日本初(※1)LoRaWAN(TM)における「クラスB」に対応した環境構築、および実証実験の結果について
[17/05/24]
提供元:@Press
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西日本電信電話株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:村尾 和俊、以下、NTT西日本)は、LPWA(※2)ネットワークの技術・活用シーン創出と事業開発の一環として、LoRaWAN(TM)(※3)において「クラスB(※4)」に対応した環境を、日本で初めて構築し、実証実験においてクラスBの実現性を確認いたしました。
※1 2017年5月22日Semtech Corporation調べ( http://www.semtech.com/company/ )
※2 「Low Power Wide Area」の略称。
IoT/M2Mに適した省電力・長距離の通信を実現する省電力広域無線通信の呼称。
※3 半導体メーカーのセムテック、IBMなどの「LoRa Alliance」メンバーが策定した
IoT向け通信規格のひとつ。LoRaWAN(TM)の名称は、Semtech Corporationの商標です。
※4 LoRaWAN(TM)クラスB通信については【別紙1】参照。
1.本取り組みの背景
NTT西日本は、2016年6月より「LPWAネットワークを活用したフィールドトライアル(※5)」を開始し、様々な分野のパートナーとLPWAネットワークの活用シーン創出に取り組んでおります。日本国内で構築された従来のLoRaWAN(TM)は、端末からサーバーへの通信(クラスA)に対応しておりましたが、多くのパートナーから、サーバーから端末への通信(クラスB)に対応してほしい、という要望をいただいておりました。一例として、メーターの自動検針や保安を実施している業界では、遠隔からの検針や、地震等災害時における各メーターの開閉状態の確認等、センター側から端末に遠隔かつ省電力で指示したいという要望があります。その実現のためには、LoRaWAN(TM)におけるクラスBの環境が必須でした。
この度、クラスB通信の実現性を確認したことから、今後、LoRaWAN(TM)がお客さま課題の解決やニーズに、より一層貢献できるようになります。
※5 IoT向けLPWAネットワークのフィールドトライアルの実施 ( https://www.ntt-west.co.jp/news/1606/160629a.html )
2.「クラスB」環境の構築(端末等開発)、および実証実験について ※【別紙2】参照
(1) クラスB環境構築(開発)
ネットワークサーバー・ゲートウェイ・端末の開発
(2) 実証実験 概要
本実証実験では、実フィールドで、テスト用ガスメーターをLoRaWAN(TM)(クラスB)に接続した際の、遠隔制御の検証を実施しました。
(3) 実証実験 検証項目
模擬検針情報収集システムから複数のテスト用ガスメーターをクラスB通信で遠隔制御し、検針データを収集しました。その際に、システム遅延や通信成功率を検証し、実用化できるレベルであることを確認しました。
(4) 各社の役割
・NTT西日本
LPWAネットワーク(LoRaWAN(TM)方式)の提供、クラスB日本対応仕様の開発
・NTTアドバンステクノロジ株式会社
LPWAネットワーク(LoRaWAN(TM)方式)の開発支援
・大阪ガス株式会社
実フィールド、テスト用ガスメーター、模擬検針情報収集システムの提供
・沖電気工業株式会社
ガススマートメーター用通信規格Uバス(※6)を搭載したLoRa(R)無線機の開発
※6 従来の都市ガスメーターの通信仕様より通信速度を高速化しパケット通信方式を採用した
新しい通信インターフェース。NPO法人テレメータリング推進協議会で標準化されています。
3.今後の展開
NTT西日本では、本実証実験で得られたクラスBに関するノウハウを基に、メーターの監視を実施しているガス・水道等多くの業界に幅広く提案し、LPWAネットワークを活用したソリューションの提供を通じて、様々な社会的課題の解決に取り組んでまいります。
*今回の実証実験結果について、パートナー各社からエンドースメントを頂戴しています。
Actility S.A. Founder and CTO Olivier Hersent
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/img_129131_1.jpg
NTT西日本様とのパートナーシップで行われた実証実験を通じ、LoRaWAN(TM)のクラスBを活用した低消費電力の双方向通信を実現出来る事が確認できました。クラスBの実用化により新たに分散制御のユースケースが生まれてくることでしょう。例えば、地震などの災害発生時に遠隔でガスを遮断するものであったり、人々の安心安全のために遠隔制御を行う等です。
Semtech Corporation
Vice President and General Manager of Wireless and Sensing Product Group Marc Pegulu
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/img_129131_2.jpg
NTT西日本が日本で初めて、セムテックのLoRa(R)無線技術に基づいたLoRaWAN(TM)ネットワークにおけるクラスBの実現性を実証実験において確認された発表に興奮しています。今回の発表は、LoRaWAN(TM)の利用範囲を広げ、LoRa(R)アライアンスのパートナーが協力して、LoRaWAN(TM)による低消費電力、長距離通信を実現する広域ネットワークの世界的普及を推進する良い事例になると思います。
【別紙】
【別紙1】クラスB通信 概要
