オフィス街の書店で、大ヒット中のビジネス歴史小説大倉喜八郎を描く『怪物商人』が発売3カ月で5万部突破
[17/04/27]
提供元:@Press
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株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、江上剛著『怪物商人』(本体840円・税別)を、2017年1月6日に発売しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/127433/img_127433_1.jpg
本書は、幕末に「これからは鉄砲の時代だ」と乾物屋から鉄砲商になり、身一つで動乱の世をのし上がる大倉喜八郎の生涯を描く長編小説。後年は大陸で排日運動が高まるなか、蒋介石、張作霖ら中国の大物から敬愛された日本人としても知られます。
出光佐三をモデルにした『海賊とよばれた男』(2012年刊・百田尚樹著)の上梓以来、静かに続く近代日本の偉大な経営者たちを描いた長編作品。『怪物商人』も発売以来好調に推移し続け、次は「大倉喜八郎」がスポットを浴びる期待大です。
■ビジネス小説の第一人者が惚れ込んだ「忘れられた傑物」
銀行マンから作家に転身した江上剛さんは、ビジネス小説の第一人者。
その江上さんは、大倉喜八郎に注目した理由をこう語っています。
「私は、ややひねくれている。どうも忘れられたり、低い評価に甘んじている人物に共感を覚えるらしい。しかし、“薩長でなければ人にあらず”と言われた時代に、大倉喜八郎の努力を正当に評価してやってもいいではないか。それが格差社会といわれる現在に生きる若者への応援メッセージになるのではないか」(本書「あとがき」より抜粋)
大成建設の創立者で、鹿鳴館や帝国ホテルをつくった傑物でありながらも、なぜか忘れられた存在だった大倉喜八郎。その生き方に惚れ込んだそうです。
■「この本を、売ります!」書店現場の後押しで即重版
PHP研究所営業担当によると、正月休み直後にもかかわらず、初速から出足が好調で、発売10日で増刷決定。売れ筋ランキングで文庫ジャンルの「ベスト10入り」する店舗も出てきました。
昨今の厳しい出版状況のなか、新刊月が過ぎれば注文はどうしても落ちてきます。ところが『怪物商人』は、2月になっても勢いが衰えなかったのです。
その理由は、有楽町や日比谷といった「大倉喜八郎ゆかりの地」にある店舗を中心に、「ビジネスの中心」という立地を意識した展開をしたこと。人物の魅力を全面に打ち出す店頭POPで、読者の目をひきました。
三省堂書店有楽町店の天野岳翔さんも、「鹿鳴館、帝国劇場、帝国ホテルなど当店がある有楽町・日比谷界隈で活躍された大倉喜八郎さんのものがたり。よく売れています」と目を細めます。
book express 東京駅京葉ストリート店の小林 弘嗣さんは、「『海賊と呼ばれた男』を彷彿とさせる売れ方です! 出張中の営業マン、ビジネスマンなど、当店の客層にピッタリです」と大絶賛。オフィス街の書店を中心に売り伸ばしに成功する店舗が続出中です。
【『怪物商人』 参考資料】
◇書店でじわじわ順位上昇、次々と文庫ベスト10入り!
◆三省堂書店品川駅店3月文庫(総合)第1位!
◆三省堂書店神保町本店3月文庫(総合)第4位
◆book express 東京駅京葉ストリート店(4/3〜9)第2位
◆三省堂書店有楽町店(4/3〜9)第5位
◇大倉喜八郎の人物像
◆つきまとう「死の商人」「戦争屋」の悪評
越後新発田の農家に生まれ商人として成功、鉄砲を商うよう
になると動乱に乗じて、明治新政府の御用商人に。東北戊辰
戦争、台湾出兵、西南戦争、日清・日露戦争、と一貫して武
器調達の中心となった商人でした。
◆実業家として、近代日本の重要企業。・施設を設立する
鹿鳴館、歌舞伎座、帝国劇場、南満州鉄道、大日本麦酒(現・アサヒビール、サッポロビール)、日清豆粕酒造(現・日清オイリオ)、大倉商業学校(現・東京経済大学)ほか、近代日本の産業界・教育界・文化界に多大な足跡を残しました。
◆日本企業初の海外進出
明治5〜8年という早い段階で欧米を視察し、大倉商会を設立しています。ロンドンを手はじめに、欧米・アジアに数多くの支店を出しました。死去に際しては、中国の大物政治家・軍人が多数弔問に訪れています。
〜〜2017年・生誕180年。2018年・没後90年。今こそ喜八郎に学べ!〜〜
《本書本文より》
他人が何と言おうと、喜八郎自身は国家のために命がけで商売をしている。それを死の商人だとか、戦争屋だとか言われるが、言わせたい奴には言わせておけという思いだ。
商売とは、売り手と買い手の双方が利益を得るものだ。
こちらが、多少損をしても、相手方に利益を与えてこそ良好な関係が永く続き、商売がうまくいくのだ。
■著者について
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/127433/img_127433_2.jpg
江上剛(えがみ・ごう)
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。77年第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報などを経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』でデビュー。03年に退職、執筆活動に入る。著書多数。
■商品について
・メインタイトル:怪物商人
・著者:江上剛
