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44年ぶりにランキング1位! 小松左京の名作小説が電子書籍『日本沈没 決定版』として快挙を達成

1973(昭和48)年のベストセラー1位に輝き、発行総数が最終的には上下あわせて460万部を超えた小松左京の代表作『日本沈没』。この名作小説が時代を超えて再び快挙を達成しました。
株式会社文藝春秋が著者の七回忌となる7月26日、電子書籍として「決定版」を配信したところ電子書店でのベストセラー・ランキングに登場しました。

●Amazon「文芸作品(文学・評論)」1位(※電子書籍のランキング)
●紀伊國屋書店「電子書籍一般ベストセラー」2位
※いずれも2017年7月28日午前11時現在

ほかにも、Reader Store「小説部門」5位、楽天ブックス「電子書籍 小説・エッセイ」6位など各電子書店で上位にランクインしています。(※日時は上記と同じ)

再びベストセラーになったことに関して小松左京氏のご遺族は以下のコメントを寄せています。

■ 【ご遺族コメント】
1973年に発表されたこの作品が、小松左京の七回忌にあたり、新たな形で蘇り、いくつもの電子書店でベストセラー・ランキングに入るほど多くの方に評価していただいたことは、遺族として感謝の言葉しかありません。
これまで書籍では難しかったカラー図版や多数の解説用画像が掲載でき、また、多くの方々のご協力で、小松左京の先祖が安政東海地震の津波被害を受けたことより始まる、150年にも及ぶ『日本沈没』の歴史を明らかにすることができました。
四つのプレートがぶつかり合う地球的規模でみても特異な地域に形成された日本列島は、日本沈没という事態はあり得ないとしても、様々な地殻変動は覚悟し、それに対峙していかねばならないと考えます。
40年以上前に書かれた作品ですが、小松左京が渾身の力を込めて描いた日本列島の“実相”を理解し、それにどう備えるかを考えるために、是非、お読みいただきたい作品です。

この『日本沈没 決定版』では以下も収録されています。

1.世界的なアーティストの生頼範義氏の作品を用いたオリジナル表紙
「ゴジラ」シリーズ、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」国際版などの映画ポスター、ゲーム「信長の野望」「三國志」のカバーアートも手掛け、幅広い層から今も熱い支持を受けている故生頼範義氏。その生頼氏が1973年末の映画「日本沈没」公開時に「週刊少年マガジン」(講談社)で発表した作品を表紙に使用しております。

2.小松左京氏ご遺族による初公開資料などを含む詳細な解説
小松左京氏のご遺族による約50,000字におよぶ解説を収録。『日本沈没』は執筆までの著者の体験や小松一族の歴史が大きく関係していること、9年にもおよぶ執筆期間中に大阪万博へ関った際の体験や世界各国を取材で訪れた経験が投影されていること等が明かされます。
最晩年の小松左京氏の言葉や、初公開となる執筆メモや未採用の草稿などの多くの画像も盛り込まれており、ネット上では絶賛されています。


3.オリジナル図版を収録
長大なストーリーをたどりやすくするため、物語の中で発生する地震や噴火などを時系列で記録した地殻変動マップを新たに制作。また作品刊行時に掲載された図をもとに制作したカラー図版も収録しており、小説の科学的なバックボーンであるプレートテクトニクス理論などが分かりやすくなっています。

8月8日までの期間限定で特別価格500円(税込)にて配信しておりますので、この機会にぜひ、お読みください。

【作品あらすじ】
日本各地で地震が続くなか、小笠原諸島近海で無人島が一晩のうちに海中へ沈んだ。調査のため潜水艇に乗り込んだ地球物理学者の田所博士は、深海の異変を目の当たりにして恐るべき予測を唱えた。
「早ければ二年以内に日本列島の大部分は海面下に沈む!」
田所博士を中心に気鋭の学者たちが地質的大変動の調査に取り組むと同時に、政府も日本民族の生き残りをかけて、国民の海外移住と資産の移転計画を極秘に進めていった。
しかし「第二次関東大震災」など大災害が全国各地で発生。想定外のスピードで事態は悪化していく。はたして日本民族は生き残ることができるのか。

災害やパニックのシミュレーションにとどまらず、組織論や危機管理論、日本人論といった様ざまな要素を含む本作は、高度経済成長の終焉や石油ショック勃発といった世相とあいまって、上下二巻の総発行部数は現在までに460万部を超えるベストセラーとなりました。
1973年公開の映画も記録的な大ヒットとなり、テレビドラマ、ラジオドラマ、コミック化など、原作のマルチメディア展開の先駆けともなりました。2006年には再び映画化されてヒットするなど、時代を超えて受け入れられています。


■書誌情報
書名:日本沈没 決定版
価格:800円(税込、※価格は電子書店によって異なります)
※8月8日までの期間限定で500円(税込)
主要販売電子書店:Kindleストア、iBoooksStore、楽天kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、honto 他
URL : http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692042600000000000Q
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