フジドリームエアラインズ、航空業界で初めてインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトに賛同
[10/02/17]
提供元:@Press
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フジドリームエアラインズは、2月1日付で、航空業界初のインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクト賛同企業となることを決定いたしました。
これに伴い、2月17日、富士山静岡空港において、パイロット、整備士、フライトアテンダントを含む同社社員20名を対象に、「花粉症期であっても安全運航を徹底!インペアード・パフォーマンス社員向けセミナー」と題した啓発セミナーを開催いたしました。
■プロジェクト賛同の背景
お客さまの命をお預かりする航空業務において、安全は何よりも優先されるべき事項です。安全運航を企業理念の一つとして掲げているフジドリームエアラインズは、花粉症シーズンを迎え、社員の安全運航への意識や姿勢をあらためて徹底すべく、本セミナーを実施しました。
パイロット、整備士、客室乗務員をはじめ、社員一人一人がインペアード・パフォーマンスを正しく理解することで、花粉症の時期においても万全の体制で業務を遂行し、さらなる安全の確保に努めていきます。
■「花粉症期であっても安全運航を徹底!インペアード・パフォーマンス社員向けセミナー」を開催
今回の社員向けセミナーでは、医療法人財団 慈生会 野村病院 副院長・診療部長 三浦 靖彦先生が、花粉症のメカニズムと適切な治療法、そして「インペアード・パフォーマンス(気付きにくい能力ダウン)」のリスクが少ない治療について講演を実施しました。
セミナー終了後には、三浦先生から、セミナーを受講したフジドリームエアラインズ社員の代表に受講修了証としてインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトのステッカーが授与されました。
講演を行った三浦先生は、「花粉症の症状のため服用した薬が、インペアード・パフォーマンスを引き起こしてしまうと、花粉症の症状は緩和されても、無自覚なまま集中力や判断力、作業能率が低下しているという事態が起こります。今回、安全を第一とする航空業界が、インペアード・パフォーマンスに着目したことは、インペアード・パフォーマンスの社会的認知への大きな一歩となると思います。」と述べています。
セミナーの受講を終了したフジドリームエアラインズの社員は、安全運航のために花粉症の適切な治療法とインペアード・パフォーマンスの正しい知識を習得した証として、各自バッジを着用します。
また、搭乗手続きカウンターにインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトの卓上サインを設置し、インペアード・パフォーマンスについてお客さまへのお声掛けによる啓発活動を行っていきます。
さらに、フジドリームエアラインズ機内誌『DREAM3776』に、インペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトへの賛同の報告と、インペアード・パフォーマンスに関する解説を掲載し、搭乗する顧客への認知向上を図っていきます。
【インペアード・パフォーマンスとは】
アレルギー疾患には、花粉症などのアレルギー性鼻炎やじんましん、アトピー性皮膚炎などのかゆみを伴う皮膚疾患があり、その多くはヒスタミンという物質が症状部位で過剰に分泌されることによって起こります。このようなアレルギー症状を改善させる薬として広く処方されているのが、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬です。しかしヒスタミンは脳の働きを活発にする作用もあるため、抗ヒスタミン薬が脳内に移行すると、脳の働きを低下させることが知られています。抗ヒスタミン薬の服用によって、自覚症状としての眠気のほか、眠気がなくても知らず知らずのうちに集中力や判断力、作業能率が低下してしまうことがあり、この状態を「インペアード(※)・パフォーマンス」といいます。これは、患者さんが無自覚なままパフォーマンスの低下をきたしてしまう点が問題となります。インペアード・パフォーマンスをきたしにくい抗ヒスタミン薬もありますので、医療機関を受診して医師または薬剤師の先生に相談することが大切だといわれています。
※インペアード(impaired)=正常な機能が損なわれた、正常に機能しない、の意
これに伴い、2月17日、富士山静岡空港において、パイロット、整備士、フライトアテンダントを含む同社社員20名を対象に、「花粉症期であっても安全運航を徹底!インペアード・パフォーマンス社員向けセミナー」と題した啓発セミナーを開催いたしました。
■プロジェクト賛同の背景
お客さまの命をお預かりする航空業務において、安全は何よりも優先されるべき事項です。安全運航を企業理念の一つとして掲げているフジドリームエアラインズは、花粉症シーズンを迎え、社員の安全運航への意識や姿勢をあらためて徹底すべく、本セミナーを実施しました。
パイロット、整備士、客室乗務員をはじめ、社員一人一人がインペアード・パフォーマンスを正しく理解することで、花粉症の時期においても万全の体制で業務を遂行し、さらなる安全の確保に努めていきます。
■「花粉症期であっても安全運航を徹底!インペアード・パフォーマンス社員向けセミナー」を開催
今回の社員向けセミナーでは、医療法人財団 慈生会 野村病院 副院長・診療部長 三浦 靖彦先生が、花粉症のメカニズムと適切な治療法、そして「インペアード・パフォーマンス(気付きにくい能力ダウン)」のリスクが少ない治療について講演を実施しました。
セミナー終了後には、三浦先生から、セミナーを受講したフジドリームエアラインズ社員の代表に受講修了証としてインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトのステッカーが授与されました。
講演を行った三浦先生は、「花粉症の症状のため服用した薬が、インペアード・パフォーマンスを引き起こしてしまうと、花粉症の症状は緩和されても、無自覚なまま集中力や判断力、作業能率が低下しているという事態が起こります。今回、安全を第一とする航空業界が、インペアード・パフォーマンスに着目したことは、インペアード・パフォーマンスの社会的認知への大きな一歩となると思います。」と述べています。
セミナーの受講を終了したフジドリームエアラインズの社員は、安全運航のために花粉症の適切な治療法とインペアード・パフォーマンスの正しい知識を習得した証として、各自バッジを着用します。
また、搭乗手続きカウンターにインペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトの卓上サインを設置し、インペアード・パフォーマンスについてお客さまへのお声掛けによる啓発活動を行っていきます。
さらに、フジドリームエアラインズ機内誌『DREAM3776』に、インペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクトへの賛同の報告と、インペアード・パフォーマンスに関する解説を掲載し、搭乗する顧客への認知向上を図っていきます。
【インペアード・パフォーマンスとは】
アレルギー疾患には、花粉症などのアレルギー性鼻炎やじんましん、アトピー性皮膚炎などのかゆみを伴う皮膚疾患があり、その多くはヒスタミンという物質が症状部位で過剰に分泌されることによって起こります。このようなアレルギー症状を改善させる薬として広く処方されているのが、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬です。しかしヒスタミンは脳の働きを活発にする作用もあるため、抗ヒスタミン薬が脳内に移行すると、脳の働きを低下させることが知られています。抗ヒスタミン薬の服用によって、自覚症状としての眠気のほか、眠気がなくても知らず知らずのうちに集中力や判断力、作業能率が低下してしまうことがあり、この状態を「インペアード(※)・パフォーマンス」といいます。これは、患者さんが無自覚なままパフォーマンスの低下をきたしてしまう点が問題となります。インペアード・パフォーマンスをきたしにくい抗ヒスタミン薬もありますので、医療機関を受診して医師または薬剤師の先生に相談することが大切だといわれています。
※インペアード(impaired)=正常な機能が損なわれた、正常に機能しない、の意