPDUでは、冗長ネットワークやパワーシェアリングなどのアップタイム向上につながる新しい機能が追加されています。さらに、ネットワーク運用コストや割高なネットワーク用ポートの使用を低減する拡張されたiPDUカスケード接続機能など、費用を削減する機能も進化しました。

IT機器は、データセンターが新たなビジネスやデジタルニーズに合わせて変更されるたびに、更新する頻度が高くなっています。ラリタンのパワーソリューション担当ディレクター、デイビッド・ウッドは、次のように述べています。
「変化するニーズに後れをとることなく対応するために、ラリタンは、iPDUの頭脳であるコントローラーにより大きな計算処理能力を持たせ、カスタマイズ機能に対応するよう設計しています。それにより、将来にわたりユーザーが求める用途にも対応し続けることができます。例えば、エッジデータセンターやコロケーションでは、リモートキャビネットへのアクセスについてマルチレベルの生体認証の採用をお客様が望む場合がありますが、当社のiX7搭載iPDUなら、このような要望にも応えられます。また、ネットワークスピードの向上が必要になることもあるでしょう。ラリタンのiPDUはギガビットイーサネットにも対応しています。どのような課題であろうとも、ラリタンのインテリジェントPDUなら、データセンター管理の新たな用途に十分フレキシブルかつパワフルに対応できます。電力やモニタリングのインフラを交換する必要もありません」


◆新しいiX7対応機能
(1) 冗長パワーシェアリング
データセンターキャビネットで一般的な二重化電源を活用する際、標準Cat5ケーブルを使用して、A系側およびB系側のiPDUのiX7コントローラー間を接続することができます。いずれかの電源に電源断などが発生した場合、もう一方のiPDUが両方のコントローラーに電力供給し続けることで、入力電源断のアラートが即座に発信され、どちらのiPDUも接続が失われることはありません。カスケード接続されている下流のデバイス(iPDUや環境センサーなど)への電力供給も維持でき、ダッシュボード上でも表示も失われることがないため、平均修復時間(MTTR)とアップタイムの向上につながります。

(2) 冗長ネットワークによる信頼性と接続オプションの拡大
冗長ネットワーク機能を備えているため、高可用性な接続とアクセスの幅が広がり、2つの異なるネットワークからiPDUに接続できます。また、「Monitor Only Access(モニタリングのみのアクセス)」など、各ネットワークのユーザーアクセスと使用可能機能の許可を詳細に定義することもできます。これにより権限のあるリソースが拡大し、電源のアップタイムと使用のモニタリングが効率化されます。例えば、ローカルエリアネットワークへのアクセス権を与えることなく、iPDUへのアクセスや電力データを、別のネットワーク上のコロケーションプロバイダーに提供できます。

(3) 拡張されたカスケード接続機能で、USB接続だけでなく、イーサネット接続、それらのミックス接続を実現
1つのイーサネットポートを共有することで、高価なIP接続ポートを含むネットワーク構築費用を節減できます。最大8台までできるPDUのデイジーチェーン接続では、2つのUSBポートのいずれかを使用する方法、またはギガビットイーサネットポートを使用したカスケード接続方法から、最良の接続方法を選択できます。

(4) 使いやすい新HTMLユーザーインタフェース
データセンターの電力データと環境情報がさらに見やすくなりました。Web GUIは応答性が高く、あらゆるデバイス、タブレット、デスクトップからアクセスできます。新たにデザインされたダッシュボードには重要な情報をいつでもすぐに表示でき、iPDUの状態やキャビネットの電力消費の履歴を容易に把握できるとともに、アラートや警告の状況も簡単にわかるため、迅速に対応して潜在的な電源障害を予防することができます。

(5) 高解像度カラーTFTディスプレイ
iPDUが検知したアラートレベルに応じてディスプレイの色が変化するため、しきい値を超えているiPDUを現場で素早く特定し、正確な電力情報を把握して、適切に対応できます。

詳細については、こちらの新機能に関する動画をご覧ください。
http://www.raritan.com/jp/landing/most-advanced-pdu-controller-ever-built


●iX7コントローラー部分
https://www.atpress.ne.jp/releases/127187/img_127187_1.png

●Webベースの管理画面
https://www.atpress.ne.jp/releases/127187/img_127187_2.png


◆発売について
グローバルでは、3月14日(火)よりiX7コントローラー搭載iPDUをリリースしております。日本においては5月22日(月)からの発売を予定しております。それに先駆け、5月10日(水)〜12日(金)に東京ビッグサイトで開催されるJapan IT Week春内、データセンター展(ブース番号:東31-26、東4ホール)において、iX7コントローラー搭載iPDUを展示、紹介致します。


