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ライオン、梅雨時・夏場×衣類のテカリの関係を調査!湿度が高い状況ほどテカリが発生しやすい結果に

 ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)ファブリックケア研究所が、制服やスーツを繰り返し着用した際にできる「テカリ」について研究した結果、テカリは、雨の多い梅雨や汗を多くかく夏のような「湿度が高い状況」ほど、発生しやすいことがわかりました。そして、こうした湿度の高い状況でも、洗える制服やスーツのお手入れにおいては、繊維保護成分SAPA(※)配合のおしゃれ着用洗剤で洗濯すると、テカリ抑制効果が高いことを確認しました。
※:ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド


1.衣類のテカリとは
 制服やスーツに用いられるウールなどを含む毛製品は、繊維や糸の立体的な構造により布の表面に凹凸があり、その凹凸に光が乱反射し、マットな質感となっています。これに対し、着用を繰り返して繊維が削れたり、つぶれたりすることで布の表面が平らになり(平滑化)、光が鏡面反射して起こる局部的な光沢がテカリです(図1・2)。

図1:テカリが発生したスカート
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_1.jpg
図2:テカリのメカニズム
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_2.jpg


2.研究結果
(1) 学生服のテカリは、新品からわずか2ヶ月で発生している
 女子高校生の制服を調べたところ、新しい制服を着用してから1ヶ月で18着中13着(約72.2%)に、2ヶ月で19着中17着(約89.5%)にテカリが発生していました(16年11月、岡山県、菅公学生服株式会社との共同調査)。4月におろしたばかりの新しい制服も、6月には大半の制服にテカリができていることになります。

(2) 雨や汗の季節は要注意!制服やスーツのテカリは、湿度が高いほど起きやすい
 制服やスーツに用いられるウール混紡の試験布に対し、異なる湿度で摩擦をかける処理をし、テカリの気になる度合いを評価したところ、湿度が高いときほど、テカリが気になる度合いが高いことがわかりました(図3)。布地に含まれるウール素材は、吸湿性が高く、湿った状態のときに繊維の削れやつぶれが起きやすくなり、テカリになると推察されます。つまり、雨や汗で、衣類の湿度が高くなる季節は、テカリが発生しやすい季節であるといえます。

図3:テカリ発生と湿度の関係
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_3.jpg
(テカリが気になる度合い)
6点:非常に気になる
5点:かなり気になる
4点:やや気になる
3点:どちらともいえない
2点:あまり気にならない
1点:かなり気にならない
0点:まったく気にならない

 試験布は毛/ポリエステル混紡のウオッシャブルタイプを使用。マーチンデール摩耗試験機を用いて、各相対湿度環境下にて摩耗処理を行いテカリの発生度合いを20名で評価。

(3) 繊維保護成分SAPAを配合したおしゃれ着用洗剤は湿度が高い状況のテカリ発生も抑える
 繊維保護成分SAPAを配合したおしゃれ着用洗剤で洗濯をした試験布とSAPA無配合のおしゃれ着用洗剤で洗濯をした試験布で、湿度が高い環境におけるテカリの発生度合いを比較したところ、SAPA配合のおしゃれ着用洗剤が、高い湿度でもテカリの発生を抑えていることがわかりました(図4)。SAPAは、ウールなどの繊維表面に吸着し、摩擦を減らす効果があり、湿度が高い状況でも着用による繊維の削れやつぶれを軽減し、テカリを抑えていると推察されます。SAPAは、おしゃれ着用洗剤『アクロン』に配合しています。

図4:相対湿度80%RH環境下でのSAPA配合有無によるテカリ抑制効果の違い
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_4.jpg
(テカリが気になる度合い)
6点:非常に気になる
5点:かなり気になる
4点:やや気になる
3点:どちらともいえない
2点:あまり気にならない
1点:かなり気にならない
0点:まったく気にならない

 試験布は毛/ポリエステル混紡のウオッシャブルタイプを使用。洗濯をした後、マーチンデール摩耗試験機を用いて、相対湿度80%RH環境下にて摩耗処理を行いテカリの発生度合いを20名で評価。


