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<未来のアクティブシニアへのアンケート調査> “食事の摂り方”と“幸福度”には密接な関係!

アクティブシニア「食と栄養」研究会(所在地:東京都中央区、運営委員長:鈴木 隆雄)では、健康意識の高い未来のアクティブシニア(45〜64歳の男女)を対象に、食と栄養を中心とした現在の生活状況と意識を把握するため、アンケート調査を実施いたしました。


【年齢で朝食への“意識”が変わる!?】
本アンケートにより、未来のアクティブシニア(45〜64歳の男女)の食を中心とした生活状況と意識についての情報が得られました。[普段、朝食をどれくらいの頻度で食べるか]という設問では、男女ともに年齢が上がるにつれ、朝食を毎日摂る方の割合が多くなり、60代男性では全体の84%、60代の女性では92%が毎日朝食を摂るという回答が得られました。さらに、1人暮らしの方は、2人以上世帯の方と比べると1割程度朝食を食べる割合が少ないという結果でした。また、朝食を毎日食べている方は、そうでない方と比較すると、日常に幸せを感じることが多いという傾向がみられました。


【“介護”をきっかけに栄養成分を気にする?】
本アンケートにより、特に介護経験の有無による自身の老後に対する「食と栄養」の意識の違いについての情報を得ることができました。アンケート対象者の中で、介護中・介護経験がある方は全体の3割でした。[大切なものは何か]という設問では、介護中・介護経験がある方の8割は「健康」という回答が得られ、介護経験なしの方よりも5%以上も多いという結果がでました。
また、[健康のために摂取を心がけている成分]については、介護中・介護経験がある方の場合、1位「食物繊維」約63%、2位「カルシウム」約59%、3位「タンパク質」約56%となり、介護経験なしの方よりも10%以上多くの方が3つの栄養成分摂取を心がけていることがわかりました。他の栄養も介護中・介護経験がある方は比較的高めの数値となり、意識して摂取していることが読み取れます。


【「サルコペニア」の認知度は約3割、「フレイル」の認知度は約1割】
また、今回のアンケート調査では「サルコペニア」と「フレイル」の2つの言葉の認知度についても調査しました。「サルコペニア」の認知度は全体の約3割、意味を知っている割合は約1割にとどまりました。性別では女性の認知率が高い傾向でした。「フレイル」の認知度に関しては、全体で約1割という結果でした。

当研究会では、高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現を目的に、より一層「食と栄養」を中心とした情報発信をしていきます。


【本アンケートのポイント】
●未来のアクティブシニア(45〜64歳の男女)の健康意識の高い男女を対象にしたアンケート調査です。
●朝食を毎日食べる人は幸福度が高い傾向にあることが明らかになりました。
●複数で食事を摂る人は幸福度が高く、幸福度が低い人ほど「ひとり」での食事が多い傾向がありました。
●介護中・介護経験がある方は、とくに栄養成分を気にする傾向がありました。


【調査概要】
調査対象:全国45歳から64歳の男女/
特定の疾患を患っていない方(生活習慣病)/
健康意識が高い方 合計1,000サンプル
回収方法:インターネットによるweb調査
実施期間:2017年3月16日〜3月21日
調査企画:アクティブシニア「食と栄養」研究会


【年齢が上がる程「朝食」の頻度が増える傾向】
「朝食」をほぼ毎日摂る方は全体では約8割だが、男女ともに年齢が上がるにつれてほぼ毎日摂る傾向にある。幸福度でみると、幸福を感じている人ほど食事を摂る頻度が高い。

<あなたは普段、朝食・昼食・夕食を
どのくらいの頻度で食べていますか。(単一回答)>
朝食
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_1.jpg

昼食
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_2.jpg

夕食
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_3.jpg


【介護中・介護経験者が摂取を心がけている「栄養成分」】
健康のために食事で摂取を心がけている成分は、全体では「食物繊維」が最も高く、55.9%。次いで「カルシウム」が48.3%、「タンパク質」が45.8%と続く。
介護経験有無別でみると、現在介護中・過去経験ありがほぼ全ての項目で高い傾向。

<あなたが健康のために食事で摂取を心がけている成分を
すべてお知らせください。(複数回答)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_4.jpg


【「サルコペニア」の認知度は約3割、「フレイル」の認知度は約1割】
「サルコペニア」の認知度について、全体では約3割。意味を知っている割合は約1割にとどまる。男性よりも女性の方が認知度が高い。介護経験の有無では介護中・介護経験者の認知度が全体より高い。
「フレイル」の認知度は、約1割にとどまり、介護経験の有無では「現在介護中」の認知度が約2割と全体よりも10pt以上高い。

<サルコペニアについて、あてはまるものをお知らせください。(単一回答)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_5.jpg

<フレイルについて、あてはまるものをお知らせください。(単一回答)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/130497/img_130497_6.jpg


【アクティブシニア「食と栄養」研究会について】
日本は極めて早いスピードで超高齢社会を迎えています。
当研究会では、フレイル、ロコモティブシンドローム、サルコペニアをはじめとする高齢者の虚弱化対策に「食と栄養」の観点から取り組み、その予防および改善に繋がる情報を積極的に発信し、健やかで豊かなアクティブシニアライフをサポートします。

<活動内容>
・高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現のための「食と栄養」を中心としたさまざまな情報発信
・高齢者の虚弱、ロコモティブシンドローム・サルコペニア対策の普及・啓発、食と栄養観点での対策情報の提供
・セミナー、シンポジウムの開催
・市場調査・最新の研究情報の提供
・プロシューマ(管理栄養士、栄養士、医師、看護師、薬剤師、介護士、研究者等)のネットワーク化と各種調査

<運営委員長>
鈴木 隆雄 (桜美林大学 老年学総合研究所 所長、大学院教授
独立行政法人 国立長寿医療研究センター 総長特任補佐)

<運営委員>
金 憲経 (東京都健康長寿医療センター
自立促進と介護予防研究チーム 研究部長)
石田 裕美 (女子栄養大学 給食・栄養管理研究室)
上西 一弘 (女子栄養大学 栄養生理学研究室)
小林 久峰 (味の素株式会社)

<協賛会員>
協賛正会員:アサヒグループホールディングス株式会社/味の素株式会社/
味の素ヘルシーサプライ株式会社/太田油脂株式会社/
花王株式会社/株式会社カネカ/株式会社J-オイルミルズ/
日成共益株式会社/日本ケロッグ合同会社/
フォーデイズ株式会社/株式会社ブランドゥコミュニケーション/
丸大食品株式会社/株式会社明治
協賛準会員:日本理化学薬品株式会社/ロート製薬株式会社

アクティブシニア「食と栄養」研究会ホームページ
https://activesenior-f-and-n.com/
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