◆ラリタンの電源管理製品ラインナップ
ラックPDUは、データセンターにおける最も有効なモニタリングポイントの1つであることを踏まえ、ラリタンは、2007年に初めてユーザーがプログラムできるコンピュータをネットワーク接続用ラックPDUに追加し、よりスマートでインテリジェントなデータセンター実現のためのプラットフォームを生み出しました。その結果、データセンター運用者は、IT機器の電源をリモートでオフ/オンを切り替えられるだけでなく、使用電力量、電力容量、温度、湿度や、PDUの状態、入力電源、サーキットブレーカ、各アウトレットのステータスなどを正確にモニタリングできるようになりました。

現在、ラリタンのすべての電源管理製品はXerus(TM)テクノロジープラットフォームを基盤としており、ラリタンが設計し所有するファームウェアスタックと物理回路層基盤で構成されています。オープンなファームウェア・アーキテクチャは、あらゆるプログラミング言語やスクリプト作成方法に対応できるため、データセンターで使用されるアプリケーションの開発とカスタマイズ、デバイスの相互運用性を最大化できます。また、Xerusでは、最新のセキュリティプロトコルとアクセス認証(強力なパスワードや複数のユーザープロファイル、LDAP、RADIUSなど)、ならびにBMSやDCIMなどの管理システムをサポートするオープンなAPIが使用できます。

ラリタンの今回の発表は、北アメリカにおけるルグラン(Legrand)の最新のEliot(Electricity(電気)+IoT)プログラムに続くもので、3月14日からニューヨークシティで行われたDatacenterDynamics-Enterpriseカンファレンスにおいて行われました。Eliotの詳細については、 http://www.legrand.us/eliot.aspx を参照してください。


◆ラリタンのラックPDUセキュリティ
ラリタンはPDU自体やデータ、接続先のネットワークを保護するため、PDU内にさまざまなセキュリティ対策を施しています。

(1) 暗号化:デフォルトでHTTPSおよびSSHによる安全な暗号化通信を実現
(2) パスワードポリシー:パスワード強化の仕組み(文字制限、パスワード変更の強制、パスワードの有効期限)
(3) ファイアウォール:IPアドレスまたはユーザの役割に基づくPDUへのアクセスコントロールルールの設定が可能
(4) 多層防御:DDoS攻撃防御、非アクティブセッションのタイムアウト、同一ログイン情報の使用制限
(5) 証明書:X.509デジタル証明書によりTLSの当事者双方が本人であることを保証


■ラリタンについて
ラリタンは、1985年にIT管理者がサーバーを管理するためのKVMスイッチの開発を始めました。今日、ラリタンはルグランブランドの一員として、インテリジェントラックPDU、KVMスイッチなどのデータセンターインフラ管理ソリューションの大手プロバイダーとなりました。ラリタンのソリューションは、フォーチュン500のテクノロジー企業トップ10社のうち9社を含む、世界中のデータセンターで高い信頼性とインテリジェンスを提供しております。詳細については、Raritan.com、LinkedIn、Twitterをご覧ください。

Raritan.com: http://www.raritan.com/jp/
LinkedIn  : https://www.linkedin.com/company/raritan
Twitter  : https://twitter.com/raritanjapan


■ルグランノースアメリカについて
ルグランはビル用電気・デジタルのインフラストラクチャーの世界的専門企業です。商業・産業・住宅市場での使用に対する総合的なソリューションの提供を通して、ルグランは世界の顧客にとってのベンチマークとなっています。特に、ルグランのグローバルなEliot(Electricity and IoT)プログラムにおける使用価値を高めるインターネットに接続可能な製品など、付加価値の高い新製品を着実に提供するための革新が、成長の主要な指針です。2015年の売上高は53億ドルと報告されています。ルグランは、北米および中米で確固とした地位を築いており、その有名な製品ラインには、C2G、Cablofil、Electrorack、Luxul、Middle Atlantic、Nuvo、OCL、On-Q、Ortronics、Pass & Seymour、Pinnacle、QMotion、Quiktron、Raritan、Solarfective、Vantage、Wattstopper、Wiremoldなどがあります。同社はユーロネクスト・パリ市場に上場されており、CAC40、FTSE4Good、MSCI World、ASPI、Corporate Oekom Rating、DJSI(ISINコードFR0010307819)など指数を構成する株式です。
http://www.legrand.us/


※ 記載されている会社名、製品名ならびにサービス名は、各社の商標または登録商標です。
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