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/att_129131_1.pdf
【別紙2】クラスB通信 実証実験 概要
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/att_129131_2.pdf
※1 2017年5月22日Semtech Corporation調べ( http://www.semtech.com/company/ )
※2 「Low Power Wide Area」の略称。
IoT/M2Mに適した省電力・長距離の通信を実現する省電力広域無線通信の呼称。
※3 半導体メーカーのセムテック、IBMなどの「LoRa Alliance」メンバーが策定した
IoT向け通信規格のひとつ。LoRaWAN(TM)の名称は、Semtech Corporationの商標です。
※4 LoRaWAN(TM)クラスB通信については【別紙1】参照。
1.本取り組みの背景
NTT西日本は、2016年6月より「LPWAネットワークを活用したフィールドトライアル(※5)」を開始し、様々な分野のパートナーとLPWAネットワークの活用シーン創出に取り組んでおります。日本国内で構築された従来のLoRaWAN(TM)は、端末からサーバーへの通信(クラスA)に対応しておりましたが、多くのパートナーから、サーバーから端末への通信(クラスB)に対応してほしい、という要望をいただいておりました。一例として、メーターの自動検針や保安を実施している業界では、遠隔からの検針や、地震等災害時における各メーターの開閉状態の確認等、センター側から端末に遠隔かつ省電力で指示したいという要望があります。その実現のためには、LoRaWAN(TM)におけるクラスBの環境が必須でした。
この度、クラスB通信の実現性を確認したことから、今後、LoRaWAN(TM)がお客さま課題の解決やニーズに、より一層貢献できるようになります。
※5 IoT向けLPWAネットワークのフィールドトライアルの実施 ( https://www.ntt-west.co.jp/news/1606/160629a.html )
2.「クラスB」環境の構築(端末等開発)、および実証実験について ※【別紙2】参照
(1) クラスB環境構築(開発)
ネットワークサーバー・ゲートウェイ・端末の開発
(2) 実証実験 概要
本実証実験では、実フィールドで、テスト用ガスメーターをLoRaWAN(TM)(クラスB)に接続した際の、遠隔制御の検証を実施しました。
(3) 実証実験 検証項目
模擬検針情報収集システムから複数のテスト用ガスメーターをクラスB通信で遠隔制御し、検針データを収集しました。その際に、システム遅延や通信成功率を検証し、実用化できるレベルであることを確認しました。
(4) 各社の役割
・NTT西日本
LPWAネットワーク(LoRaWAN(TM)方式)の提供、クラスB日本対応仕様の開発
・NTTアドバンステクノロジ株式会社
LPWAネットワーク(LoRaWAN(TM)方式)の開発支援
・大阪ガス株式会社
実フィールド、テスト用ガスメーター、模擬検針情報収集システムの提供
・沖電気工業株式会社
ガススマートメーター用通信規格Uバス(※6)を搭載したLoRa(R)無線機の開発
※6 従来の都市ガスメーターの通信仕様より通信速度を高速化しパケット通信方式を採用した
新しい通信インターフェース。NPO法人テレメータリング推進協議会で標準化されています。
3.今後の展開
NTT西日本では、本実証実験で得られたクラスBに関するノウハウを基に、メーターの監視を実施しているガス・水道等多くの業界に幅広く提案し、LPWAネットワークを活用したソリューションの提供を通じて、様々な社会的課題の解決に取り組んでまいります。
*今回の実証実験結果について、パートナー各社からエンドースメントを頂戴しています。
Actility S.A. Founder and CTO Olivier Hersent
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/img_129131_1.jpg
NTT西日本様とのパートナーシップで行われた実証実験を通じ、LoRaWAN(TM)のクラスBを活用した低消費電力の双方向通信を実現出来る事が確認できました。クラスBの実用化により新たに分散制御のユースケースが生まれてくることでしょう。例えば、地震などの災害発生時に遠隔でガスを遮断するものであったり、人々の安心安全のために遠隔制御を行う等です。
Semtech Corporation
Vice President and General Manager of Wireless and Sensing Product Group Marc Pegulu
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/img_129131_2.jpg
NTT西日本が日本で初めて、セムテックのLoRa(R)無線技術に基づいたLoRaWAN(TM)ネットワークにおけるクラスBの実現性を実証実験において確認された発表に興奮しています。今回の発表は、LoRaWAN(TM)の利用範囲を広げ、LoRa(R)アライアンスのパートナーが協力して、LoRaWAN(TM)による低消費電力、長距離通信を実現する広域ネットワークの世界的普及を推進する良い事例になると思います。
【別紙】
【別紙1】クラスB通信 概要
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/att_129131_1.pdf
【別紙2】クラスB通信 実証実験 概要
https://www.atpress.ne.jp/releases/129131/att_129131_2.pdf