【効果的な制服やスーツのテカリ対策】
ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_5.jpg

 今回の研究で、梅雨や汗をかく夏の時期は、制服やスーツが汚れるだけでなく、テカリも発生しやすい季節であることがわかりました。水洗いできる制服やスーツは、洗濯をすることで汗・皮脂汚れなどがすっきりと落ち、テカリも目立たなくなりますので、この季節はこまめに洗濯することをおすすめします。またテカリを予防するために、着用後はハンガーにかけて湿気をとる、洋服ブラシをかけるなど、日頃のケアも行いましょう。


■ウオッシャブルタイプの制服・スーツの洗い方
(1) まずは洗濯表示を確認
 衣類のタグについている「洗濯表示」を確認しましょう。
 下図のような表示がついていれば、家庭で洗濯できます。
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_6.jpg

(2) テカリ防止効果のある洗剤を選びます
 洗剤は、テカリを防ぎ、型くずれなどのダメージもケアできるおしゃれ着用洗剤『アクロン』がおすすめです。

(3) 汚れのつきやすいエリ・袖・裾には前処理を
 エリ、袖、裾など汚れのつきやすい部分は、あらかじめおしゃれ着用洗剤の原液をつけてなじませておきます。

(4) 制服は洗濯ネットに入れる
 型くずれを防ぐため、制服やスーツは、上下を別々の洗濯ネットにたたんで入れます。上着は、ボタンを外し、袖を前身頃の上に置き、内側に二つ折りにたたみます。ズボンやスカートは、ネットの大きさに合わせて、二つ折りか三つ折りにします。

(5) 洗濯機のやさしい水流のコースで洗濯
 洗濯機の「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コース」などの弱水流コースを選んで洗います。服が水に浮かないよう、手で押すなどして洗剤液にしっかり沈めてから洗濯を始めましょう。手洗いをする場合は、やさしく押し洗いします。


■干すときのポイント
(1) 形を整えて陰干しをする
 脱水後はすぐに洗濯機から取り出します。上着は両肩をもってふりさばき、厚みのあるハンガー(なければハンガーにタオルを巻いて厚みを出す)にかけて干します。ズボンやスカートはウエスト部分を筒状につるして干します。

(2) 袖や裾にタオルをおもり代わりに入れる
 袖口やズボンの裾に丸めたタオルを「おもり代わり」にして詰めて干すと、しわの予防になります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_7.jpg


■アイロンがけのときの注意点
 気になるしわがあり、アイロンがけをする場合、あて布をしないでアイロンをかけると、繊維がつぶれテカリの原因になることがありますので、必ずあて布をして強く押しつけずにかけましょう。

※ライオンの生活情報メディアLideaでは、関連した洗濯情報を紹介しています。
ライオン Lidea 検索 https://lidea.today


【衣類のテカリも抑えるおしゃれ着用洗剤『アクロン』】
・商品画像
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_8.jpg
(左から)
アクロン フローラルブーケの香り 本体500ml/オープン価格
アクロン ナチュラルソープの香り 本体500ml/オープン価格

<商品特長>
(1) 繊維保護成分SAPAを配合。洗うことで制服やスーツなどのテカリを目立たなくし、着用時のテカリの発生を抑える効果があります。
https://www.atpress.ne.jp/releases/129117/img_129117_9.jpg

(2) 「シルキータッチ成分」が繊維をコーティングして摩擦を防ぐので、着ている間の「こすれ毛玉」から衣類を守ります。

(3) 1日着た後の首元・袖口などの“伸び・ヨレ”をケアして整えます。当社独自の高浸透ダメージケア組成が繊維のゆがみにすばやく働きかけ、伸びやヨレを洗いながらケアして整えます。

(4) 洗濯時の色あせ・型くずれを防いでやさしく洗います。

(5) ドライ(おしゃれ着)コースなどの弱水流でも汚れ・ニオイをすっきり落とします。

(6) 液性は中性で蛍光剤無配合。

(7) 心華やぐ『フローラルブーケの香り』と微香タイプの『ナチュラルソープの香り』の2種類を品揃え。

<アクロンのブランドサイト> http://acron.lion.co.jp/


<消費者の方> お客様センター 0120-556-973
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