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“都会で農業を営む”をキャッチコピーに、都心部の企業と過疎地の農家を仲介し、直接国産米をお届けする契約栽培「水田オーナーズクラブ」を鳥取県日南町で運営する農業生産法人 株式会社あっぷふぁーむ(所在地：鳥取県日野郡、代表者：高橋隆造、以下 当社)は、本日より2010年度の水田オーナー様の募集を開始し、同時に現地見学会の申込受付もスタートいたしましたのでお知らせいたします。

■サービス開始の背景
農林水産省の農業構造動態調査によると、2004年に825万人だった農業人口は、2009年には1.5割減の697万人と、就業者の高齢化や後継者不足による農地の過疎化などを背景に大きく減少しており、問題は年々深刻化しています。また、米の消費減少に伴った政府の生産調整(減反)が水田の減少を招き、コメ作りの担い手が減るとともにコメの生産性の低下が加速しております。そのなか、全国の自治体において新規農業就業者を増やす取り組みや農業支援に対する予算の増加など、積極的な動きがでています。
そこで当社は、農業の担い手不足の解決手段の一つとして、農家の収入を安定させ、かつ高所得を約束するシステムを構築することが必要であると考え、2009年4月に鳥取県中山間部の過疎地において、水田オーナー制度「水田オーナーズクラブ」をスタートさせました。国内の農業を活性化させるとともに、オーナー様が直接農業に携わることで、環境保全や食育を考えた国産食材の在り方を消費者へ提案いたします。

■「水田オーナーズクラブ」の仕組み
当社は鳥取県日南町で7件の農家に米の生産委託をしており、当社と契約した企業様が町内水田のオーナーとなり、直接お米を発送するシステムです。
水田ごとの栽培契約となりますので、農地の確保や高価な設備投資などは一切なく、通常の管理は農家が行い、月1回の農産期レポートにてオーナー様の水田状況を報告します。水田には、オーナー様の水田を証明するあっぷふぁーむ指定のオリジナル看板を設置することができます。
収穫した玄米は当社にて保管し、オーナー様の希望により都度精米をしてオーナー様オリジナル米袋にいれてお届けいたします。また定期的に開催する体験イベントでは、米職人との意見交換や農作業習得などに参加でき、農具の貸出や農業が始めての方には指導も行っています。

・企業にとってのメリット
企業のCSR活動の一環／お歳暮やノベルティーなどの贈答品／社員研修／NGOへの寄与
・飲食店にとってのメリット
“食へのこだわり”をアピールすることで他店との差別化／お客様へのノベルティー／NGOへの寄与
・教育施設にとってのメリット
食育や社会勉強の場／遠足・グリーンツーリズム／貴重食材への安全と安心の提供／社会貢献やNGOへの寄与
・福祉施設にとってのメリット
貴重食材への安全と安心の提供／他施設との差別化／環境保全やNGOへの寄与／田舎体験で心のリハビリの提供

＜料金設定＞
普通栽培：3万円／1a(アール)
特別栽培：3.3万円／1a(アール)
※1a(アール)辺り玄米45kg保証
※オーナー様の予想消費量・栽培方法・生産者情報などをもとに、ご予算に応じた最適な水田を選ぶことができます。

■現地見学会の詳細
場所：鳥取県日野郡日南町
日時：平成22年3月20日(土)〜3月29日(月)
　　　午前の部10:00〜12:00／午後の部14:00〜16:00
主催：農業生産法人 株式会社あっぷふぁーむ
協力：日南町役場 商工観光室
申し込み方法：電話受付　0859-82-1200

※現地見学会に参加された70組様に21年度日南町産コシヒカリ5kgをプレゼントします。

■今後の展望
2009年度は5企業と契約し、生産委託先の農家の所得は約1.5倍となり、保管業務を含めると約2倍を確保いたしました。2010年度は100企業との契約、そして2015年度には全国の過疎地50件を主体に、100,000社との契約を目標としております。
また農業において、うつ病や心の障害者の雇用環境を創出することで、日本の課題となっている内需拡大に効果的な社会貢献事業のパイオニアを目指しております。

【会社概要】
会社名　： 農業生産法人 株式会社あっぷふぁーむ
所在地　： 鳥取県日野郡日南町福万来843番
代表者　： 高橋 隆造
設立　　： 2009年4月10日
資本金　： 450万円
事業内容： 農業生産、水田オーナーズクラブの運営
URL　　 ： http://upfarm.co.jp