・発売日:2017年1月6日
・定価:本体840円(税別)
・仕様:416ページ/文庫判
・発行:PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-76660-7
以上
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/127433/img_127433_1.jpg
本書は、幕末に「これからは鉄砲の時代だ」と乾物屋から鉄砲商になり、身一つで動乱の世をのし上がる大倉喜八郎の生涯を描く長編小説。後年は大陸で排日運動が高まるなか、蒋介石、張作霖ら中国の大物から敬愛された日本人としても知られます。
出光佐三をモデルにした『海賊とよばれた男』(2012年刊・百田尚樹著)の上梓以来、静かに続く近代日本の偉大な経営者たちを描いた長編作品。『怪物商人』も発売以来好調に推移し続け、次は「大倉喜八郎」がスポットを浴びる期待大です。
■ビジネス小説の第一人者が惚れ込んだ「忘れられた傑物」
銀行マンから作家に転身した江上剛さんは、ビジネス小説の第一人者。
その江上さんは、大倉喜八郎に注目した理由をこう語っています。
「私は、ややひねくれている。どうも忘れられたり、低い評価に甘んじている人物に共感を覚えるらしい。しかし、“薩長でなければ人にあらず”と言われた時代に、大倉喜八郎の努力を正当に評価してやってもいいではないか。それが格差社会といわれる現在に生きる若者への応援メッセージになるのではないか」(本書「あとがき」より抜粋)
大成建設の創立者で、鹿鳴館や帝国ホテルをつくった傑物でありながらも、なぜか忘れられた存在だった大倉喜八郎。その生き方に惚れ込んだそうです。
■「この本を、売ります!」書店現場の後押しで即重版
PHP研究所営業担当によると、正月休み直後にもかかわらず、初速から出足が好調で、発売10日で増刷決定。売れ筋ランキングで文庫ジャンルの「ベスト10入り」する店舗も出てきました。
昨今の厳しい出版状況のなか、新刊月が過ぎれば注文はどうしても落ちてきます。ところが『怪物商人』は、2月になっても勢いが衰えなかったのです。
その理由は、有楽町や日比谷といった「大倉喜八郎ゆかりの地」にある店舗を中心に、「ビジネスの中心」という立地を意識した展開をしたこと。人物の魅力を全面に打ち出す店頭POPで、読者の目をひきました。
三省堂書店有楽町店の天野岳翔さんも、「鹿鳴館、帝国劇場、帝国ホテルなど当店がある有楽町・日比谷界隈で活躍された大倉喜八郎さんのものがたり。よく売れています」と目を細めます。
book express 東京駅京葉ストリート店の小林 弘嗣さんは、「『海賊と呼ばれた男』を彷彿とさせる売れ方です! 出張中の営業マン、ビジネスマンなど、当店の客層にピッタリです」と大絶賛。オフィス街の書店を中心に売り伸ばしに成功する店舗が続出中です。
【『怪物商人』 参考資料】
◇書店でじわじわ順位上昇、次々と文庫ベスト10入り!
◆三省堂書店品川駅店3月文庫(総合)第1位!
◆三省堂書店神保町本店3月文庫(総合)第4位
◆book express 東京駅京葉ストリート店(4/3〜9)第2位
◆三省堂書店有楽町店(4/3〜9)第5位
◇大倉喜八郎の人物像
◆つきまとう「死の商人」「戦争屋」の悪評
越後新発田の農家に生まれ商人として成功、鉄砲を商うよう
になると動乱に乗じて、明治新政府の御用商人に。東北戊辰
戦争、台湾出兵、西南戦争、日清・日露戦争、と一貫して武
器調達の中心となった商人でした。
◆実業家として、近代日本の重要企業。・施設を設立する
鹿鳴館、歌舞伎座、帝国劇場、南満州鉄道、大日本麦酒(現・アサヒビール、サッポロビール)、日清豆粕酒造(現・日清オイリオ)、大倉商業学校(現・東京経済大学)ほか、近代日本の産業界・教育界・文化界に多大な足跡を残しました。
◆日本企業初の海外進出
明治5〜8年という早い段階で欧米を視察し、大倉商会を設立しています。ロンドンを手はじめに、欧米・アジアに数多くの支店を出しました。死去に際しては、中国の大物政治家・軍人が多数弔問に訪れています。
〜〜2017年・生誕180年。2018年・没後90年。今こそ喜八郎に学べ!〜〜
《本書本文より》
他人が何と言おうと、喜八郎自身は国家のために命がけで商売をしている。それを死の商人だとか、戦争屋だとか言われるが、言わせたい奴には言わせておけという思いだ。
商売とは、売り手と買い手の双方が利益を得るものだ。
こちらが、多少損をしても、相手方に利益を与えてこそ良好な関係が永く続き、商売がうまくいくのだ。
■著者について
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/127433/img_127433_2.jpg
江上剛(えがみ・ごう)
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。77年第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報などを経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』でデビュー。03年に退職、執筆活動に入る。著書多数。
■商品について
・メインタイトル:怪物商人
・著者:江上剛
・発売日:2017年1月6日
・定価:本体840円(税別)
・仕様:416ページ/文庫判
・発行:PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-76660-7
以上